先日、鳥を求めて山を歩きました。ミソサザイの巣がある場所の更に上まで行きました。
7時に出発して13時には駐車場に戻ったので、素人にはなかなかきつい工程でした。
山頂まで行こうと思い出発しようとしたときに「ニィニィ」とヤマガラがやって来ました。
巣材運びかな?と思いきや・・・・・
あれ?巣材じゃなくて虫?
ということは孵ってるのかぁ。
ということは逆算すると、私がヤマガラが出入りしているのを発見した時には既に抱卵中で、出入りしていたのは抱卵中のメスに、オスが餌を運んでいたということになります。
そして、少し調べたら15日ほどで巣立つらしく、巣立ちを促すために親が巣の外で囀るみたいなのですが、やってたんですよね・・・今思えばそんな感じの動き・・・昨日の夕方か今日あたりに巣立ってるかもしれません。
同じフェンスの隣のシジュウカラの巣も静かで、姿さえ見えないのでこちらは既に巣立ったのではないでしょうか。
あぁ・・・まだまだ勉強が足りませんね・・・
気を取り直して登山道を進んでいくとエナガの群れが現れました。
針葉樹林でのエナガの撮影は困難極まります。笑
エナガは主に小さい昆虫やイモムシ系などを食べているのですが、それらがいる枝は高い所にしかないのです。針葉樹は管理されているので、低い所の枝は枝打ちされていてほぼほぼ無いので、高い所を飛び回っています。
たまに広葉樹の低木に来た時がチャンスです。
チャンス到来とシャッターを切ったら、雛でした。なんと愛らしい。
一生懸命親について飛んでいます。
木の高い所で餌をもらっていました。
そしてさらに登ってミソサザイのエリアへ。
地図の赤丸の辺りです。標高500メートルぐらい。
相変わらずオスが囀っていました。
小一時間観察していましたが、メスの姿は見えませんでした。
と言ってもこんな風にオスを撮影している間に出入りしいることが多いのです。
ちゃんと調べたわけではないのですが、オスが巣から少し離れた場所で囀って、気を引いている隙にメスが巣から出入りしているようなのです。
今年こそは雛を見させてもらいますよ。
よろしくね。
ここから上の標高550メートルを超えたあたりから極端に鳥が少なくなります。
オオルリも500メートルぐらいまでしか居ませんし、シジュウカラの囀りも聞こえません。
たまにヤマガラの囀りが聞こえるぐらいです。
虫も少ない気がするのでその辺の関係でしょうか?
しかしたまに綺麗な花が咲いているので楽しいです。
ガクウツギ。
ラショウモンカズラ。
こちらはいくら調べても分からなかった花。
群生していて綺麗だったのですが。
暫く登っていくと、舗装された林道に出ました。地図のキミドリのところです。
あちこちで崩落しているらしく、車両は入れないようです。
私としては山歩きは目的ではなく手段なので、出来ればここまでクルマで来たいのですが。笑
こういう林道では動物たちの痕跡を探すのが好きです。
糞や足跡や鹿の角、骨などです。
登山道でも、沢や涸れ沢、水が流れた跡を見つけると、「何か」を探します。
他の地域でも、動物たちは以外と林道を使っているようです。
恐らくですが、歩きやすい上に視界がいいので狩る動物は獲物を見つけやすく、狩られる側も捕食者を見つけやすいからではないかと想像しています。
黄色丸辺りが登って来た山の尾根で、登って来て所はこの山の沢です。
私は、山歩き用のアプリを使っていて、それを見ると誰かが尾根を通行した軌跡があったので、山頂を目指すのをやめて、尾根まで行ってみることにします。
歩いているとすぐに舗装路が終わり、砂利道に。
ガードレールも。笑
舗装路は比較的新しいので、整備計画を進めていたらコロナ禍になり頓挫した?
もしくはその前から予算が無くなったのかもしれませんが。
この林道、地図で見ると相当長いので、全部を整備するのは厳しいような気がします。
大きなお世話だと言われるかもしれませんが、この林道がある市、それほど裕福だと思えませんので。笑
少し行くとオオルリとホトトギスの囀りが聞こえましたが、見つけられませんでした。
頭上遥か上空をクマタカが通過しましたが、山歩きの時は小さいカメラなので当然撮れるはずもありません。笑
途中オオルリの囀りが一切聞こえなくなり、ここが750メートルぐらいなのですが、また現れる。
鳥のことは調べたり知ったりするとさらに謎が増えます。
ヤマガラは発見しました。
まぁこんな所にいればね。笑
それにしてもここは人が入ってないようで、山菜の宝庫ですね。
ワラビやタラの芽などありますし、
野生の山椒を初めて見ました。
まだ50センチ程ですが。
目的の尾根に到着しました。
なんか歩き易そうです。
滑落防止?の網もあるので林業者用の道でしょうか。
これを降りても駐車場に行けなくはないですが、結構駐車場から離れた場所に出るので戻ることにしました。
戻る途中、涸れ沢があったのでシカの角でもないかとのぞいてみると・・・・・
ひぃぃぃ!!
何かの頭骨のようです。地図の白丸あたりです。
前後に長いので人でないとは思います。歯の感じから肉食ではないなと。
持ち帰りたかったのですが、恐らく数年たっているようで、見ただけで触ったら壊れそうだったので写真だけにしときました。
調べてみるとシカではないかと思いました。
登山道入り口まで戻ってくると、近くでオオルリの囀りが。
探してみるといました。地図の青丸の辺りです。
なかなか綺麗な梢にとまってるのですが、距離がありました。
前回のほうが全然いいですね。
今回、あまり鳥を意識せずに歩いてみましたが、鳥に集中しない分他の物が目につきやすかったような気がします。
山歩きが目的でもいいような気がしてきました。笑
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