実はゴイサギとササゴイのことを書こうと思っていたのですが、イワツバメのコロニーを見つけてしまったのでそちらのことを書きます。
ササゴイは何故か繁殖を止めてしまい(前からいる成鳥3羽はいる)、ゴイサギは集団(3羽程残っている)で何処かに移動してしまいました。
ササゴイは2羽がペアになっていて、もう1羽がよく川の方に狩りに行くので気になっていました。
そんな時、地元の鳥好きの方に「この川の上流に沢山ツバメがいるよ。」と教えてもらったので、ササゴイの狩場探しを兼ねてツバメを見に行くことにしました。
小さいカメラを持って、左岸を歩きました。
途中までは川岸が公園の一角の扱いなのか整備されているのですが、途中からは葦が茂っていてオオヨシキリ、セッカなどいます。
この日はセッカの姿をちらりと見ただけでしたが。
歩いているとツバメの姿が目立って来ました。
20羽ぐらいが飛んでいて、数羽は休耕田の水溜りで何やらしています。
最初は水分補給かとも思ったのですが・・・
泥を運んでいました。
時期的に、2番子(シーズン2度目の繁殖の子)繁殖に向けての準備のようです。
既に1番子は巣立っています。
しかもよくよく見るとイワツバメですね。
よくみる民家の軒下などに巣を作るのは「ツバメ」です。
そして日本には5~6種のツバメが繁殖しているらしいです。
私が見たことあるのが、ツバメ、ショウドウツバメ、ハリオアマツバメ、イワツバメです。
イワツバメもツバメ同様渡り鳥で、遠くは東南アジアで越冬します。
九州辺りで越冬又は留鳥になっている個体群もいるらしいですが。
それ程珍しいという訳ではありませんが、私はこんなに身近で見るのは初めてです。
毎年のタカの渡りの時に、ルートが同じなのか見掛けた程度です。
上がイワツバメ、下がツバメです。
違いは、
まずイワツバメの方が一回り小さいです。
黄矢印の喉元がイワツバメは白、ツバメは茶色。
青矢印の上尾筒がイワツバメは白、ツバメは黒。
赤矢印の尾羽がイワツバメは一応V字なんですがあまりVに見えないが、ツバメはハッキリとV字。
分かり易いところだとこんなところでしょうか。
つばさの形なども違いますが。
泥を運んでいるということは、近くに巣があるはずで、飛んでいる個体を追って見ると、
ありましたありました。
高速道路の橋の裏側に巣を作っていました。
っていうか、ここに20以上の巣があるんですけど笑
こちら側から見えない所に行く個体もいるので、もっとあるかもしれません。
動画で、巣内にずっといる個体がいますが雛ではなく、仲間が運んで来た泥で内装を仕上げているようです。
これは動画の巣ですが、色の濃い部分はまだ泥が乾いていないので、1番子巣立ち後から作り始めたのでは?と思います。(色の濃い部分も下の方は乾いてきているので数日前から工事を始めたのではないでしょうか。)
拡張しているのか、泥をコンクリート面に貼り付けているだけのようなので落ちたのか、もう少し観察しないと何とも言えませんが。
左の所はほぼ1から作っているようですね。
こちらも泥の跡がある所に作っているので元々ここに巣があって、雛が巣立って手入れをしなくなって落ちた?
見ていると若いような個体も泥を運んでいます。
ツバメは群れで子育てをするので、1番子は2番子の繁殖の時に巣作りや雛への餌運びを手伝うんですが、イワツバメもそうみたいですね。
仮に巣が30あったとして、雌雄1羽ずつなので最初は最低60羽いて、1つの巣で5羽孵化したとして150+60で210羽。
全ての雛が無事だったとは思えないので、3割ほどが既に命を落としたと仮定しても150羽ぐらいはいるのではないでしょうか。
たまに川で水浴びと給水を。
バシャッと入り、
プハッ~と。
たまに上空高く飛行する時がありますが、そんな時は食事中です。
飛びながら小さな羽虫を食べています。
ツバメにしてもイワツバメにしても、人に対して他の鳥より警戒心が薄いからなのか、よく煽るように飛んできます。
望遠レンズで見ていると、ぶつかるんじゃないか?と思うこともあります。
なんか悪い顔に見えますね笑
「オラオラそんなとこにつっ立てると邪魔なんだよ!」笑
寸前で避けます笑
実際はピントが合わなくなるのが6メートルぐらいなので、まだそれ以上距離があるのですが。
見ていると、木や信号、標識、建造物などに対してもそうなのでそういう習性なのかもしれません。
稲穂の上を悠々と飛ぶイワツバメ。いいですね。
これぞ日本の風景。
と思ったら、飛びながら出すものだしたりもします。
まぁそれも侘び寂びです笑
見つけてしまったということは張り付けということですね。
分かりました笑
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