前回のサシバ夫妻ですが、姿が見えなくなりました。
2度ほど見に行きましたが姿を見れませんでした。
何か気に入らないことがあって移動したか、そもそも繁殖地へ向かう途中だったのか。
ですが、このつがいのお陰でひとつ発見がありました。
サシバは繁殖地に渡来直後から営巣を始めるらしいのですが、ということは越冬地で相手を見つけているのでは?ということです。
カモ類が越冬地で相手を探すというのは分かっていますが、サシバもそのようです。
ネットで調べてもサシバの繁殖相手探しの情報がないので真偽は分かりませんが。
仮に繁殖地へ向かう途中でも交尾をしていたとなると、越冬地ですでにつがいになっている可能性大です。
念の為GW中にもう一度見に行こうと思っています。
他の鳥たちも繁殖が始まっています。
ハシボソガラスの巣には既に雛たちが。
去年観察した巣です。ハシボソガラスは毎年同じ巣を使う傾向があるようで、この巣は私が知っているだけでも今年で3年目です。
スズメも巣材集めに余念がありません。
近くの藪に巣があると思います(縄張り主張の囀りをしていた)。
イワツバメは、だいぶ増えて50羽程になりました。
小さな群れで行動していて、全部の個体が一堂に会さないので正確な数は分かりません。
そして本格的に巣作りに入りました。
濃い色の部分はまだ巣材である土が乾いていない場所です。
色が薄い場所は既に乾いているか、去年作ったところです。
1羽が巣に残り固めたり成形をし、もう1羽が材料を運んでいるようです。
巣材である土は近くの田畑から調達します。
濡れて粘土状になっている土を運びます。
この日は前日に雨が降ったので好条件でした。
この個体は骨材(土だけでは強度が弱いので補強のために入れる材料)になる枯れ茎も運んでいます。
この巣は骨材が目立っています。
鳥の羽根も骨材にしているようですね。
羽軸(羽根の中心の骨の様な場所)を骨材としている?
去年観察した時は、大方の繁殖が終わっていた時期で見れませんでしたが、
一から巣を作っている所も見れました。
濃い色の所が作り始めた巣で、左隣には巣があったであろう痕跡が見れますね。
こちらの巣はもう少し進んでいますね。
古い巣を補修して使う個体がいて、新たに作る個体もいる。
この時まだ古い巣が残っていて、古い巣を再利用する方が早くできると思うのですが・・・
古い巣を使う個体と新たに作る個体の違いですが、今私が思いつくのは、去年作った個体が今年も使う。でしょうか。
新たに作っている個体は去年生まれか、去年作った巣が何らかの理由で無くなっていた?
これもネットで調べても出てきませんでした。
どんな場所で営巣するかなどを調査したデータは見つかりますが、古い巣を再利用する個体と新たに作る個体についての考察などは見つかりませんでした。
同じ場所でツバメも泥を集めていました。
喧嘩するでもなくとても平和的に笑
近くではチョウが給水(?)をしていました。
調べたら「雄チョウが吸水行動によってアンモニアを窒素源として摂取し筋肉や精子の生産に役立てている」という研究が見つかったので、それかもしれません。
ゴイサギも巣作りを始めました。
去年同様巣までは70メートルありますが、ことしはとてもよく見えるところに巣を作ったつがいがいます。
何の被りもなく丸見えです笑
ゴイサギの巣作りは、1羽が枝などの巣材を運んできて、もう一羽が受け取り並べて、相撲の四股のような動きで踏み固めます。
去年、一応交尾も見れたのですが、枝に隠れた状態だったので今年はガッツリ見たいですね笑
ゴイサギは主に巣で交尾する様なので。
ここには繁殖はしない若い個体(去年生まれ?)もいて(青丸)、繁殖で忙しい成鳥(赤丸)のことなどお構いなしに小競り合いやじゃれ合いをしています。
左の成鳥は苛立っているようでした。睨みつけているように見えます。
ついに巣の側で騒いでいる若2羽にたいして成鳥がキレました!笑
全身の羽根と冠羽を逆立てて怒鳴りつけていました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
人間界では悪いことした知らない若者(子供)を怒ると、何されるか分かりませんし、逆に親から文句言われるかもしれませんから、スルーしがちですがゴイサギを見習わなければいけないかもしれません。
ササゴイも来ていました。
ササゴイは冬には九州以南で越冬します。国内での移動なので漂鳥です。
去年は繁殖しなかったようですが、3年前までは毎年繁殖していたし(営巣木が伐採された)、ここ2年ぐらいは巣を見ているので今年は期待したいです。
鳥たちが1年で一番にぎやかな季節になりました。
そして私の疑問は年々増えていきます笑
私は子供の頃は大人を質問攻めにして嫌がられていました笑
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