尾羽短いオスと囀るメスの異色カップルの巣がほぼほぼ完成しました。
円錐カップ型の綺麗な巣です。
夫妻が協力して作り上げました。
木曜から作り始めて、金曜は雨だったので殆ど作業していないと思うので、4日ぐらいで完成するようです。
この日は内部にコケを貼り付けて脚で踏み固めたり、外側にクモの巣を張り付けたりしていました。
クモの巣は他の鳥達も巣作りにしようしていますが、巣材同士を貼り付けられるのと、巣を押したりした時に粘りがあり少し伸びる、そして撥水効果も期待できそうです。
接着剤、クッション、防水剤、人が家を建てる時に、これだけの用途を1種類で賄えと言われたら、無理でしょう。
とても優秀な巣材ですね。
この動画で最初に来るのはオスで、コケを内部に置いて踏み固めているのが分かります。
次に入れ替わりできたメスは外側にクモの巣を貼り付けています。
毎回半日ほど観察していますが、このメスがホントに良く働きます。
そしてオスがあまり囀らない分メスが囀っています。笑
しっかり者の奥さまです。
私がサンコウチョウならこの若いオスから略奪愛するのですが。笑
しかし、オッサンの思いとは裏腹に、この夫妻は仲がいいのです。笑
私はサンコウチョウのメスがオスを選ぶ時に、尾羽の長さや、囀りの上手さで選んでいると思っていました。
しかしこのオス、尾羽が短いです。
初めて見た時は私の途中で落ちてしまったか、縄張り争いで失くしたかだと思ってました。普通2本ある長い尾羽がオス同士の争いで、高速で森の中を移動しているうちに落としてしまうオスがいるからです。
ですがこのオス、尾羽を拡大して見ると短いですが、尾羽とは別の物が2本のちゃんと生えていますので、単に短いだけというのが分かります。
囀りも今まで10羽以上サンコウチョウの囀りを聞いてきましたが、お世辞にもうまいとは言えない気がします。
人とサンコウチョウのメスでは基準が違うのかもしれませんが。笑
ともあれ、巣が完成して繁殖が本格的に始まりました、
去年見つけた巣は巣立ち前に外敵に襲われてダメになりましたので、今年は無事に巣立ってほしいと思います。
同じエリアで、キビタキも婚活中です。
正面から見つめてきて首を傾げるのは反則だと何度言ったら・・・
この前まで樹上で囀っていたのですが、昨日はたまに下に降りてきて、地鳴きをするようになりました。
キビタキの地鳴きと知らずにコゲラだと思っていたので、気付く前から来ていた可能性があります。
覚えたから今度は一瞬たりとも目を離さないよ。笑
近くにメスでも来ていたのでしょうか?
そして同じく婚活中のシジュウカラ。
シジュウカラの場合、留鳥なので4月から繁殖していますので、2回目の繁殖かもしれませんが。
ここの近くの数カ所にもサンコウチョウの巣があるらしいので、今年は飛来するのが遅かっただけのようです。
越冬地の気候なのか、環境変動の影響だったのか分かりませんが、今年はヒヤヒヤしました。
この近辺では、囀りを聞いた種も含め、ツバメ、サンコウチョウ、オオルリ、キビタキ、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、キジ、ノスリ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホトトギス、ヤブサメ、カラス2種やハト2種スズメさらにサギ類カモ類含めたら20種以上の野鳥がいます。
種も数も減らないように、環境を最低でも現状維持していけたらと思います。
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