来週中に孵化だと思っていたのですが、15日に巣の様子を見に行ったら孵化してました。
現地に着いた時にはオスもメスもいませんでしたが、観察しているとオスがやってきたので、抱卵交代だなとファインダーを覗くと、雛が見えました。
どうやら、抱卵開始日と思っていた日が間違っていたようです。
交尾を見た日の次の日に抱卵している巣を発見したので、その日が抱卵開始と思い込んでいたのです。
他の鳥でも抱卵中や育雛中にオスがメスに交尾しようとして拒否される場面を見ますが、それだったようです。
メスもエサを運んできては雛に与えます。
メスはたまに抱雛という、抱卵中のように巣に覆いかぶさる行動をします。
羽根が生えそろっていなくて、体温調整を上手くできない雛の身体が冷えるのを防ぐ為です。
オスの方は餌を与えた後、巣の縁で廻りを警戒したり、雛を見守ったりはしますが、抱雛はしません。
個体差なのか、サンコウチョウという種はしないのかは分かりません。
近くの有名ポイントでも抱卵中なので、そちらでその辺も観察したいと思います。
雛は餌をもらった後、親の方にお尻を向けて糞をします。
それを親が嘴で受け取ります。
最初は巣内から拾っているのかと思いましたが、親があまり奥まで頭を入れずに糞を咥えるので、もしや直接受け取っているのでは?と予想をしていました。
後日、次の日に観察していた鳥友さんに確認したところ、その場面が動画で撮れていたので確信出来ました。
巣内を汚さないための工夫でしょう。
去年の巣は、見上げる形での観察だったので、こういう場面を見ることは出来ませんでした。
解像度無視で拡大してみました。
雛は3羽のようです。
可愛くてたまらないですね。笑
親たちは餌運びに大忙しです。
取り敢えず無事に孵ってくれて良かったです。
梅雨が本格化する前だし。
そして今回とてもいい場面が撮れました。
たいていオスメス交代するような形で餌を与えるのですが、たまたま一緒になってしまいました。
最初メスはオスが終わるのを待っていたのですが、餌を複数咥えてきた時は、1匹づつを1羽づつに与えているようで、時間が掛かります。
この時もそうで、メスは待ちきれなくなったのか、オスの隣に移動して・・・
オスも少しずれて、同時に与え始めました。
これはヤバい!!
ネットで探してもこんな場面は見たことないです。
嬉しさに震えました。笑
と、この日までは歓喜していたのですが、昨日18日に観察に行くと、親たちは来ないし、巣の方も全く動きがありません。
雛たちが襲われた?しかし、巣の方は綺麗に残っているのでそれは無いようです。
雛が巣から落ちた?昨日は雨は降っていましたが、風はそれ程でもなっかたのでそれも無いようです。
誰かが雛を持ち去った?一番可能性が高そうですが、この巣があるホオノキは、7メートルぐらい全く横枝が無いので登るのには苦労しそうですし、有名ポイントの巣の方が昇るのは容易で、認知度も高いのにそちらは無事なのでこれも違うような気がします。
そうすると、巣立ったとしか思えないのですが、サンコウチョウの巣立ちは早くて8日ぐらい、平均10日程らしいので、早い気がします。
メスも姿を見せないので、鳥友さんと近くを探してみましたが見つけられませんでした。
11日に抱卵中というのを確認していて、早くて12日に孵化したとして、7日目で巣立ち。
無くはないかもしれませんが・・・・・
オスは何度か餌を持ったまま現れて、縄張りを主張するかのように巣のそばで囀っていました。
そして、しばらくすると飛び去りました。
抱卵中と育雛中は巣の近くに来ると囀らなくなっていたので、今までと違う行動です。
一度巣に行き、中を覗き込んだことがありました。
これは他の鳥でもあるのですが、巣立っていない雛がいないか確認かもしれません。
相変わらず全身が入らない程近くに来てくれるのですが、雛がどうなったか気になります。
会話ができればなぁ・・・
巣立ったとしてもまだまだ親から餌をもらうはずなので、この後ももう一つの巣そ観察しつつ、こちらの雛の捜索もしてみようと思います。
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