もうコガモが来てました

よく行く雨水調整池に行ってきました。

ここのところ秋雨前線の影響か、曇りがちでにわか雨が降ったりするからか、でかいキノコが。

調べてみるとオオシロカラカサタケという毒キノコのようです。



私の住む地域で毎年渡り鳥の一番乗りはコガモです。

既に来ていました。

コガモはカルガモと比べると小さく、この時期カルガモの雛と間違える人がたまにいます。

オスとメスとで羽根色が違うカモ類の多数は、繁殖が終わるとオスの羽根色がメスに近い地味な色に変わります(エクリプスといいます)。

そのまま越冬地に行き冬の間に本来の羽根色に戻ります。

このコガモたちも3羽とも色が似ていますが恐らく先頭がオスだと思います。

こちらは今年の1月撮影ですが、12月頃になるとこんな色になっているでしょう。

コガモは9月には来て、5月頃までいます。

いやほぼ日本に居るのでは?もうずっと日本に居れば?笑

ここはたまにサギ類のねぐらになります。

ダイサギやコサギ、アオサギなどは年に数回ねぐらを変えるようで、ここは多いときは数十羽がねぐらとして使うようですが、いない時は0です。

赤矢印の2羽がコサギ、それ以外はダイサギです。

この日は40羽ぐらいいました。

コサギは嘴が黒く、足先が黄色が特徴です。

こちらはチュウサギ。

ダイサギに似ていますが、顔に対する嘴の比率が小さいです。

嘴が短いなと感じて先端が黒っぽかったらチュウサギの可能性が高いです。

私の住む地域ではチュウサギは漂鳥で、気温が下がったら国内の暖かい地域に移動します。



毎年ここで繁殖はするが、雛が巣立つとすぐに何処かへ移動してしまうゴイサギが戻っていました。

ゴイサギもチュウサギ同様漂鳥です。

真冬にここで見ることはありません。

そしてゴイサギは基本的に夜行性なので、何か行動を起こすのは夜です。

なので毎年、巣にいる雛は見れますが、巣立った雛を見れません。

この個体が一番近くまで来てくれました。

成鳥は7時頃には動かなくなりますが、若いゴイサギは10時頃まではよく動いています。

人も若い子は夜更かし夜遊びしたがりますから、若いってそういうことなのでしょう笑

このエリアに若い個体が10数羽いました。

恐らく今年ここで孵化した個体もいると思います。

ことしはじめて秋に一度戻るとしりました。


ずっといればいいのに・・・と思います笑

一番近くに来たのがこの写真で、15メートル程でしょうか。

写真撮ってるオッサンより私の後ろの電線に停まっているハシボソガラスの方が気になっているようです。

ここでのゴイサギは3月頃に20羽程の群れがここに来て繁殖しますが、雛が巣立つとすぐに一家というか繁殖をしたつがいの全部はが何処かへ移動します。

データとしては少ないですが、3年続けて同じ行動を観察しています。

何か苦しそうにしていたのでペリットを吐き出すのでは?と思い窺っているとやはり吐き出しました。

ペリットとは食物の消化できなかった物です。

立ち入ることが出来る場所ならこの個体がいなくなった後にこのペリット調べたいのですが、ここは立ち入る禁止なので我慢します笑

ペリットをほぐして調べると食性が分かります。


殆どが茶褐色で背中に星模様が見える通称ホシゴイと呼ばれる若でしたが、

この個体はほぼ成鳥の色になっています。

最初は成鳥かと思ったのですが、よく観察してみると行動が若鳥に近いし、羽根の色がやや薄いように感じました。

行動が若鳥に近いというのは、具体的にはゴイサギは基本夜行性なのでこの時間(9時)に動き回るのは主に若鳥です。

今年2歳ぐらいで今季はじめて繁殖したか、今季は出来なくて来年初めての繁殖をするかといった感じでしょうか。

パーソナルスペースが広いようで、誰彼構わず近寄って来た者に攻撃を仕掛けます笑

この時も矢印の所にいる若を威嚇しています。

とても見にくいですが、赤矢印が例の個体で青矢印が他の個体です。

甲羅干しに上がって来たミシシッピアカミミガメに対しても容赦しません笑

サギ類は集まると何かと諍いが起きますが、この日もめ事の中心にはこの個体がいました笑

ゴイサギの若たちがたまに枝を持ち歩いていることがあります。

長いものは繁殖の為の練習かと思っているのですが、たまにこんなサイズを持ち歩いていることがあり、疑問に思っていました。

このややお兄さんの個体も。

ですが、この個体のお陰でヒントの様なものがもらえた気がします。

この映像観ていて思ったのですが、もしかしたらエサ(水生昆虫や魚)を獲る練習では?

ササゴイというサギ類は葉や枝を疑似餌代わりに使い魚をおびき寄せるらしいので、そちらの可能性もありますが・・・



小川を挟んですぐ隣に公園があり、そちらにはここより多くの木があり高い木もあるので、ハシボソガラスの巣が数個と、オナガ、シジュウカラも繁殖しています。

こちらにはエサを獲りにたまにやってきます。

2羽ともたぶん今年生まれの若です。

既に自分でエサを獲り親からもらっている様子はありませんでしたが、巣立ち後の若い鳥全般がやる、ちょうだいポーズをしています笑

頭の色が成鳥の場合黒々していますが、先程の若は白っぽいのが混ざっていてゴマ塩頭です。

人の場合ジジィになるとゴマ塩になるのですが笑

オナガの若がアカメガシワの実を食べています。

ちゃんと茶色の皮を剥いて、若いのに結構手慣れたものですね。

こちらの成鳥は多分カメムシの幼虫を獲りました。

毎年オナガの巣を観察したいと思っているのですが、春先は他にもいろいろ観察したいことができて、後回しになって結局観察できずに繁殖期が終わってしまいます。

昼間に何人かに分身して、夜寝ている間に記憶を並列化できたらと本気で思っています笑



稲刈りが終わった田んぼでダイサギがエサ探しをしていました。

稲刈りもだいぶ進み気温も下がってきました。

私は夏が大嫌いです笑

気温35度以上、湿度70パーセント以上なんて、人が出歩いていい環境じゃありません。

暑いし、鳥達は動かないし。



やっと人間が外に出てもいい季節になりましたね笑



zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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