先週、年明け初の鳥見に2日間、2カ所行ってきました。
最初は2022年末~2023年初頭にルリビタキとジョウビタキ夫妻が近くに来てくれていた場所です。
今年は残念ながらジョウビタキのメス(ジョビ子)だけが目立っていて、ルリメスはジョビ子に追い掛けまわされていて落ち着きません笑
ここの所このような気温なので鳥達が丸くなって可愛いです。
今年初の撮影は、
エナガでした。
丸いですね。
そこそこの公園や林道、里山に行けば大体いるのですが、小さい上に(スズメより小さい)よく動きくので撮影はなかなか難しいです。
次はメジロ。
メジロとシジュウカラは場所季節問わずいつも元気です笑
シジュウカラは立ち枯れた木の皮を剥いで中にいる虫を食べていました。
冬は虫がいないと思われているようですが、土の中、木の皮の中、落ち葉の奥、常緑樹の葉の裏、公園などの手すりの裏などで越冬しています。
久々に近くでアオジが撮れました。
私が住む地域で越冬するアオジは、東北、北海道で繁殖している(漂鳥)個体群のようです。
アオジは藪の中に潜んで、落ちている種子や落ち葉に隠れている虫などを食べています。
緑の顔に黄色のお腹、こちらはオスです。
顔もお腹も茶褐色の少し地味な色はメスです。
そしてここの女王(笑)ジョビ子さん。
去年は強いルリビタキのオスがいたので、もう少し遠慮がありましたが今年は彼女の天下です笑
ルリメスはいいとこに出てくるとジョビ子さんが攻撃を仕掛けるので、すぐに引っ込んでしまいます。
「私だけを見なさい!!」ってことですか?笑
先月ミコアイサがいた湖にも行ってきました。
実は私が行った4、5日後にこの湖に私が住む関東ではほとんど見ることの無いカモ類がやって来ました。
地元に住む鳥友さんから連絡をいただいたのですが、カメラマンが湧いてるよと聞いていたので行きませんでした。
基本どんなに珍しい野鳥がいようが人の多い所には行きません。
自分の好きなように動けないからです。
それと私は野鳥達が何故その行動をするのか?などの生態を知る(想像する)のが好きなので珍しいとかはあまり興味がありません。
この日もマイナス気温で乾燥していたので夜空が綺麗でした。
私は鳥見の時はなるべく暗いうちに現地に着くようにしています。
この景色が(夜と朝のはざま)見たいからです。
ここでの初撮りはホシハジロ夫妻でした。
去年の11頃からいるので人にも慣れてきています。
湖の周りには遊歩道があり、柵があるのですが、ホシハジロとマガモは結構そばに来ます。
こちらはオス。
こちらはメス。
湖の透明度は低いのですが、近いので櫂ている脚が見えています。
こちらはメス。
こちらもメスに見えますが、恐らく1歳未満の個体だと思います。
私には雌雄は分かりません。
若いカモ類の雌雄はとても難しいです。
もういないかもと思っていましたが、まだいました。
前から三番目、コオリガモです。
カメラマンは私だけです。
この湖の周りは田畑なので、付近には多数の溜め池や農業用水の沼などがあり、渡り鳥や漂鳥達は越冬中はそれらの水場を移動しながら過しています。
コオリガモはユーラシア大陸北部で繁殖、北海道から東北の海上で越冬していて、関東ではなかなか見ることはありません。
たまに千葉沖や三番瀬辺りでは見ることもあるらしいですが、ここは太平洋から直線距離で100キロ以上内陸なのでさらに珍しいのでは?と思います。
私は以前、法事で福島に行った時に海岸線で見たことがありましたが、その時は海だったので結構距離がありました。
おぉ綺麗ですね。
コオリガモのオスは長い尾羽が特徴なのですが、この個体はそれがありません。
ネットで調べたらメスでもなさそうなので、去年の繁殖期に生まれた若い個体ではないかと思います。
コオリガモは潜水して魚類や甲殻類などを食べます。
この湖には10羽前後のマガモの群れが3つぐらいあり、その1つの群れにずっと紛れていました。
他の群れに紛れていれば襲われて犠牲になるリスクが減ります。
マガモは北海道東北で繁殖し本州中部以南で越冬するので、何処かでコオリガモの群れと一緒に過ごしている時に紛れてしまい、ついて来てしまったのかもしれませんね。
カモ類はだいたい夜明け直後から活発に採餌や水浴びなどして、2~3時間すると休憩に入ります。
7時前から9時頃まで観察出来ました。
オオバンです。
私の住む地域では漂鳥です。
本州中部でも繁殖しているらしいですが。
オオバンはどこでもよく追いかけっこをしている印象です笑
越冬地で縄張り争いとも思えないので、パートナー探しでしょうか?
漂鳥や渡り鳥は越冬地で繁殖相手を決めて、一緒に繁殖地に帰るのが基本らしいので。
まるで忍者のように華麗に水面を駆けぬけるオオバンですが、
実は小太りなオッサンの様な体型で、違う鳥のようです笑
ここにはカイツブリも数羽いて、留鳥なので比較的近くに来てくれます。
背中に付いている水滴で、カイツブリの羽根の撥水力の高さがうかがえます。
ここではなかなか近くで見れないカワセミでしたが、たまたま私がいた所の側の枝が狩場か休息場だったようです。
やや小ぶりのメスです。
嘴の中程に魚の鱗が付いているので食事は済んでいるようです。
そろそろカワガラスが繁殖期に入ってきそうです。
2月には営巣しますから。
そちらも気なって来た今日この頃です。
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