秋の訪れを感じる野鳥は人それぞれだと思いますが、私はツツドリです。
春に日本に来て繁殖して、東南アジアなどで越冬する鳥です。
ホトトギスやカッコウの仲間なので繁殖の時は主にセンダイムシクイという鳥などに托卵します。
低山地で繁殖して、8月下旬頃に都市部に近いサクラ並木などにひと月ほど滞在して、ケムシ、イモムシなどを食べて渡りに備えます。
去年28日に撮っていたので行ってみました。
ここは河川敷にほど近い場所で、ツバメも渡り前なので集まって来ていました。
左が成鳥、右は恐らく今年生まれの幼鳥です。
6時台で25度ですが先週よりはましな気がします。
食事をして6時過ぎに駐車場からポイントに向かって歩いていると、カメラマンが一人いますが撮っていなかったので通り越して普通に歩いていくと、ツツドリが飛びました。
カメラマンは居るのに気付いていなかったようです。
ツツドリは山から下りて来て間もないので、この時期に人のせいで飛ばしたくありません。
ここでの警戒心が強くなってしまうと思うからです。
何本か先のサクラの木に停りました。
20メートルぐらいの場所から双眼鏡で停まっている場所が分かったので、慎重にさらに近づきます。
以外と肝っ玉の据わった個体のようで、初対面のオッサンを10メートル以内に入れてくれました。笑
綺麗な青型の個体です。
ツツドリは基本この色ですが、メスの中には茶色になる個体がいて、それを赤型と言います。
こちらは去年の写真ですが、赤型はこんな色です。
今日も飛んでるのは見ましたが、写真は撮れませんでした。ここには今の所赤青1羽づつがいるようです。
青型のこの個体は45分ぐらい約10メートルの距離で撮影させてくれました。
体色とサイズがキジバトに近くキジバトが飛んでいると紛らわしいのですが、風切り羽根や尾羽の裏などにも模様があって、観察しているととても綺麗です。
羽繕いをしたり・・・
伸びをしたり。(エンジェルポーズ)
〇んをしたり。笑
この枝はリラックスする場所の様で、暫くしたら餌を獲りに移動しました。
ツツドリはこのケムシが好きみたいです。
【閲覧注意】ケムシの画像を貼ります【閲覧注意】
モンクロシャチホコという蛾の幼虫らしいです。
見てるだけでトリハダものですが、ツツドリは喜んで食べています。笑
ここまでが着いて1時間ぐらいの写真です。
この後、
飛び去ってしまいましたが、まあ来るだろうと間待つことにしました。
10時前に戻ってきましたが、今度はエサ捕りがメインだったようで、ジッとしてくれません。
餌捕る時は常に動いているので、なかなか良い写真が撮れません。
これも被りまくり。笑
今回初めて気づいたのですが、結構枝の上を歩いてケムシを捕っていました。
今までは停まっている時に探して、ケムシの所に飛んで捕まえるというイメージだったのですが。
個体差はあるかもしれませんが。
10時には35度ぐらいになっていたので、ツツドリも暑そうですね。笑
ツツドリは、凡そひと月ぐらいはここにいるはずなので、また来ようと思います。
セミでいうと、アブラゼミが鳴きだすと秋という感じですね。
今季初ツツドリが至近距離で撮れたので出来過ぎです。
私は、その場所に鳥が入って、すぐの時期の人間の対応でその後の警戒心にある程度影響あると思っていて、この時期はなるべく人のせいで飛ばすことが無いように心掛けています。
観察する以上鳥にストレスはかかっているのでしょうが、居ることを許されたら居ていいのではないかと思っています。
これからも許される限り近寄りたいと思います。笑
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