カワセミ夫妻は絶賛抱卵中なので、たまに様子を見に行くことにして、他の気になっていた鳥達のところに行きました。
カワガラスは繁殖が早めで地域によっては1月頃から産卵するみたいです。
私が行ったところも去年は3月中に巣立ちしていたので雛には期待せずに行きました。
カワガラスといってもカラスの仲間ではありません。
カワガラス科の鳥です。見た目が似てるからということでの命名でしょうね。
渓流の小さな滝の岩の割れ目や、人口の砂防堰堤のひび割れなどを利用して巣を作ります。
これは2019年撮影の同じ場所ですが、滝の流れなど気にも留めずに巣の中に飛び込みます。
撮っている場所の下の方の藪に隠れるように雛がいました。
夜は藪や草むらで過ごすのでしょう。
見えにくいですがお腹の鱗模様が雛のしるしです。頭の羽根が生えそろっているので巣立って数日は経っていそうです。
去年の画像ですがこれは巣立ったひの雛です。
親から水生昆虫をもらっています。頭の羽根がちょぼちょぼです。笑
ここのカワガラスは毎年2回は繁殖するので次回6月頃になると思いますが、また来たいと思います。
私のブログの2019年4月の所に巣立ちの記事があります。
そして、カワガラスの繁殖地から10分程山を登ると、ミソサザイの繁殖地です。
鬱蒼とした渓谷が繁殖場所で、暗いので撮影は苦労します。
そしてここら辺りは、日本でも有数のヤマビル多数生息地域です。
ヤマビル対策を施して撮影します。
まぁ吸い付かれても、クルマに乗るまで気付かなかたこともあるぐらいで、痛くないので私はあまり気にしてないのですが・・・・・
しばらく待っていると遠くの方で囀りが聞こえ、現れましたミソサザイ。
鳥好きはミソッチと呼んでいます。
スズメよりも小さく、動きも早く、そして暗くてシャッタースピードが上がらないという三重苦の撮影です。
いいところで囀ってくれました。
久々に動画も撮ってみました。
ミソサザイもこういった岩などの割れ目などを利用して巣を作ります。
まずオスが外装を作り、つがいになったメスが内装を仕上げます。
と書くと仲の良い良好なカップルに見えますが、実はミソサザイは一夫多妻で、オスは縄張りの中に2、3か所巣を作り、囀りながらパトロールをし、交尾をし、抱卵子育てには手を貸さないというなかなかのクズ男です。笑
ミソサザイのオスは綺麗に囀りさえすれば良いのです。
そして求愛ダンス。
すると・・・・・
働き者で可愛らしいメスが子供を産んでくれます。
これは内装を仕上げている最中のメスが巣材を運んでいるところです。
この巣はまだ完成していないようで、ミソサザイの雛は巣立ちまで4週間程なので、観察しているカワセミの巣立ちと被りそうです。
なんとかどちらも観察したいなぁ・・・・・
2021年4月8日 追記
求愛ダンスだと思っていた行為は威嚇行為のようです。
巣材を運んでいたもオスで、その個体に対する威嚇だったようです。
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