特別天然記念物のコウノトリを撮影してきました。
春先に渡良瀬遊水地の人口巣で営巣していた時に、ライファーなので行こうと思ったのですが、巣まで何100mもあると聞いたのでやめました。
しかし今度の場所は昨年来たことがあって、せいぜい何10メートルじゃないかと思ったので来てみました。
現地に夜明け前に着いて、明けた頃ポイントに移動するとすぐに隣の沼の方から飛んできました。
日の出時刻は過ぎてましたが東側に雲が出ていて太陽が見えないので、大分暗いです。
ほんとはISO上げたくないんだけど、3200まで上げての撮影です。
降り立った場所は測ってみると30メートルです。
コウノトリは全長が1メートル以上あるのでなかなか近いと言えるのではないでしょうか。
白と黒のコントラスト美しく、脚や喉元、眼の周りの赤の差し色がとても綺麗です。
こちらの沼に来て、一息ついたら早速食事です。
対して時間かけずに、1匹目ゲットです。
フナっぽいですね。
飲み込むときに喉元の赤色がよく見えます。
この写真だと足輪が見えます。
隣りにいた野鳥の会の方の話では、この個体は千葉県の野田市で放鳥された個体らしく、もともとは背中にGPSが付いていたらしいのですが、取れてしまったみたいです。
安さからK国の物を使ったらしいのですが、安かろう悪かろうでダメみたいです。
こちらにはオナガガモも沢山いるのですが、身体の大きいいコウノトリは、エサを捕る時にお構いなしにオナガガモの中に突入していきます。笑
その後も3匹ぐらい食べて、陽が雲の上に出た頃にかなり近くに来てくれました。
APS-C500ミリでノートリです。あと1メートル近づかれたら下がるようでした。
やはり大きいですね。
1度離れて2度目に来た時には・・・・・
獲物を咥えてきてここで食事です。笑
人工繁殖でなく普通にコウノトリが繁殖できる環境を残していきたいものです。
そしてなんとラッキーなことにヘラサギもこの沼にいました。こちらもライファーです。
コウノトリから遅れること約40分、やはり隣の沼の方から飛んできました。
隣りの沼はこちらより大分大きく周りに葦原があるので、コウノトリもヘラサギも、そちらをねぐらにしているでしょうか?
隣りの沼は水深がこちらより深く、魚やカモ類も多く、ミサゴやオオタカなどが狩りをするので、水深の浅いこちらの沼で餌を獲っているのではないでしょうか。
この時は既に日が雲の上に出かかっていてました。
何度か沼の上を旋回して、降り立ちます。
そして、コウノトリと違い、太陽方向に降り立ったので幻想的で美しい写真が撮れました。
確かにヘラのような嘴です。
調べてみるとサギ科ではなく、ペリカン目トキ科。
トキの仲間なんですね。
それは狩りを見て納得しました。
サギ類のように魚を目視で探して水に嘴を突っ込んで狩るのではなく、こんな風に嘴を水に入れて左右に動かし、嘴に触れたエビ、カニ、魚を食べるらしいです。
獲物を飲み込む為か、たまにこんな風に水を飲みます。
キュートなあくび。笑
コウノトリと違い冬鳥なので人への警戒心が強いのか、コウノトリ程近寄ってくれません。
ここで越冬するようなら、もう少しすれば近くに来てくれるかな?
実はこの沼、まだまだいます。
コハクチョウです。
毎年、こことは違うコハクチョウ飛来地で撮影しているのですが綺麗です。
朝の逆光で撮るコハクチョウはホントに美しい。
ここの沼でも毎年越冬しているの知っていたのでが、こちらは沼で足元が泥なので、時間がたつとハクチョウたちの身体が泥で汚れてくるので、あまり撮影に来ていませんでした。
毎年行ってる場所は川なので、泥汚れがほとんど無いのです。
まだ来て間もないのでみんな綺麗です。笑
そしてさらに・・・・・
なんということでしょう・・・
オオハクチョウもいました。こちらはライファーです。
現地で並んでいると一目瞭然なのですが、調べた所、コハクチョウとオオハクチョウの見分け方は・・・・・
右のように嘴の黄色の部分が黒の部分にV字に切れ込んでいるのがオオハクチョウ、切れ込んでいないのがコハクチョウです。
もう何年もきれいなスワンハートを狙っているのですが、なかなか撮れません。
毎年、今年こそはと思っているのですが・・・・・
久々に1日で3種のライファー。とても良い鳥見が出来ました。
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