先月末に行ったきりのイワツバメのコロニーに行ってきました。
28日にこの状態だった巣が、
こうなっていました笑
去年、初めてここを知ったのは7月で時期的に既に一番子は巣立った後だったので、観察できた繁殖巣は一つだけでした。
ですが昨日複数の巣を観察できたことでいろいろ疑問が解決できました。
まず連なっている巣は一つで中で繋がっているのか?それとも全て別々の巣なのか?
青線で分かれているようで、これは別々のつがいの巣でした。
共同住宅のようですね。
左と中央に個体がいて、右の巣へ入る個体も確認しました。
製作途中の共同住宅もありました。
すでにある巣にくっつけるように作っています。
そうするとまた疑問が笑
一番最初の写真の巣は、独立しています。
共同住宅にするしないの差は?です。
疑問がつきませんね笑
もう一つ、
巣内の仕上げをしている2羽が恐らくつがいなのですが、たまにそれ以外の個体が巣作りを手伝うかのように巣に停まることがあります。
ツバメは二番子の世話を一番子が手伝うことがあると聞いたので、イワツバメは他の個体が巣作りも手伝うのか?と思っていたのですが、この後巣内の右側の個体に突かれて逃げ出していたので、休んでいただけか、巣を間違えたか笑
だと思います。だぶん手伝いはしないと思います。
いつもだいたい左岸から見える巣を観察しているのですが、この日は右岸から見える巣の方が成鳥の出入りが多いように感じたので、右岸に移動しました。
橋の下がこのような構造なので、青矢印側から赤矢印側は見えません。
抱卵でもしてるのかな?ぐらいの気持ちで右岸に移動し観察してると、やはりこちらへ来る個体数が多いように感じました。
しばらく観察していると、
!?
巣内に入って出てきた親鳥が何か咥えてますね。
これは雛のフンです。
今まで数種の鳥の繁殖を観察しましたが、親鳥が巣内で雛の総排出口から直接フンを受け取り、巣外に捨てるは普通のことです。
カワセミ、オオタカ、アカゲラ、アオバズク、ツミ、キセキレイ、サンコウチョウなど巣内を清潔に保つためにみんなやっていました。
間違いなく孵化していますね。
そしてついに・・・・・
雛が!!
口しか見えていませんが、口のサイズから考えて、雛の身体は赤線ぐらいで、巣の底は青線あたりだと思うので、ここまで登ってきているのだと思います。
親鳥が餌を運んできます。
この時はたまたま口が見えていますが、まだ親鳥が巣内に入り餌を与えています。
恐らくまだ目も完全に開いていない状態では?と思います。
しばらくこの巣を観察していると、隣の巣の親鳥もフンの処理をしているのが見れました。
こちらの巣にも雛がいるようです。
この個体はフンを投げ捨てました。
たいてい食べてしまうか、巣から離れた場所に捨てます。
巣の側に捨てると雛がいるのが捕食者にばれる?からだと想像しているのですが。
ここは下が川で、ここから捨ててもすぐに流れてしまします。それを知っていてやっているなら頭いいですね。
雛がいる二つの巣を観察していて、頻繁にこのポーズで巣にいることがあって恐らくこれが雛が小さいうちの餌やりのポーズではないかと思います。
もう少し雛が成長すると巣の外に頭を出します。
この巣でも成鳥がよくこのポーズをしていたので雛がいるかもしれません。
観察を続けるとさらに疑問がはれるでしょう。
生物の生態に関する疑問はそれが本当に正解かどうか分からないところがとても面白いです。
前後の行動や、統計などから正解だろうなというだけで、事実かどうかは分かりません。
分からないから更に穴が開くほど観察する笑
とても面白いです。
私は科学捜査で事件を解決する系のドラマ(〇〇研の女みたいな笑)が好きで、密室ミステリーが嫌いです。
密室作るために小細工したら物証が増えるだけじゃねーか現代の科学捜査舐めんな!と思います笑
いや何が言いたいかといいうと疑問を感じてそれを解決するのが好きだと・・・笑
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