前回アップした中でトビのことを書きましたが、トビとカラスのバトルをつい先日、撮ることが出来ました。
発端は鳥見をしていた橋の上流にある管理釣場の釣り人か、いけすからトビが50センチ程あるニジマスをパクってきたことです。
なぜパクってきたと分かるかというと、ミサゴやワシ類などの大型猛禽類の様に、豪快に川に飛び込んで魚を狩るということを、全くしないわけでは無いですがトビはほとんどしません。
死肉をあさったり、昆虫、爬虫類などを食べたり、都市部だと、生ごみを漁ったり・・・つまりカラスと食性が被るのですね。
見た目は猛禽類っぽいですが(笑)実はズルくて、おちゃめなのです。
ではその時の様子を見てみましょう。
トビ「いやぁ~今日はついてるわ~。でかいニジマス落ちてたもんなぁ。昆虫食わずに済むよ。昆虫の足とか刺さるし、あいつら草ばっか食べるから青臭いんだよなぁ。どっかに隠しておけば2~3日食えるぞぉ~」
そこへハシボソガラスが・・・
トビ「チッ、嫌なやつが来たな・・・」
ハシボソガラス(心の声)「オッ!トビのやつあんなでかいニジマスを・・・ちょっとゴマすればくれるかなぁ・・・」
ハシボソガラス「いやぁ~流石は猛禽類を代表するトビさんですねぇ~ そんなに大きなニジマスを狩るなんて~ スズメ目の私らには到底真似できませんよ~ いやぁ~流石だなぁ~ ところで・・・」
トビ「やらん!!」
ハシボソガラス 「・・・・・(ブチッ!)最後まで聞けや!ちょっとぐらいくれよ!そんなでかいの一人で食べきれねーだろ!」
トビ「ウッセー!2~3日に分けて食うんだよ!欲しけりゃ自分で狩れよ!」
ハシボソガラス「なに自分で狩ったみてーなこと言ってんだよ!釣り人からパクったんだろーが!」
ハシボソガラス「よこせや!ゴルァァァ!」
ハシボソガラスの交渉は失敗に終わり、トビはニジマスを抱えて逃げ出します。
執拗にトビにアタックするハシボソガラス。
至近距離でのバトルなのでピントが合わない。
トビの翼開長は150センチほどあるので、このニジマスは50センチオーバーか。
この後2羽のハシボソガラスがトビを追っていきました。
そして数分後・・・
ハシボソガラス「やっ#$%H&'>d+P'h%&$Y~=?*+`P/x[\0・・・」
嘴いっぱいに切り身を頬張りながらハシボソガラスが橋の所に戻ってきました。
分けてもらったのか、奪ったのかは分かりませんが・・・
カラスは数羽でクマタカにさえモビング(自分より大きな鳥や、ヒエラルキー上位の鳥に攻撃を加えること)することもあります。
トビに対してはもはや彼らはモビングと思っていないのかも?笑
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