先月末にいつもの雨水調整池で面白いものが見れました。
ゴイサギを観察していると、カラスたちがうるさかったのでそちらを見てみると、対岸にハシボソガラスが集まっていました。
9羽いますね。
時期的に巣立った若鳥が餌でも要求しているのかと思っていたら、撮っている時は気づかなかったのですが、赤矢印の所にオオタカがいます。
少し近づいてさらに観察を続けると、オオタカはキジバトを獲ったようで脚で掴んでいます。
この獲物の横取りを狙っているのですね。
この付近で獲ったのか、運び途中に重くてここに降りたのか、いずれにしても全く知らない土地から来たオオタカだとは思えないので、ここら辺りにカラスが多いと知っていただろうに、ここに降りたのは迂闊でしたね。
主に1羽が攻撃をしていますが、
スキを見せるとすぐさま数羽が攻撃に加わります。
ハシボソガラスは頭がいいので、むやみやたらと攻撃するのではなく、いかに労力を使わず、群れの誰もケガをせず、ローリスクハイリターンの戦略をたてているのでしょう。
オオタカの必死の反撃に、20分ほどでハシボソガラスは諦めました。
頭脳明晰なので無理はしません。
無理に奪わなくてもカラスは雑食性なので食料に困っていないからでしょう。
一戦をおえたオオタカは、「おっさん!したり顔で解説してないで見てたんなら加勢しろよ!」
みたいな顔でこちらを見ています笑
「いや自然のやることに手と口は出さない主義なので・・・」
オオタカの体長と比べてもなかなかの大物を獲ったのではないでしょうか。
ここにいたら、またいつハシボソガラス軍団に襲われるか分かりませんから、数分後には飛び去りました。
ハシボソガラスは昨日の段階で既に雛は巣立っていましたし、このオオタカも何処かで繁殖中かもしれません。
どちらも応援したいがどちらかに付くことはことはありません。
私は生態を見て、知るのが楽しいのでただただ見るだけです。
オオタカとは全く関係なのですが、ハシボソガラス、ハシブトガラスどちらもよく餌を隠します。
生ゴミから見つけたのでしょうか、ハムですね。
芝の斜面のデコボコの中に隠しました。
食パン?河原で休憩していたり、ピクニックの様な事をしている人もいるので、よく落ちています。
木の洞に隠しました。
これは昨日なのですが、まだ田植え前の田んぼでアマガエルを獲って・・・
植栽の中へ。
他の個体に見られずに隠し終えてほっと一息。
隠した餌を食べているのを見たことがあるので、ちゃんと覚えているようです。
さすが知能が高いですね。
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