山は楽しいですね

ここの所ミソサザイを追って山に入り浸っていますが、若い頃は奥多摩や富士山周辺で山歩きをしながら花や昆虫を撮影していました。

勿論フィルム写真の頃です。

だからミソサザイを探しての山歩きや、苔むした岩陰での待ち伏せも苦にならないというかむしろ楽しいです。笑

今回はミソサザイは脇役でそれ以外のいろいろ撮ったものを載せようと思います。


登山道入り口の側の手すり部分なのですが、一番上の所がパイプになっていて空洞になっています。

それを利用して巣を作っている鳥がいます。

赤丸はヤマガラが、水色の方はシジュウカラが製作中です。

街中でもスズメが電柱や道路標識などに巣を作っていますね。

シジュウカラが巣材を運び入れる所です。

1羽が近くの木の上で警戒し、1羽が運び入れるという作戦のようです。

シジュウカラはこのように1度とまって中に入るので撮影出来たのですが、ヤマガラは近くの木から直接飛び込むことが多いので撮れませんでした。

ヤマガラも1羽が警戒しているのですが、こちらが警戒中の個体です。



ミソサザイのメスはオスのようには囀らず、たまに地鳴きするだけなので、見つけるのが難しいです。

巣に入る時もオスが囀って目立っている隙に入るという印象です。

オスが囀っていた近辺で待っているとメスが出てくることがあります。

数十分観察していましたが、このメスは餌を食べながら移動しているだけで巣材運びはしていませんでした。



先日、オオルリを今季初視認です。

まだ到着して間もないようで綺麗な囀りはしてくれませんでした。地鳴きのみでした。

オオルリは冬の間はインドシナ半島やフィリピンで越冬し夏に日本で繁殖します。

鳥の場合繁殖地がホームなので、「おかえり」です。

冬鳥の場合、日本は越冬地なので「いらっしゃい」ですね。笑


昨日、コケに覆われた倒木の陰でミソサザイを待ち伏せしていたら、太陽の前を横切った鳥が地面に影として見えたのでそちらの方の木を見てみると・・・

オオコノハズクでした。

撮ってる時はフクロウ科ということしかわからず、後で調べて分かりました。

私はフクロウ科の鳥は、コミミズク、アオバズク、トラフズクを撮ったことがあるのですが、撮影中からそのどれでもないことは分かっていたので、身体が震えました。笑

名前にオオと付いていますが25センチ程なのでハトぐらいでしょうか。

枝が被っていたので移動したかったんですが、むこうに発見されてしまっていたので、動けませんでした。

相手は夜行性で、目はそれほど良くないと思いますが、紫外線が見える上に、超音波探査してくる手練れです。中年オヤジのかなう相手ではありません、笑



あと山をウロウロしていて楽しいのは、動物たちの痕跡が見られることです。

こちらの山は砂利まじりの土壌の上、落葉が多くて足跡は見つけにくいのですが、

先日、何かの骨を拾いました。

埋まっていて物が雨で流れ出たようです。

折れた場所が鋭利ではなく滑らかなので、新しい物ではなさそうです。大きさから二ホンジカか、ニホンカモシカではないかと思います。

数年前に丹沢で二ホンジカの角を拾ったことがあって、この角は1本枝分かれしているので2歳の角です。

二ホンジカは毎年角が抜け落ちるのでだいたいの年齢が分かります。

まだ見たことが無いですが、糞は見つけたのでここの山にも二ホンジカがいるようです。

こちらはタヌキの糞だと思います。

1回分でこんなには出ないのですが、タヌキは1カ所トイレのような場所を決めてそこに毎回します。

ためフン場と呼ばれています。

見た所、硬い枝が残っていたり繊維のような物が見えるのでこの個体は主に植物を食べているようです。

タヌキは雑食なのでなのですが、食べたものによって糞の色や混ざりもので、食べたものが分かります。



最後が糞ではなんなので、締めくくりは綺麗な植物で。笑

ハシリドコロ。

渓流際のところで見掛けます。

花から茎から根から全てに毒があります。

イワウチワ。

登山道のゴルジュと呼ばれる大規模に岩が割れた所?によく咲いています。

キケマン。

こちらは郊外の河原でも見掛けますね。

ニリンソウ。

小さくて可憐な印象で好きな花です。

マムシグサ。

茎の模様がマムシに似ているからこの名前のようです。

秋頃になると真っ赤なトウモロコシみたいな果実を付けます。

アオイスミレ。

こちらも岩に咲いていますが、ふつうに地面に咲いていることも。

公園の植栽や花壇、街路樹もいいですが、野草はその時期でないと見れないし、品種改良されてない分、色がどぎつくなくていいですね。




ネットの情報や人から聞いて鳥を撮るだけだった頃は必要なかったのですが、自分で探したり、偶然に出会うためにはその鳥の食性や好む地形、環境を知らないといけません。

極端な話ですが、魚を主食にしている鳥を撮りたかったら山の中探してもダメですよね。

鳥を撮るようになって、魚や植物、昆虫や爬虫類のことも以前より詳しくなりました。

鳥のお陰でスキルアップが出来、豊かな人生になってます。



zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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