探鳥地として有名な河口湖フィールドセンターで鳥見をしようと思って行ったのだが、あいにくの小雨。会館時間前だったので山中湖付近の有名な水場の場所を確認しに行った。
ここは、別荘地で近くに駐車場が無く、湖畔の駐車場から30分程歩かなくてはいけない。
ここは、来年の春にでも来ようと思う。
河口湖フィールドセンターに戻ったがやはり雨なので、時折晴れ間の見える山中湖での水鳥撮影に集中することにした。
途中で白鳥を見掛けたので慌てて空き地にクルマを停めて撮影した。
オオハクチョウだと思っていたので、興奮してクルマに戻ってググってみると、どうやらコブハクチョウで、1960年代に山口県からもらい受けた個体の子孫たちがここで暮らしているらしい。
遊覧船の船着場付近にはエサも売られていて人慣れしていて、かなり近くに来てくれる。
奈良のシカみたいな感じか。
嘴付け根のコブが特徴。
成長途中の若。
羽色が変わり始めていて、コブが小さい。
ドヤァ!
はい。美しいです。笑
水面を走るように近距離を移動していた。個人的に水面(みなも)ダッシュと呼んでいる。
遊覧船が近づいたからだ。
遊覧船は鳥達が進行方向にいないように、時折警笛を鳴らしながら移動している。
警笛が聞こえると鳥達は一目散に逃げだす。
全長で150㎝ほどもあるので、コブハクチョウの水面ダッシュは迫力があった。
コブハクチョウ以外にもお馴染みの水鳥や野鳥もいて楽しめた。
冬になるとあちこちで姿を見掛けるヒドリガモ。
ヒドリガモ3羽。
先頭はメス。向かって右は普通の若。左はおそらく、日本ではあまり見ることのないアメリカヒドリとの交雑種。
一部繁殖地が被るようで、交雑種は日本でもたまに見掛ける。
顔にアメリカヒドリの特徴の緑色がある。
遊覧船から逃げるオオバンの水面ダッシュ。湖の中央部にかなりの数がいた。
船着場のオジサンによると、冬になるとやって来るらしい。
東京近辺だと留鳥なのだが、基本国内を移動する渡り鳥。
水鳥の多くは近距離移動時は水面を駆けるように移動する。
カモの仲間、バンの仲間、カイツブリの仲間、みんな水面ダッシュをやる。
カワウも沢山いた。この個体も遊覧船から逃げてきた。
若いハシブトガラス。
魚が主食のカワウ以外の水鳥や、カラスは、コブハクチョウに観光客が与えるエサのおこぼれをいただいているので、コブハクチョウが近くにいると岸辺付近に集まってくる。
トビは、カワウの魚を横取りしようと、カワウとバトルをしていた。
10メートルぐらいの距離。
こうしてみると迫力があり、流石は猛禽といった佇まいだが、猛禽界でのヒエラルキーはかなり低い。笑
探鳥していると、いつもカラスと食べ物を奪い合っているという印象だ。
かなり遠くをカモメが飛んでいた。
この日は晴れ間が見える時もあったが、一日中曇り空で、富士山は見れなかった。
鳥見をはじめる前なら富士山が見れなかったらがっかりしたかもしれないが、目的が鳥なので途中まで富士山が見えない事にさえ気づいていなかった。笑
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