と言っても片道高速を2時間なのでそれ程でもないですが。
オオハヤブサを撮りに行きました。
オオハヤブサについて手持ちの野鳥図鑑やネットで調べても詳しいことが分かりませんでした。
大きささえもよく分かりません。
普通のハヤブサが全長45センチ程なのでオオハヤブサは50センチ程でしょうか?
どちらも私が撮った写真で似たようなポーズがあったので比べてみると、(左オオハヤブサ 右ハヤブサ)オオハヤブサは顔の黒い部分が多いようです。
ハヤブサは覆面、オオハヤブサは仮面といった感じでしょうか。
大体この辺りではないか?との情報は持っていますが、少しは探す楽しみも味わいたいのであまり細かい情報は入れないようにしています。
なので、現地に着いて田園地帯の農道を徐行しながら探します。
暫くすると、獲物を掴んで飛んでいる猛禽類らしい鳥を発見。
かなり大きな獲物を持っています。
飛び姿からハヤブサだとは思ったのですが、この時点ではオオハヤブサかどうかは分かりませんでした。
早速追跡を始めますが、田んぼを横切って飛べる鳥とは違い、いくら四輪駆動のSUVに乗っているとはいえ、田んぼの中を走るわけにはいかないので、大きく迂回しながら追いかけます。
飛んで行った方角にクルマを走らせていくと1人の野鳥カメラマンを見つけたので、行ってみました。
【閲覧注意】
電柱にとまって既に食事を始めていました。
そこに居たのは地元カメラマンの方で、この辺の電柱にいつもいるとのこと。
次からは最初からここに来ることにしよう。笑
実際みるとやはり大きかったです。
オオタカのオスぐらいはあるでしょうか。(全長約50センチ)
食べられているカモの方の種類が気になりますが、今の所これといった確証がないです。
頭も嘴も黒く見えるのですが、頭が黒いとすぐに浮かぶのがキンクロハジロ、光線で色が変わるマガモ、黒い嘴だとオカヨシガモ、オナガガモのメス、身体も黒いので、オオバン、クロガモ、どれも違う気がします。キンクロハジロのメスが一番近いような気がしますが・・・
2時間弱掛けて平らげました。
喉の下矢印の辺りが膨らんでいます。
素嚢(そのう)という器官で一時的に貯蔵する器官です。
鳥は砂嚢(さのう)という器官で食物を磨り潰すのですが、そこに入りきらない時には素嚢に蓄えます。
なのでここがこれだけパンパンに膨らんでいるということはかなり満腹状態ではないでしょうか。
満腹になったので電柱の下側に移って食休みです。
私は鳥が何かに飛び付くこの瞬間が大好きです。(通称 飛び付き)
羽繕いをしたり、脚をなめたり、挙句の果てに・・・・・
えっ?寝てます?笑
ここで食事を始めて3時間後、電柱の上に食べ残しを放置したっまなので、ハシボソガラスやトビが近くに来始めました。
それが鬱陶しかったのか、移動をはじめました。
飛び姿を撮りたっかたのでハシボソガラスとトビに感謝です。
紅葉の山肌の前を通過してくれました。
かなり遠くに飛んでしまいましたが、ここによく居るということなので少し待ってみることにしました。
そしてオオハヤブサの食べ残しはというと・・・・・
まずハシボソガラスがついばみ始めて・・・・・
まだ食べたそうなハシボソガラスをトビが蹴散らし・・・笑
トビが持ち去りました。
暫くすると遠くに猛禽類らしき影が・・・
トビかと思ったのですが尾羽の形が違ったので見ていると、こちらに近づいてきました。
チュウヒでした。
(12/1追記
ハイイロチュウヒのメスでした。)
ユーラシア大陸の北部で繁殖して日本に越冬しに来る猛禽類です。
トビに似ていますが、脚の色が黄色いのですぐに分かります。(トビは白っぽい)
収穫の終わった田んぼや、葦原、草原などで昆虫、爬虫類、両生類などを獲ります。
低速で低空を飛んだり・・・
ホバリングしながら獲物を探します。
チュウヒの撮影というと夕方の塒入りというのが定番ですが、この辺りで狩りをするということが分かったので、今季の楽しみができました。
オオハヤブサを2時間程待ちましたが戻って来ないので引き上げることにしました。
そろそろ冬鳥も出そろって来たようです。
ますます楽しくなってきました。
私は暑いより寒い方が好きなので、もう少し気温下がると嬉しいのですが・・・
この日など、行きは暖房を入れて帰りは冷房を入れてました。笑
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