再度コサメビタキ家族を観察してきました。
既に田植えを終えている所もありますが、ここでは昨日は代かき(田植え前に田んぼに水を入れ耕し、土を泥状にする)をしていました。
で、この家族と前回見つけた巣の状況がだいたい分かりました。
これは現地の航空写真ですが、赤丸が巣の位置、黄色が前回雛と親鳥を撮った場所、オレンジが昨日あらたに雛と親鳥を撮った場所です。
前回の時はオレンジの所へは行ってなかったように思うんですが、今回は行きました。
なので、恐らく巣はこの雛達が孵化した場所でしょう。
昨日じっくり家族の行動範囲を見ていたら、朝はだいたい白丸ぐらいの範囲で移動していました。
前回は雛たち(右)にエサを運んでいた親鳥(左)ですが、
昨日はまったくあげていませんでした。
親鳥が雛に親離れを促しているなぁと感じる目安として、親鳥が巣立ち後エサやりをする場合、親鳥から雛の所へ行きます。
ですが、親鳥がエサやりをやめて、親離れさせたいとなった時には雛の所へは行かなくなり、雛の方から親鳥の側に行きます。
全ての鳥がそうかは分かりませんが、概ねそんな傾向があるように思います。
この日の雛達は親鳥を見つけては寄っていきましたが、親鳥は私が見ていた限りでは一度もエサをあげませんでした。
この雛は上の写真の雛と比べると、目が大きいですね。
近づいてちょうだいちょうだい騒いでも、
親鳥は離れていきます。
恐らく親離れしてもこの付近にいて、越冬地に向う時には群れの一員として一緒に旅経つことになるでしょう。
この日親鳥はもたまに巣に来ていて、ゴソゴソと何かしていました。
なにせ地上7メートルほどの所にあるので、中が全く見えません。
鳥の巣の観察は、同じレベルからか、少し見下ろす感じが理想なのですが、樹上に巣を作る種だと厳しいですね。
既に雛が巣立った巣にこんなに頻繁にやってきて、巣材まで運んでいるとなると、やはり2番子の準備なのでは?と思います。
コサメビタキの巣がある木はイイギリという木らしいです。
ハート形の葉が特徴のようです。
次は来週早々にでも行ってみようかと思います。
今週中に雛達の親離れをさせて、来週あたりから2番子の繁殖を始めるという"家族計画"ではないかと私は睨んでいます笑
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