ミソサザイ

春になり去年同様カワセミの繁殖を楽しみにしていたのですが、メスの姿が見えなくなりました。

たまにオスは巣穴を掘っていた池にやってくるのですが、餌を獲るだけです。

メスが他のオスをパートナーとして選んだか、何かあったか(病気で死んだ若しくは捕食された)。

いずれにしても今季この池でのカワセミの繁殖はなさそうです。



ということで私は今季は「ミソサザイの雛を見る」ことに集中しようと思います。去年も目標としていたのですが、カワセミの繁殖と被っていたのと、私が知っていたミソサザイ(通称ミソッチ)の繁殖場所が遠かった(クルマで片道2時間)のでカワセミを優先させたので見れませんでした。

成鳥でさえスズメより小さいのに、その雛だったらと思うと中年のオッサンの胸でさえドキドキが止まりません。笑

今年は山をやっている知人に教わりミソサザイの繁殖地に通っています。

自宅から1時間程なので気軽に通えますし、野鳥カメラマンが全くいない場所です。

自分も野鳥撮ってるくせにと言われそうですが、私は野鳥カメラマンが嫌いなのです。笑


ミソッチ可愛いですね。

ミソサザイはオスが自分の縄張りに2~3個の巣の外側だけを作り、気に入ったオスと巣があればメスが内部を仕上げます。

このエリアには3~4羽のオスの縄張りがあるようで、メスが内部の仕上げに掛かっている巣もあるようです。

外側は見栄えよくするためか、主にコケを使い、人間の家で言う所の柱替わりに木の枝や根なども使っています。

メスが内部を仕上げる時は補強の為に人口の素材、山の中だと土砂崩れの補修などに使われたナイロン製の土嚢袋などを使用することも。

カラスも針金ハンガーなど使います。

倒れた大木の根の部分に巣を作っているオス。

根の部分とはいえ高さは2メートルぐらいあります。

しかしそこは目立ち過ぎでは?笑

こちらは登山道で、しかも大人がさわれる高さにあるメスが内部仕上げ中の巣です。

私はミソサザイが留守中に、横を通るふりをしながらサッと撮らせてもらいました。笑

登山者が躓いたりよろけた時に巣に手をつかないかヒヤヒヤしています。

ミソッチのオスは囀る場所がだいたい決まっていて、待ち伏せて撮影します。ここは倒木やら大きめの岩やら隠れる所があって至近距離で撮影出来ます。

なので、スズメより小さいミソッチの細い舌や羽根の小さな模様まで見ることが出来ます。

尾羽の裏側にも斑点模様もハッキリ見えます。

ここは場所的に大きなカメラレンズや三脚を持って行けないので、小さなカメラで撮影しているので動画の画質は悪いです。

レンズは軽量高性能な物を新調したのですが、カメラは10年以上前に発売されたものなので画質も荒いです。

何とかメインの機材で撮影したいのですが、三脚立てるスペースがありません。

コケに覆われた岩やいい感じの倒木が沢山あるので、ロケーションとしては最高なのですが。

こちらも倒木の陰に隠れるために、本来なら曲がらない方に足を曲げての撮影です。笑

この尾羽を垂直に上げながらの囀りが大好きで、ついつい撮ってしまいます。


ミソサザイの皆さん、今季は通わせてもらいますのでよろしくお願いします。




zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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