ヨシゴイとカイツブリ

大賑わいだったサンコウチョウ祭り(笑)から数日、全ての雛が巣立った後も巣立ち後の雛を何回か見に行ったのですが、家族で縄張りを離れたらしく、見ることは出来ませんでした。

別のオスの個体が巣の近くに来ても主のオスが威嚇にも来ないので、子育ての為に移動したことは間違いないようです。


サンコウチョウの雛が巣立ってすぐに梅雨が明け、本格的に暑くなってきました。

ずっと暗い森の中で日陰者として撮影を続けていた身には太陽が眩しすぎます。笑


先日、サンコウチョウの撮影中も気になっていたカイツブリとヨシゴイの撮影に行きました。

クルマで1時間弱の場所です。

どちらも毎年撮影していますが、とても魅力的な野鳥です。


主に農業用水として使用されている溜池というか沼ではハスが見頃をむかえています。


カイツブリは留鳥で河川、沼、公園の池などでも見られる鳥ですが、この時期の目当ては・・・・・

これです。

カイツブリは10日ほどは雛を背中に乗せて育てます。

この沼には数組の家族がいます。

背中に2羽乗せてます。

雛はたまに背中から降りて泳いで親に付いて泳ぐ事があります。

強制されているようではないので、たまに自力で泳ぎたくなるんでしょうか。

親でさえ全長で24~5センチなのでこの写真の雛で数センチでしょうか。

主にメスが乗せています。雛が多いとオスが乗せることもありますが、3~4羽なら殆どメスです。

その為か、オスとメスを比べると、メスの方が一回りぐらい大きいです。

餌を持ったオスがメスの背中に近づいて餌をやることもありますが、雛が降りて貰うこともあります。

こんなの見たらもうね・・・身もだえしてしまいますよ。笑

2週間弱でこのぐらになります。

大きくはなってますがまだ親から餌をもらってます。

この雛は、嘴が赤みがかっていますが・・・

成長するにつれ、この個体のように黄色になり、冬までには親鳥同様に黒っぽくなります。

この個体は既に親離れしていて、餌も自分で獲っています。

少し成長した雛を育てているカップルが、巣作りのように水草を積み上げていたので2番子(2回目の繁殖)の準備かもしれません。





ヨシゴイは小型のサギの仲間です。夏に日本で繁殖して冬は南に渡り越冬します。

上を飛んでいる胸に縞模様が目立つのがめすです。

オスにはあっても1本、それも、薄いか、あっても目立ちません。

ヨシゴイは毎年撮影していて、去年は雛の撮影も出来たので、今年の目的はハスの花絡みの飛翔シーンです。

ここではヨシ原の島で繁殖していて、餌󠄀の小さいカエルや昆虫などを捕りにハス畑や近くの田んぼにに来るのですが、すぐに潜ってしまいます。

こんな風に上からじゃなく潜られてしまうと成す術なしです。

なので、ここではむしろ顔を出している写真の方が難易度高いといえそうです。

ヨシゴイは微妙な擬態で有名で、この写真も恐らく本人はハスの葉と茎になり切っているつもりです。

絶対ばれないだろうと。笑

この時期、頻繁にハスの上を飛ぶのでチャンスは沢山あり撮影の難易度は低いです。

個体数も多いので、数十分に一度くらいの割合で飛んでくれます。

この個体はよく見ると目の近くが真っ赤です。

サギの仲間はこの時期婚姻色といって目の近くが色付く種がいて、ヨシゴイはこんな色になります。

これは飛んでくれた場所が近かったのでいい感じです。

これもなかなか。

もう少し花との距離が近ければいうことありませんでしたが・・・




この日は帰りにクルマの外気温計が37度を記録しました。

私は夏でも野外撮影の時は長袖なのですが、帰ってシャワーを浴びた時首筋がヒリヒリしたので結構日焼けしたようです。

2か月ほどの暗がりでの撮影で、日本の夏を侮ってました。笑

これから、熱中症と日焼け対策万全で撮影に臨みたいと思います。





zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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