カワセミの春

3月になり木蓮が見頃です。

冬眠または動きが鈍くなっていた、ミドリガメことミシシッピアカミミガメも活動を再開です。

春の日差しに浮かれてイタチも出てきました。

毛繕いを撮影していたオッサンに気付き、口を真一文字に結んで睨みつけていますが、可愛さがダダ洩れです。笑

可愛い顔してますが、野鳥の雛や巣を襲って卵を食べます。お手柔らかにね。



そして鳥達も気持ちが昂ってきます。笑

マガモは多分国内をもう少し北に移動して繁殖すると思うのですが・・・

カルガモもこの池ではなく近くの河川敷で巣を作るはずです。

マガモもカルガモも気持ちが昂って我慢できなかったのでしょう。笑


そして毎年の楽しみの一つカワセミの繁殖の季節です。

去年は気温が高ったせいか2月末には巣穴掘りが始まっていましたが、今年は私が初めて確認したのは3月14日でした。

中央辺りでオスが巣穴を掘っています。

右下にメスがいます。交代で掘ります。

左上端ではコガモのオスが昼寝中。コガモは繁殖しにユーラシア大陸に渡りますが4月末から5月初め頃まではいます。

何日か今年のペアを観察していると、行動パターンが去年のペアに似ているような気がしてきました。

息は合っているようです。笑

もしかすると去年と同じペアかもしれません。


現在、何ヶ所か巣穴を掘っています。

途中で大きな石や掘れないほど固い地層に当たってしまうこともあるのと、危険度、それとオスメスどちらにも好みの場所があるようで、話し合って(?)最終的に1カ所に絞ります。

現在、力を入れて掘っているのがこの場所です。

手前が出てきたメス、背を向けているのが入ろうとしているオスです。

こちらはメスが気に入ってるようです。

こちらはメスが出てきたところ。

こちらもそこそこ掘り進んでいる巣穴です。

背を向けて入ろうとしているのがオスで、とまっているのがメスです。

こちらはオスが気に入っているようです。

他にもここや、

こんな場所も掘っていますが、この辺は候補の2カ所に入れない時に突いている程度です。

巣穴に入れない時というのは・・・・・

こんな時です。

マガモのメスが絶賛昼寝中です。笑

赤丸の2カ所が最有力候補の巣穴で、カワセミは青い線のルートを飛行して巣穴に入るので、ここにカモ類がいると入れません。

ここにカモ類が近づこうとしている時は、威嚇の飛行をしているのを見ますが、カワセミがいない時に来てすでに寝ている時は諦めるみたいです。


ひとつ心配なのが、ペアなる大前提の求愛給餌(オスがメスに餌をプレゼントする)というイベントが行われていないということです。

去年と同じペアだとしても行うはずです。

メスが要求の囀りをしてもオスが餌を持ってこないということもありました。

ですが・・・

オスが交尾をする為にメスに乗ったことがありました。

撮りながら、「魚あげないのにやることやるのかよ!」と突っ込みました。笑

カワセミの交尾はこの状態でメスが尾羽を上げ、総排出腔(糞を出すところと同じ穴)どうしを擦り合わせることで精子の受け渡しをするのですが、メスは頑として尾羽を上げず、拒否していました。

去年の画像ですが、これが正しい交尾です。

下側のメスは尾羽を上げ、上のオスは尾羽を下げています。

こうしないと総排出腔どうしを合わせることが出来ません。

カワセミが交尾する時は、メスが合図の囀りをし、同じパターンの囀りをオスもし鳴きあうので分かります。

でもこの時はその合図も無かったので、オスがいきなり乗っかったのです。

春の昂りでしょうか?笑

メスは「魚持ってこない甲斐性なしと交尾なんかするか!」と怒っていたようです。笑

その日はその後、オスがメスの側に行っても、メスは終始不機嫌で突かれたりもしてました。笑

オス君、悪いぞ。そういうとこだぞ。笑


ともあれカワセミの春は始まりました。去年のように繁殖が上手くいきますように。




zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

0コメント

  • 1000 / 1000