家庭の事情でここ1か月以上あまり外に出れないのですが、久しぶりに鳥見に行ってきました。
コサメビタキの巣は残念ながら無くなっていました。
巣の位置的に人が取ったとは考えにくいので、雨風などで落ちたのではと思います。
おそらく2番子の準備中だったようなので、卵や雛などの被害はなかったのではないかと思います。
7月も半ばになるとほとんどの鳥たちは繁殖が終わり囀らなくなるし、特に里山や森で暮らす鳥達は、暑さもあって動かなくもなります。
この日は6時過ぎから4時間ほどこの林道にいましたが、夏鳥だとサンコウチョウ、キビタキの囀りがわずかに聞こえたぐらいでした。
ここは夏鳥だとサンコウチョウ、キビタキ、オオルリ、クロツグミなどが繁殖しています。
ですが、繁殖が終わったこの時期は囀ることは殆どありません。
夏鳥が囀るのはせいぜい子離れするまでです。
夏鳥は秋になると渡ったり、国内での移動があるのでそれに向けて余計な争いをしないように目立つ行動をしなくなり、体力を付け温存に努めるようになります。
シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、などの留鳥は木々を飛び回りながら餌を摂っていました。
幼鳥も混じっていてすでに自分で餌を獲っていました。
キセキレイの幼鳥です。
親鳥と一緒にいましたが自分で餌を獲っているので、親離れ間近だと思います。
林道ではあまり鳥を見れなかったので、前から気になっていたスズメの巣を見に行くことにしました。
稲もだいぶ大きくなってきました。
スズメの巣は林道に入る手前の橋の下です。
私はスズメの巣を見たことが無くて、公園などで繁殖期によく藪の中に入っていくので、葉やコケなどが中心の巣を作っているものだと思っていました。
市街地だと人家の軒下や雨戸の戸袋、信号や標識などのパイプの中などに巣を作ることもあります。
ですがここでは・・・
えっ!?
イワツバメの巣?
私は疑問が生じた時には、すぐさま世界の知識を無料で利用できるサービスを使います。
ネットですね笑
この個体はエサを運んでいたので、この巣には雛がいるようです。
姿を見れなかったのでまだ小さいようですね。
どうやらスズメはツバメやハトなど他の鳥の巣を利用することも多いらしいです。
ハチの巣を利用した例もあるそうです。
形からしてイワツバメだよなぁ・・・
あれ?じゃあ春先はイワツバメが繁殖してるってこと?
他の鳥の巣を利用するということは、この繁殖は2番子(その年2度目の繁殖)ということになりますよね?
他の鳥が使い終わった巣ですから。
ネットでの検索やAIの概要だと、「スズメは他の鳥の巣を利用して繁殖することがある。」ことしか分からないので、来年この橋を春から観察しようと思います。
スズメのつがい?がいました。
上の身体が大きい個体がオスのようで、しきりにせまっていました笑
やめてよ昼間っから!!
とフラれてしまいますが、
その後想いを遂げることができました笑
見ているとこの付近でエサを運んでいる成鳥が結構いて、
橋の下にある10近い巣のいくつかでスズメが繁殖しているようでした。
スズメが市街地で一大勢力を保っているのもこういう逞しさと柔軟性があるからなんですね。
こういうことを自力で知れるとほんとにうれしいです。
なので私は、ネットやAIが今のまま上辺だけの知識を垂れ流す、中途半端な存在でいてほしいです笑
それなら自分で体験し調べようと思いますからね笑
0コメント