なんとゴイサギが巣立ったようです。
昨日行ったら抱卵雛している様子が無く、それでも巣を観察していたのですが、巣の中に雛がいる雰囲気はありませんし何の動きもありませんでした。
孵化した日に間違いがあるのかとも思いましたが、写真やブログを確認したら、恐らくそれも間違っていなさそうなので、20日弱で巣立ったようです。
一般に20~25日で巣立ちと言われているので、誤差の範囲内でしょうか。
親鳥も1羽はいつもいる所にいたのですが、もう1羽は姿を現さなかったので、恐らくコロニーの奥に雛といるのではないでしょうか。
木々をジャンプ出来るようになったら見える所に出てくるのではないかと思っています。
ですが、もう一つの巣で先週の1羽目に続いて今日は3羽の雛を確認しました。
巣の整備をしている親鳥の脚元にチョロッと雛が見えます。
2時間ほど張り付いていて、3羽の雛と卵が一つ見えた気がしたのですが、もし見間違えでなければその卵は孵らない気がします。
孵化前に息絶えたか、元々無精卵だったか。
う~んこの巣の巣立ちは見届けたいですね。
今回で一般的に巣立つ日数に加え、巣立つ雛のサイズもだいたい分かったので、次は巣立ちに立ち会えたらと思います。
新しいカップルも順調に巣作りに励んでいます。
65メートルの距離でも双眼鏡を使えば、脚元に枝が組んであるのが分かるぐらいになりました。
メスの方は恐らく初めての繁殖だと思うので、上手くいってほしいですね。
ササゴイも、
順調のようで、恐らくですが産卵期に入っているのではないでしょうか。
前回に比べ2羽ともが巣にいないことが多くなっています。
これは私が数種の鳥の繁殖を観察した個人的な意見ですが、巣が完成して産卵期に入ると、オスは当然ですが、産卵も主に1日に1個なのでメスもその日の産卵を終えるとやることが無いので巣を離れることが多いです。
抱卵は複数の卵を産み終えてから(ササゴイの場合は3~6個)始めます。
なるべく孵化時期が同じになるようにです。
たまに戻って黄身が片寄らいように卵を動かしたり巣の整備はしています。
抱卵に入るとササゴイは雌雄交代で行うので、交代する姿が見れるので分かると思います。
この日はあまり見ないお客さんが何種か飛来してきました。
トビです。
都市部でも居る所には居るのですが、ここでは滅多に見ません。
ハヤブサも。
ここでの珍しさは、オオタカ>トビ>ハヤブサって感じでしょうか。
しかしもっと珍しいというか、私はここでは初めて見たのですが、
コアジサシです。
私も2017~2020年頃、ここからクルマで30分程の沼で観察していました。
コアジサシは飛びながら又はホバリングしながら魚を探し、見つけたら水に飛び込んで魚を獲ります。
魚に向かって急降下します。
この日は飛び込む姿は撮れなかった(動きが速くて私の技術ではファインダーで追いきれないので、それ用の道具が必要です。この日は付けていませんでした。)ので、2019年に別の場所での写真を2枚載せます。
こうなって・・・
こうです笑
この時は画角からはみ出すほど近くで飛び込んでくれたので、水柱も良く写っています。
2羽出来て何度か飛び込んで1羽は魚を獲ったので、ここを狩場の一つに加えてくれるとありがたいですね笑
この日はオナガもよく囀っていて、池の対岸でハシボソガラスに突っかかていました。
オナガもカラス科なので気性は荒い方だと思うのですが(以前雛を連れている個体がネコに攻撃しているのを見たことがあります。)、何も無ければカラスには行かないと思うので、対岸まで約300メートルを機材担いで早歩きで向かいました。
いましたいましたオナガです。
正面から見るとお笑いコンビバナナマンの日村さんみたいですね笑
早速看板の陰に隠れながら撮影です。
この個体のするホッピング(両足をそろえてピョンピョン跳ねて前に進む方法)がなんかぎこちなかったのでカメラで追っていると、
とてもいい所に来てくれました。
なんていい子なんだ君は笑
ぎこちないので巣立ち雛かと思っていたらやはりそうでした。
親鳥が餌をやりに来ました。
親鳥と比べるとやや身体が細く一回り小さいかなと思いますが、色柄は既にいっちょまえですし、別々でいたら分からないぐらいの大きさです。
ここについてこの写真を撮るまで5分程です。
たまにこんなことが起こるからやめられないんです笑
ゴイサギの巣立ちには立ち会えませんでしたけれど、この日はコアジサシやオナガの雛のお陰で充実した観察でした。
とても運のいい1日でした。
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