毎年ツツドリを観察していた場所が、工事中で入れませんでした。
そこは河川敷の桜並木がある所で、かつては町が公園として整備していたようですが、人が集まらないからかたまに草刈りする程度でほぼ放置状態の場所です。
看板を見るとグランピング場になるようです。
グランピング場とは手ぶらで行けるキャンプ場で、テントの設営や食材の準備といった煩わしさをなくし、快適な設備やホテル並みのサービスを受けながら自然体験を楽しめる施設です。
河川敷なのでそこの土地を民間に売ることはできないでしょうから、民間に土地を貸したか、町が運営するのか、町が作り民間に管理を委託するかだと思います。
今年は工事をしているので当然ここには来ないでしょうし、グランピング場がオープンしている来年以降は来ているとしても自由に立ち入れません・・・・・
ツツドリはカッコウ科の鳥で、日本では主にカッコウ、ホトトギス、ツツドリが繁殖します。
東南アジアから遠くはオーストラリア北部で越冬します。
ツツドリは中低山で繁殖して、8月半ば過ぎ頃になると市街地付近に下りてきます。
桜並木などにいる毛虫イモムシ(シャチホコガの幼虫が好物らしい)を食べまくっているので、渡りに備えて身体作りをしているのではないかと思っています。
今年の春にはじめて偶然に繁殖地でツツドリを見ることが出来ました。
ブログに載せたつもりでいたのですが、見返してみたら載せていませんでしたね。
これは5月頃に撮った動画で、山歩きをしている時に偶然出くわしました。
川の音があるので聞こえにくいですが、「ポッポッ、ポッポッ、」と聞こえるのがツツドリの囀りです。
今まで毎年のように春~夏に山で囀りは聞いていましたが、姿を見たことはなかったのでこれはうれしかったです。
来年はツツドリの繁殖場所を特定したいですね。
これは2023年に撮影したツツドリです。
顔の辺りや雨覆いの羽根の色はハトに似ています。
正面からだとハトに間違うことはありません。
モンクロシャチホコ(シャチホコガ科の幼虫)を食べています。
私はこの尾羽の裏側の羽根色が好きなんですよね。
ツツドリにはこちらの様な茶系の羽根色の種も少数います。
先程のを青色型、こちらを赤色型と言います。
青色はオスメスどちらもいて、赤色型はメスだけです。
ここは人が少ないし、桜並木の下に1メートルほどの草が生えていて、そこに隠れながら近くで撮れるので好きだったのですが残念です。
行政としては管理費だけ掛かる今までよりは、幾ばくか収入があった方がいいのでしょう。
他を探しますかね。
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