前回の後2~3回様子を見に行きましたが、進展は無いようです。
もしかすると既に産卵が始まっているのかもしれませんが、まだ一度も交尾を見ていないので何とも言えません。
私はそんなに沢山の鳥の交尾を見たことがあるわけではありませんが、カワセミ、ヤマセミは比較的巣の近くで交尾していましたし、オオタカも巣の横、ササゴイに至っては巣で交尾していました。
右上から、カワセミ、ヤマセミ、左がオオタカ、ササゴイです。
サンコウチョウも一度ぐらいは巣の近くで交尾するかと思っていたのですが、今の所見ていないです。
巣をアップで見ると木の皮のような物の上に付けたコケや葉を、クモの巣で巻き付けているのがよく分かります。
メスは数十分に一度は来ていて、何かゴソゴソ巣の形を整えるような仕草をしているのですが、オスは半日に一度ぐらい近くに来たり、メスと追いかけっこをしていたりです。
産卵は個数は鳥によって違いますが、だいたい1日1個産み、4~5日かけて3~4個産みます。
最後の卵を産み終わるまでは抱卵はせず、全部生み終わってから抱卵を始めます。
卵によって、孵化する日がずれないようにだと思います。
1個でも産卵すると、1日に何度か卵を動かしに来ます。黄身が常に中心にあるようにするためです。黄身が殻などに接触したままだと正常に孵化出来ないからです。
巣でゴソゴソやっているのが、卵を動かしているのならいいのですが。
と思っていたら、昨日オスが巣を覗きに来ました。
巣が完成してから私が観察中は初めてです。
サンコウチョウは雌雄交代で抱卵するので、様子を見に来たのかもしれません。
引き続き観察したいと思います。
この付近では他の鳥達も繁殖に励んでいます。
最近見つけたスズメのお宿。笑
巣材を持っている個体がいたので尾行して見つけました。
スズメは4月から繁殖に入るので2回目の繁殖(2番子)かもしれません。
こちらも見つけたからには、観察していきます。
ハシブトガラスも送電線の作業用の踊り場(?)で子育て中です。
親が餌を持ってきたので雛が騒いでいるところです。
隠れて観察していたのですが、この後親に見つかり叱られました。笑
いや、そこまで20メートル弱あるじゃん。行かないってそこまで。
子育て中は気が立っています。ごめんね。笑
昨日行ったら既に巣立ったようでした。写真の時点で結構大きそうでしたから。
因みにカラスの雛は、口の中が赤く、スズメの雛は嘴が黄色です。
姿を見ることはあまりありませんが、ホトトギスも良く囀っているので托卵する相手を物色中のようです。
ここだとホオジロやウグイスに托卵するようですが、この写真を撮ったのがサンコウチョウの巣の近くなのでサンコウチョウにしてくれたらと期待しています。いや、無いな。笑
コゲラのペアが食事をしていました。
去年ここで雛に親が餌を上げえいる所を見ましたから、近くで繁殖しているのでは?と思っていました。
大きさが同じぐらいで、お互いつかず離れずで餌取りをしていたのでペアだと思います。
コジュケイ夫妻も目撃しました。
藪から藪へ移動していて、こちらにも気付いていたようで、下草や低木が混みあっている所を選んで動いていたのでこんな写真しか撮れませんでした。
「いやねぇ~。へんなジジィが見てるよ。」などと言っているのでしょうか。笑
慎重に尾行を試みましたが、藪に中では向こうに利するところがあるのでアッサリまかれました。笑
そしてサンコウチョウの観察中にいつも頭上付近でうるさいぐらいに囀っているキビタキですが、一緒に観察している方々と、「未だにあれだけ囀ってるってことは相手いないのか。かわいそうに。」と話していたのですが、先週メスを2度ほど目撃して、
今週はオスが、
餌を咥えて移動しているのを何度か目撃しています。
最初、抱卵中のメスにオスが餌を届けているのかと思っていましたが、どうやらメスへの求愛給餌のようです。人で言うプロポーズですね。
なぜそう思ったかというと、キビタキを調べていたら、オスに求愛給餌された後のメスが「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と冬鳥のジョウビタキやルリビタキのような囀りをしている動画を見つけたからです。
オスが餌を持っているのを見た後は大体この囀りが聞こえます。
夏なので何の囀りか分からなかったのです。
どうやらメスは下草や藪の中にいて、オスが餌を持って行ってるようなのですが、オスは樹上にいるときは動けば発見できるのですが、地表付近に来ると途端にトリッキーな動きになり見失います。
しかしメスは餌をもらいペアとして認めたようなので近いうちに繁殖を始めるのではないでしょうか。
モテない陰キャというレッテルを貼ってごめん。笑
ここは毎年サンコウチョウを求めて沢山の野鳥カメラマンが来ますが、今年は飛来時期が少し例年より遅れたのと、飛来数が少なかったようで野鳥カメラマンは少ないです。
私としては好きなアングルで好きなように観察できるので嬉しいのです。
サンコウチョウ以外興味ない人が殆どで囀りが聞こえなければすぐに帰るので私としてはありがたいですが、今日紹介した以外にも、キジやツバメ、ガビチョウ、ウグイスなどたくさんの鳥が繁殖しているのにもったいないと思います。
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