久しぶりにカワセミやゴイサギ、ササゴイが繁殖している池に。
ここと他に2カ所ほど池を廻ってみました。
コガモが来ていました。
この時期主に大陸から渡ってくるカモのオスたちは、エクリプスといって羽根色がメスのように地味な色になっています。
メスのような色ですが3羽ともオスのエクリプスだと思います。
左の個体は換羽しはじめていて、顔の辺りにオスの兆候が見えますね。
以前撮った写真ですが、真ん中がオスです。
来月頃にはオスはこの色になっているでしょう。
繁殖が終わると変わるのですが、一応定説ではメスに選ばれる必要が無くなるし、外敵に狙われないように目立たない色になるということですが、その説は私は納得できません。
繁殖期で雛を守らなければいけない時期なら、寧ろ自分が目立って雛から引き離す方が子孫を残すという意味ではこちらの方が理にかなっていると思うからです。
実際親鳥が擬傷行動(傷を負って飛べないでいるかのような動作)をして外敵を雛や巣から引き離す種はいますし、身体を張って守る種もいます。
逆に巣や雛に危険が迫った時は親鳥の2羽が真っ先に逃げ出す場合もありますから(雛だけ残っても子孫を残せませんが、親鳥達が残れば時期によりますがもう一度繁殖できます。)何とも言えませんが。
いつかエクリプスになるカモの繁殖も観察したいのですが、私の住む地域だとカルガモぐらいで、エクリプスにならないので、機会があればということで笑
ダイサギも来ていました。
正式には亜種ダイサギですかね。
矢印部分が肌色?ベージュ?です。
この折れ曲がった部分、人にあてはめたらとの問いに、大半の人は膝と答えるかもしれませんが、実はかかとです笑
こちらの赤い部分が黒っぽい方は細かく分けるとチュウダイサギといいます。
正式には亜種チュウダイサギですね。
私の住む地域ではチュウダイサギは一年中いて、ダイサギは春前に北日本に移動して繁殖し、秋に戻ってきます。
身体を比べるとダイサギの方がやや大きいです。
左にいるのはコサギです。明らかに少し小さし黄色い足先が目印です。
カワセミも健在です。
最近やっとこの個体のお気に入りの狩場が分かったので、飛び込みも撮りたいですね。
少し大きめの池には数種の水禽類が来ていました。
マガモは最初の池にもいましたが、ここには数十羽いました。
マガモもこの辺では北に移動して繁殖し、冬に戻って来て越冬します。
交尾をしているマガモがいました。
先程のエクリプスとも関連するのですが、地味な色で越冬地に来たオスはこちらで派手な色(繁殖色)になります。
春に繁殖地に帰ってからパートナーを探すなら、越冬地で色が変わる必要ありませんから、越冬地でパートナーを決めて一緒に繁殖地に帰るといわれています。
この説は私は支持していて、根拠としては真冬に渡りを行うカモ類が交尾をしている(たぶん疑似交尾)のは何度も見ています。
とても気に入った相手といると繁殖期でなくても我慢できなくなるのでしょう。わかります笑
こちらのトリオは、赤丸がホシハジロ、オレンジがホシハジロのメス、青丸がキンクロハジロのメスです。
どちらもカモ科ハジロ属で繁殖地もシベリアやバイカル湖付近です。
エクリプスにならない種です。
サイズ感はこんな感じです。
ホシハジロが一回り大きいです。
この日はキンクロハジロのオスは居ませんでしたが、この付近には池、沼、溜め池など多数あってカモ類は移動しながら冬を過ごすので、そのうち見ることもあるでしょう。
カイツブリもすっかり冬羽になっています。
大きくなり始めの雛の様な色ですね。
夏羽はこんな感じです。
ジョビ子さんことジョウビタキのメスが近くに来てくれました。
このように「ヒッヒッ」と囀っている個体の側ではたいてい「カッカッ」と囀りが聞こえます。
そちらもジョウビタキで、鳴き合っているのではないかと思います。
ルリビタキや、夏鳥のキビタキも同じような行動をしています。
渡り鳥ではないですが、ヤマガラが近くで食事を始めてくれました。
小さな実を咥えています。
ヤマガラは脚の間に実を置いて、実の皮を剥いだり、割って中身を食べることが多いです。
矢印が実の皮です。
皮を剥いでさぁ食べようという時に・・・・・
笑
実を落としてしまいました。
下見てますが、絶対探せないよね笑
連写で撮っていたので現地では分かりませんでした。
ヤマガラには悪いですが、整理していて思わず爆笑してしまいました。
やっとレギュラーメンバーが揃ってきましたね。
クルマもそろそろ冬支度しましょうかね。
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