今年も一泊で2日間行ってきました。
当初シルバーウイークごすぐに行きたかったのですが、天候がすぐれずに9月の最終週になってしまいました。
今年は天候のせいもあるのか、1日のドカンと多数が渡る日が無くて、連休中のように毎日1500羽前後渡って行くというパターンみたいでした。
例年だとこの時期、ハチクマやサシバといった東南アジア方面まで渡る個体の数は減っていて、ツミやノスリの中で寒さに弱い個体が国内の南で越冬する「寒がり軍団」がメインです。
しかし今年は爆発した日がないので、ハチクマやサシバがまだまだ残っていそうでした。
去年は3400羽飛んだ日にあたるという幸運だったのですが、今年も1980羽と今季最大飛来数の日にあたりました。
この日は6時に着いてからずっと曇ったり、もやったりで他の鳥達も動きは無かったのですが、13時過ぎから晴れてお祭り騒ぎになりました。笑
広角のレンズで撮ってみました。これはレンズのゴミじゃなく一つ一つが何かしらの猛禽です。
サシバ、ハチクマ、ツミ、ノスリといったとこでしょうか。
この日のタカ柱は、まだ通い始めて4年ですが、私が見た中では圧倒的に一番の大きさで、迫力ありました。
通常前日の休息地を朝飛び立つと、ここに着くのは11時過ぎぐらいなのですが、この日はだいぶ到着が遅かったです。
ここにタカ達が来るかどうかは、ここの天気よりルート上の都市の天気が重要です。
途中で天気が悪ければここまで来ませんし、そもそも前日の夜の休息地で雨が降っていれば飛び立ちません。
この日は休息地で朝方降っていて、10時ごろに止んだのでここへの到着が13時頃になったようでした。
こちらは鷹見広場の真上で旋回上昇しているところ。
この日のタカ柱は、何十年もここに通ってる方でも歴代1、2を争う数の多さと言っていたぐらいの迫力でした。
ハチクマ。多分メス。オスは尾羽の所の横線がもっと太い。
ハチクマ。背打ちの写真がいとも簡単に撮れるのがここの良いところ。
ハチクマ。暗色型?
ハチクマやサシバの腹側の色は淡色型、暗色型、中間型がいて、知らない人が見たら別の種だと思いそうです。
暗色型は数が少なく、最初の個体は中間型で一番多い色です。
真ん中がハチクマで、上下はサシバです。
風切り羽根の初列、長いのが目立つ部分が5枚がサシバ、6枚がハチクマです。
ハチクマ。
雨覆いの方まで欠けている個体を初めて見ました。
無事に越冬地まで辿り着ければいいのですが・・・
サシバ。
上昇気流に乗れない時は無理せず谷間を移動して別の上昇気流を探します。
サシバ。
ここなら鳥撮影を始めて間もない方でも背打ちがか撮れることでしょう。
サシバ。暗色型。
今回はだいぶ意識してハチクマもサシバも暗色型狙いでいたのですが、数が少ない上に飛んでる時に発見するのが難しく苦戦しました。
暗色型だと思っていたのが中間型の濃いめだったり・・・笑
サシバ。
また今年も楽しませていただきました。
何故か私は白樺峠との相性が良くて、3年連続最大飛来数の日に当たっています。来年もよろしくおねがいします。笑
来年の春には繁殖地に行きたいと思っています。
白樺峠のタカ見広場付近には、シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、コサメビタキ、カケス、アカゲラ、ホシガラスなどがいます。
そして、渡り途中の・・・
ハリオアマツバメ。
去年は背打ちが撮れたのですが、今年は腹側だけしか撮れませんでした。
「針尾」の部分がよく見えます。
水平飛行ならハヤブサを凌ぐ速さを誇る鳥ですから、大体気付いた時にはシャッターチャンスを逃しているのです。
去年、証拠写真にすらならないようなイヌワシを撮ったので今年も!、と期待したのですが叶わずでした。
しかし、嬉しい初対面もありました。
チゴハヤブサです。
夏に北海道や東北北部では見れるけど、関東だと南方へ渡る時期にしか見れないので嬉しかった。
実はこの後ろにサシバがいて、遠目にこちらに向かってくる大小2羽が見えて、小さい方がハリオアマツバメかなと思い撮っていたらチゴハヤブサでした。
因みに、隣にいた方は、小さい方がツミだと思って大きい方を撮ったと言っていて、残念がっていました。
毎年安心して繁殖できる環境を残していきたいと思います。
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