またミソサザイを観察してきました。
朝一のお出迎えは
ホオジロでした。
すぐ近くにメスもいたのでペアのようです。
今年はホオジロの雛も見れるかな?
まえに撮れなかったヤマガラが巣から出てくるところも撮れました。
上のパイプ部分の中に巣作り中なのです。
登山届を出して山に入って暫くすると、御神木があり、神様が祀ってあります。毎回行きには道中の無事を願い、帰りは無事に下山できたお礼の為に拝んでいます。
登山道や林道に神様や仏様を祀っているのは珍しくありませんが、若い人たちは結構スルーしています。
昭和生まれのおっさんは信心深いわけではないのですが、無視できません。笑
今日も拝もうと思ったら・・・・・
ん?何かいるぞ・・・・・
二ホンジカでした。笑
この時期は角のあるオスも抜け替えで角が無いのですが、抜けた跡もないのでメスでしょう。
体高が90センチにも満たないように見えたので、去年生まれた若かもしれません。
5メートル程までなら近づいてもこちらを気にしつつですが、餌を食べ続けています。
今までの経験では数十メートル離れていても人を見たら逃げるとという印象だったので驚きました。
よくよく考えたら、以前よく行っていた丹沢はシカの狩猟がしていたのですが、こちらは狩猟をしていない。その違いかもしれません。
何ヶ所かミソサザイの縄張りを観察しながら山を登ります。
私の印象ではミソサザイは朝が遅いです。
本格的に活動を始めるのは8時頃です。もう6時には明るくなっているのに・・・
私はいつも7時に山に入るので、下の方の縄張りの主は活動前です。笑
標高550メートルぐらいまでを野鳥や他の動物の痕跡を探しながらゆっくり登ります。
途中、オオルリが囀っていました。
こちらに渡って来て数日は綺麗な囀りではなく、「ピーヒャラピー、ピーヒャラピッピ」みたいな囀りです。
伝わるか分かりませんが。笑
そしてミソッチはというと・・・・・
オスが巣作りの真っ最中です。
前々回紹介した岩場の巣のオスが2個目を製作中です。
岩場に巣はいわゆるゴルジュ(渓谷で、両側の岩壁が迫って狭くなった所。)と呼ばれる地形の所にあって、なかなか危険な場所だし、狭いので登山者の邪魔になります。
しかし今回は渓流の観察しやすい場所にあるので助かります。
そして多くの岩や倒木にコケが生えている場所なので、写真が映えます。笑
写真撮るとホントに綺麗なんですよ。
ミソッチはコケが似合います。
以前にも書きましたが、ミソサザイは巣の外側をオスが作り、メスが内部を仕上げます。
綺麗に出来ているか、不具合ないか時々確認しながら作業を進めます。
この個体、私がいる約5m先の倒木のここが好きでよく囀ります。
類人猿オッサンごときは脅威ではないようです。笑
一度私が寄りかかっていた倒木にとまったことがありました。ゼロ距離ですよ。流石に数秒で飛び去りましたが。
二ホンジカといいミソッチといいなめやがって・・・笑
今までここまでガッツリミソサザイを観察したことがなくて、疑問だったことがいくつか分かってきました。
オスが縄張り主張の囀り中に突然地鳴きに変わる時があって、何なのかと思っていたのですが、ペアになっていない時、近くにメスが来た時の行動のようです。
まだこの個体で、数回しか見ていないので全ての個体に当てはまるかは分かりませんが。
何回目かの時に・・・・・
可愛らしいお嬢さんがやって来ました。
こちらがメスです。
上がオス、下がやってきたメスです。
ミソサザイの雌雄はほぼ同じ容姿なので、囀るか囀らないかで判断するしかありません。
個体差となると更に難しく、私は目の上の眉班の色と形で識別しています。
上はここの縄張りの主のオスで、やや白が濃いめです。下がやってきたメスで白が薄目で上り気味。
勿論撮った写真を確認して分かることで、その場では判断付きません。
そして、この羽根を広げての囀りも以前にも見たことがあったのですが、これをやる理由が分かりませんでした。
ライバルへの威嚇か、求愛ディスプレーではないかと予想はしていましたが。
今回で求愛ディスプレーだと確信出来ました。
メスは一度巣の中に入りましたが、すぐに出てきてこの日私がいるうちは現れませんでした。
今日の所は内覧だけだったようです。笑
ただオスの地鳴きがその後も聞こえたので、近くにいは来ているようでした。
駐車場に戻り食事をしていると「ピーヒャラピー、ピーヒャラピッピ」が聞こえました。
ここはオオルリが多そうです。
そして全く野鳥カメラマンが来ないので、心置きなく観察、撮影が出来るのでパラダイスです。笑
ミソッチの繁殖の邪魔をしないように観察を続けたいと思います。
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