私の住んでいる所では今週は暑い日が続き(クルマの温度計が最高で39度までいきました。)、やっと昨日ぐらいからマシになりました。と言っても昼間は30度オーバーですが笑
私の家の道路を挟んだ向かいの家が高齢の女性が一人で住んでいて、手入れも出来ないので去年までは庭がジャングルの様になっていたのですが、冬の間に業者に頼んでバッサリいきました。
ジャングルのお陰で去年までは、繁殖期にはスズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ(ジャングルの隣の空き家の雨戸の戸袋に巣を作り雛が巣立ち後ジャングルで子育て)などが営巣し、ジョウビタキが越冬しにきて、たまにコゲラが採餌に来ていました。
ですがジャングルが無くなった今年は、冬にジョウビタキの姿は見れなくなり(近くの公園では見かけます)、スズメ、シジュウカラ、ムクドリは繁殖場所変えたようです。
ヒヨドリだけは姿が見えていたのですが、どうも繁殖している様子はありませんでした。
ちなみに私の家の付近ではヒヨドリは夏鳥です。冬になると姿を見ないので関東以南で越冬しているのでしょう。
ヒヨドリは地域によっては留鳥で、地域によっては漂鳥です。
関東以北や高地、気温の低い地域で繁殖する個体は気温が下がると南もしくは低地に移動します。
昨日の夕方家に帰り自分の部屋に行くと、ベランダに・・・
!?
何かの雛が笑
窓には網戸があるし、室内の方が暗いので雛からはこちらが見えないようでした。
羽根の模様と体色から、スズメではないか?と思ったのですが、すぐにこの鳥の正体が分かりました。
近くに親鳥が来たようで大騒ぎです。
ヒヨドリでした。
なんかモヤっとしてはっきりしない写真のは、網戸越しに撮っているからです。
室内の暗さと網戸のお陰で大袈裟じゃなく3メートルの距離で撮影できています。
もっとちょうだい!!笑
一昨日ぐらいから家の裏の方で雛らしき囀りは聞こえていたのですが、恐らく巣立ったから「エサくれ!」だったのですね。
食べたら出します。誰が掃除すると思ってんだよ笑
野鳥の雛をこんな至近距離で観察できることなどないので、メチャメチャ見ました。
今までこのぐらいだとろくに飛べないんじゃないかと思っていて、ここにいるということはまさかうちの屋根に巣が?と一瞬思いましたが、冷静に考えてみるとヒヨドリは樹上に巣をかけるのでそれは無いかと。
スサ~のポーズで風切り羽根がハッキリ見えましたが既に、意外としっかり生えていますね。
うちのベランダは二部屋分あるので、隣の部屋からも撮ろうと移動中に雛の姿が見えなくなってしまいました。
ベランダに出て、1階の屋根や庭などを探してみますが、姿は見えません(この時点では上に飛べると思ってませんでした。)
代わりに成鳥に睨みつけられました。
「オッサンうちの子になんかようか?」笑
親鳥が雛に危険を知らせているのか、私に対する威嚇の囀りを始めたので、部屋に入らなきゃと思いつつも、親鳥の視線などで雛を見つけることが出来ました。
隣の部屋の窓の庇の上でした。
ベランダがそこまで続いていないので、ベランダから目一杯身を乗り出しての撮影です。
あれ?ということは結構飛べるんじゃ・・・
しょうじき今いるとこより上に上がれるとは思っていませんでした。
いけるとしても相当苦労して行くのではないかと思っていました。
小1時間観察して、うちやお隣の屋根へ楽々飛んでいるのを目の当たりにしました。
今までこのぐらいの雛が、枝から枝へ飛び移る所や、地面から数十センチ上の枝に飛び乗るようなところは見たことありましたが、ここまで飛び回れるとは・・・
ヒヨドリは巣立った時点で結構飛べるようです。
たぶん巣立って2日ぐらいです。
そういえば雛は3羽です。この子と、
この子、そして・・・
この子笑
この子だけ見ての通り大きいです。
少し成長したヒヨドリの雛は、イソヒヨドリのメスに似ていますね。
この時期ということは、2番子?もしくはジャングルが無くなって繁殖場所を探すのに手間取ってこの時期なったか。
いずれにしても自宅で見れるというのはとても幸せです。
昨日多少なりとも脅威を感じさせたかもと心配していましたが、今朝も5時前から「エサくれ」囀りが聞こえていたので安心しました。
まぁあえて人の生活圏を選んで繁殖しているのですから多少のことでは動じないでしょうが。
昨日最後に撮ったのは逆光の夕日の中の成鳥です。
おぉ~カッコイイ。
今日も雛を守り切ったという誇りに満ち溢れています。
とくにこの日は変なオッサンが雛を撮影しまくるという危機もありましたから笑
なるべく邪魔しないから来年も雛見せてね。
少しは観察と撮影させてほしいが・・・笑
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