先週、私用で愛知に行ったので名古屋市営の東山動植物園に行きました。
一番見たかったのは日本でここにしかいないラーテルというイタチ科の動物です。
「世界一恐れを知らない動物」としてギネスブックにも載るくらい獰猛です。
獰猛なだけなら他にもいくらでもいますが、ラーテルは無敵という点でも世界一ではないかと思います。
頭から背中にかけての白っぽい毛の所は皮膚が厚く大型ネコ科の爪や、大型イヌ科のキバは歯が立たないし、毒蛇にかまれても一時的に動けなくなりますが致命傷にはなりません。
小型の哺乳類、鳥類を主食としますが、時にはライオンやヒョウ、ワニなども襲います。
意外な一面として、ハチミツが好きです。笑
ミツオシエという鳥がハチの巣を見つけ、ラーテルに教えて巣を襲わせ、おこぼれをいただくという共生関係を結んでいる鳥もいます。
ホントはレンズの先端をオリにビタ付けするか、間を狙いたいのですが、当然オリには近づけないようになっているのでどうしてもオリが写ってしまいます。おまけにラーテルは夜行性なので昼間はあまり巣箱から出てこず、ほんの5分程撮影出来ただけでした。
野鳥カメラマンなら誰でも一度は野生の姿を撮りたいと思っている鳥は・・・
ペンギンではないでしょうか。笑
キングペンギン。
私は仮に、どんな野鳥でも撮影させてあげるよと言われたらペンギンと答えます。
上手く魚を掴めました。
嘴の赤が綺麗です。光によってはピンクに見えます。
少し小型のフンボルトペンギン。
ペンギンのいるプールはオリも網もないしよく動いてくれるので楽しかったです。
キタイワトビペンギン。
黄色の飾り羽根が可愛いですね。
可愛い見た目とは裏腹に囀り?地鳴き?は牛の鳴き声のような感じでした。
一緒の場所にカリフォルニアアシカがいたのですが、アシカの大人たちは天気もいいので日光浴に精を出していましたが、若達はつまらないのか、とある鳥を遊び相手にしていました。
このお方、アオサギ先輩です。
突然後ろから・・・
脅かしたり。笑
「パイセン、魚をお納めください。」と差し出しておいて・・・
「うっそ~~~www」とからかったり。笑
アオサギは真剣に何とか魚を奪ってやろうとしていますが、アシカの方は魚を咥えて見せびらかすように泳いだり、陸に投げてアオサギが取ろうとすると邪魔したり、完全に遊び相手にしているようでした。
最後は隙をついて奪ってましたが。
さすがアオサギ先輩です。
ベニイロフラミンゴ。
今では知っている方も結構いると思いますが、フラミンゴの鮮やかな赤は藻類やエビを食べることでこの色になります。
赤い食材を食べない種は白っぽくなります。
何故か急に囀りだしました。
「あぶないオッサンがいるぞ~」ですかねぇ。笑
ハクチョウでも何度かチャレンジしている、2羽でハートという写真が撮れました。
アメリカ合衆国の象徴であり国鳥のハクトウワシ。
迷鳥として北海道で目撃されることがあります。近年では去年一昨年と2年続けて飛来しているようです。
ハクトウワシといえど、糞をする前の仕草は小鳥や日本の猛禽類と同じなのでその瞬間は逃しません。笑
40分程粘って近くに降りてくれました。
2羽いてこの個体は大きい個体なのでメスだと思います。
野鳥、特に猛禽類はメスが大きい種が多いです。
迫力のある爪。
全長1メートル程もあるので数メートル先での飛び出しは大迫力です。
3~4時間いて、ワライカワセミやコンドル、日本にはいない動物や鳥類を見れてそれなりに楽しかったのですが、普段見ている野生の鳥や、シカ、サル、イノシシ、ハクビシン、イタチなどの哺乳類などと比べるとハングリーさに欠けるのか、眼に力が無いというか、優しく見えます。
安全だし、必ず食うもの食えるし、安心しきっているのですね。
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