ついにゴイサギの雛が孵化しました。
遊歩道から見えている巣は二つあって、見やす方の巣が先に孵化するのでは?という私の予想とは違って見にくい奥の巣の雛が孵化しました。
昨日6時から観察を開始しました。
まず私の近くに来たのは、
シジュウカラの雛です。
シジュウカラ特有の前掛けとネクタイの模様はまだありませんが、近くに親鳥が来れば「エサくれ!」と要求はしますが、貰えないので自分で餌を獲っているので、巣立ち後時間がたっているようです。
そしてゴイサギですがよく見える巣は、
まだ卵が見えていました。
この時はこちらが先に孵化すると思い込んでいたし、奥にある巣で抱卵している個体に動きがあればここでも見えるのでここで観察をはじめました。
1羽が巣材を運び、抱卵中のもう1羽が受け取り巣の補強をしていました。
小1時間すると奥の巣でも巣材を運んできた個体がいたので、少し移動してそちらの観察に入りました。
青が巣材を運んで来た個体、赤が抱卵中の個体です。
遊歩道から見える巣の位置関係はこんな感じで、この時間帯巣にいる個体はいずれもメスではないかと思います。外の2羽は赤矢印は赤丸、青矢印は青丸の巣の個体とペアです。
何となくこのままこちらを観察し始めたら・・・
親鳥の脚元でチョコチョコ小さい何かが動いています。
ん!?
孵化してる!!
まだかなり小さいですが雛です!!
ゴイサギの成鳥が体長60センチ程ですので、10センチも無いようです。
何とか写真に収めようと四苦八苦しました笑
動画の題名が孵化2日目と書いてあるのは、前回3日の月曜日に来た時はまだ卵だったので、4、5日のどちらかで孵化したのが間違いないからです。
ゴイサギの巣は主に木の枝で組んであるので、巣の底はある程度平らに近い感じかと思っていたのですが(同じく枝で組まれたハシボソガラスの巣はほぼ平らだったようで、雛が小さいうちから見えた。)、角度を変えても雛を見るのが困難で、ゴイサギの動きなども見ていると、どうやら逆円錐というか、すり鉢状のようです。
いろいろ作戦を考えて、
ゴイサギのここ(脚の間)に見えた雛を狙うことして、観察場所を決めました。
最初の動画もそれで撮りました。
早朝は雛達もあまり動かないので頭の羽根が少し見えるぐらいでした笑
雛が孵化して数日は、親鳥は抱卵中と同じようにほとんどの時間、雛に覆いかぶさっています。
この期間を抱雛期(ほうすうき)といいます。
雛は孵化して数日間は体温調整が上手くできないので、親鳥がフォローします。
主に寒さ対策と、昼間も抱雛しているので直射日光対策、あと外敵から雛を隠すのも目的ではないかと思います。
数時間してやっと眼と嘴が見れました。
気温が上がってきたら、雛達も動くようになったのですが、その度に親鳥にお尻でグリグリされて乗られてしまっていました笑
孵化したので、外の個体が餌運びをすると思っていたのですが、一向に運んできません。
ゴイサギは夜行性なので夜だけなのか?と思って観察していると、8時半頃から頻繁に立上りゴソゴソ始めました。
最初は巣材の調整でもしているのかと思っていましたが、夜の間にため込んだ餌を吐き戻して雛に与えているようです。
上の写真もその最中です。
雛の孵化から張り付いてガッツリ観察するというのは、サンコウチョウで経験していますが、サンコウチョウは孵化直後から巣の外にいる個体が運んで来た虫をもらって食べていました。
サンコウチョウの場合、小さな羽虫から始まって雛の成長に合わせて餌も大きくなっていき、巣立ち間際にはギンヤンマを食べるほどでした。
ゴイサギの場合、餌が魚や爬虫類、両生類なので雛の成長に合わせて餌のサイズを変えるというのは難しいかもしれません。
こういうことはネットや図鑑で調べてもなかなか出て来ないです。
その鳥が何を主食にしているかまでで、雛の時にどういう状態で餌をもらうかなどは観察して知るしかありません。
午前中にかなりの回数餌やりをしていました。
8時半頃から昼頃までに7~8回はしていたのではないでしょうか。
昼頃になると雛も眠くなってきたようで、大欠伸です笑
こんなの見ると悶えてしまいます笑
来週早々はまだ抱雛しているでしょうが、雛も成長するしジッとしていないでしょうから、もっと容易に姿を見れるのではないかと思います。
今日あたりもう一つの巣でも孵化していそうで、行こうと思っていたのですが、腰痛が・・・笑
車のシートのちょっとしたポジションの違いで腰痛が起こることがあります。
ジジィなのである程度仕方ないですね・・・笑
もう1種の繁殖の期待がかかる(私が勝手に期待しているだけですが笑)ササゴイはまだ兆しがありません。
恐らくオスのこの個体は、
脚や目元に明らかな婚姻色が出ていて、メスであろう個体と過ごしているにもかかわらず、巣材運びなどをしている様子がありません。
ゴイサギ観察中に面白いものが見れました。
水浴び中のカワウの側に、池の別の場所で大物を獲った別のカワウがやって来ると、
水浴びしていたカワウが横取りしようと襲い掛かりました。
コイでしょうか?かなりの大物ですね。
それにしても後ろの個体、完全に噛みついてます笑
長良川などで有名な鵜飼いですが、あれはウミウというカワウとは近縁種のべつの鳥です。
カワウに比べウミウは大人しい性格で、人に慣れ飲んだ魚を吐き出すが、カワウは獰猛で飲んだ魚は吐き出さないらしいです。
首を噛まれたぐらいでは吐き出さないとあなたが一番分かっているでしょうに・・・笑
数分すったもんだして飲み込みましたが、まだ噛みついています笑
矢印の辺りにまだ獲物があるのがわかります笑
それほど大物でした。
ようやく離しました。
獲物はまだ胃まではいってないようですが。
あぁ今日も行きたかった・・・笑
今日あたりもう一つの巣も孵化しているのではないだろうか?
早速クルマのシート用の腰のクッションを買いました笑
腰の状態によっては明日行こうと思います。
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