イワツバメコロニー3

イワツバメのコロニーの様子を見に行きました。

ここの所35度以上の猛暑日が続き、老体にはきつい日々です笑


イワツバメのコロニーに関して分かったことがあります。

グーグルマップのストリートビューを見ていて、

最終更新が2019年4月なんですが、高速道路の裏側が現在の様なコンクリートではなく、鉄骨むき出しです。

当然この状態ではイワツバメは巣を作れないので、工事をいつしたのか分かりませんが、イワツバメがここをコロニーにしたのは2020年以降ということになります。

だとするとまだ行政や野鳥の会も把握していないんじゃないでしょうか。

私以外観察している人に合ったことないし。

特に野鳥の会に知られるとたちまち拡散されるので気をつけないといけません。

今年の冬から春頃にシート防水の工事か塗装工事をしているので、行政は繁殖を把握していそうです。

何の鳥か?と野鳥の会などに確認が行っているかもしれないので、来年は野鳥カメラマンが殺到しているかもしれませんね。

よく珍鳥迷鳥情報の拡散がSNSやブログだとされることがありますが、私は100%野鳥の会が原因だと思っています。

野鳥の会がメディアに協力して取材させて、地名と場所を特定できる写真を載せ、記事の中で「静かに見守りましょう」って静かに見守りたかったら取材協力すんな、記事にするなと笑


6時頃に現地に行ってみましたがイワツバメたちは居なくて、7時近くになって塒(ねぐら)から出てきました。

私も野鳥にそれ程興味がない頃は、塒と巣を同義語だと思っていたのですが、実は全く違います。

殆どの鳥は巣と塒は別物で、巣は繁殖する為だけの場所で、抱卵している個体以外は繁殖中でも休む(寝る)のは塒です。

安全だと思われる森だったり大きな木だったり、藪の中だったりで夜を(夜行性の鳥は昼を)過ごします。

イワツバメ達は近くの林?森?を塒にしているらしいです。

巣の中がどういう状態か分からないので(産卵期か、抱卵中かなど)この日は取り敢えず採餌の瞬間を撮ろうと撮影を開始しました。

ツバメの仲間の多くは飛びながら、やはり飛んでいる虫を獲るのです。

こちらは数年前にハリオアマツバメが今まさに虫を食べる瞬間の写真です。

赤丸内の白く光っているのが虫で、ハリオアマツバメは口を開けています。

恐らくアマツバメも食べる時はこれに近い体制になるのでは?と予想してシャッターを切りますがなかなかうまくいきません。

飛翔中の写真を見ていて虫を咥えているので、よし食べる瞬間を撮れそうだと何度も撮影していると、餌を持ったまま巣に向かう個体が。

まさかと思い追って見ると・・・

巣に身体を入れてゴソゴソしています。

この個体ともう1羽が代わる代わるくるので、雛がいるかもと思ったのですが、見ての通り巣が壺状で深そうなので中が見えません。

そのうちに・・・・・

!?

親鳥がいない時に顔を出してくれました!!

この時点では目が開いていないように見えます。(興奮気味に目が開いてない雛が顔出した!と知人にメールしたのですが、開いてました笑)

まだ産毛も映えていなさそうです

しばらくすると身体を出して餌をもらうようになりました。

まだ寝ていたんでしょうか?

高速道路の裏なのでうるさいですね。

雛は2羽いますね。

いやぁヤバいです。可愛いです。

そのうち他の個体もこの巣に集まるようになって来て、これは親鳥以外も給餌するのかな?と思っていたのですが、数十分みていたらどうもそうではないような気がしてきました。

親鳥の1羽が巣に入り、動画が始まってすぐに巣の入り口付近に来た個体を巣内の親鳥が追い払っています。

その後12秒頃に来た個体は追い払っていません。

この2羽がこの巣のつがいではないでしょうか。

そして28秒ぐらいに来た個体は巣外の親鳥が追い払っています。

動画では左の2羽には攻撃していませんが、このあと巣外にいる親鳥が体当たりして追い払います。

これっていわゆるツバメの子殺しではないでしょうか。

ツバメの子殺しとは、繁殖していない成鳥が繁殖中の巣から卵や、雛を落としてしまう行為です。

ツバメが巣から落ちているのは殆どこれが原因と言われています。

まだ雛のいない他の巣も同じような状態でした。

赤矢印の2羽がこの巣のつがいのようです。

動画でも高速道路のクルマの音が消えるぐらいの勢いでイワツバメが大騒ぎしていますが、小一時間で静かになりました。

繁殖している個体を残して、何処かへ飛び去りました。

こちらの巣も無法者達がいなくなり一安心のようです。

ということは襲われた巣では抱卵している可能性が高いのではないでしょうか。

雛に関しては対岸も廻って、雛がいる巣は今日の所は1カ所だと確認したので間違いありません。

まさかこの騒ぎ毎日やってるのか?笑


鳥の脚はだいたい羽根が生えていないのですが、イワツバメは違います。

足先の爪の手前まで羽根が生えています。

こんな感じで。

ツバメはたまに電線などに停まっていて交尾をしているのも見たことがありますが、イワツバメは何処にも停まってくれません。

やっと噂の脚毛を見れました。

おっさんの足毛は汚いだけで忌み嫌われますが、イワツバメの脚毛は愛らしいです笑


あまりに雛が可愛かったので大きくトリミングしてみました。

はぁ~なんて愛らしい・・・(*´Д`)ハァハァ

高級ブランドバッグでも、クルマでも、マンションでも何でも買ってあげたくなりますね笑






もうずっとここで繁殖しているものと思っていました。

カメラマンが一人もいなかったからです。

ですが、ストリートビューを見て繁殖を始めたのが最近だと知って、広まっていないだけだと分かりました。

ここは川幅が30メートルぐらいで巣までの距離が近いです。

巣の写真は殆どトリミングしていません。巣まで10数メートルです。

今のように数人ならイワツバメ達も川岸にいることを許してくれていますが、数十人になるとここでの繁殖を止めるかもしれません。

若しくは、行政が立入禁止の措置をとるかもしれません。

なので今年しか撮影出来ないつもりで張り付きたいと思います笑






zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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