今年は3月後半からほぼ山中に潜んでの、まるで逃亡者のような撮影、観察が多かったのですが、久々にお天道様の下に出てきました。太陽が眩しいです。笑
知人からカイツブリの親子とヨシゴイが近くで見れるよと教えていただいたので行ってきました。
いつもありがとうございます。
この日、朝の6時半頃から13時頃までいて、主にカイツブリとヨシゴイで4000枚撮ったので(笑)、今回はカイツブリ編です。
家から40分程にある、主に農業と治水で利用している沼です。
沼とはいえ長手方向で1300メートルあるらしいのでそれなりの大きさです。
すいません。私の指が写っています。笑
クルマを停め沼に向かうと、早速カイツブリの成鳥が捕まえたばかりらしいエビかザリガニを食べていました。
カイツブリは成長で30センチ程の水禽、いわゆる水鳥です。
一般の方には馴染みが薄いですが、野鳥好きからしたら川や湖、公園の池など淡水の水辺ではお馴染みの鳥です。
何度か振り回したり、水面に叩きつけたりして弱らせて丸飲みです。
いろんなところでよく見掛けますが、ガビチョウと違い野鳥好きの人気も高いです。笑
この個体はそのすぐ後にも魚を獲っていました。
遠くにカイツブリの親子らしき姿が見えたので、行ってみると、
居ました、居ました。
雛は3羽のようです。
カイツブリは大抵、しばらくは巣の近くで子育てをするので、ここも巣だと思っていたのですが、成鳥の動きを見ていて、新しく作っている巣だと分かりました。
この雛たちが生まれた巣が壊れたか何かで使い物にならなくなったのか?
なので、親たちは巣材と雛への餌をかわるがわる運んでいて忙しそうです。
まだ乳飲み子がいるのに2番子作る気満々ですね。笑
野鳥カメラマンは大体の人が撮った写真をトリミングして保存していると思うのですが、私はその時なるべく生息地の環境なども写るようにトリミングします。
上のような感じですね。
でも今回はあまりにも雛たちが愛らしかったので、あえてひとつ前の写真のような感じのトリミングにしました。
家族集合写真です。
奥に2羽の成鳥、手前に3羽の雛です。雛の一羽が分かり難いですが、左の成鳥の所にいます。
真ん中の雛が餌をもらっています。
観察していると、手前の雛が一番大きく、もらっている雛が一番小さいようです。
こちらは2番目の大きさの雛です。
この雛には大きすぎる餌では?と思っていましたが、
時間を掛けて何とか飲み込みました。
この写真だと分かり易いですね。
左が一番大きな雛、右が一番小さな雛です。
カイツブリの雛と言えば、親の背中に乗る所が見たいところです。
ですが、親たちは巣材運びと餌やりで忙しいのか、なかなか乗せようとしません。
やっと乗せてくれました。
この写真では2羽しか見えてませんが3羽乗っています。
3羽が写っているのはこれ1枚だけでした。一番小さい雛はもぐっていることが多いのです。
最低でも毎年一度はこの姿見ますが、何度見てもいいものですね。
この付近で私が確認しただけで3家族ほどいるようでした。
こちらは雛を1羽だけ連れたカイツブリです。他の雛は既に親離れしたのか、襲われたのか・・・
カイツブリは4個以上の卵を孵すことが多いので、前出の家族の雛も何羽か他の生物の食物になった可能性が高いと思います。
恐らくこの3羽が全て成長になり来年繁殖する可能性も低いでしょう。
よくて1羽ぐらいではないでしょうか。
カイツブリはシーズンに2回は繁殖するので、成鳥になり繁殖できるのは、10羽ぐらい孵化するうちの1羽ぐらいではないかと思います。
そうと分かっていても撮りながら、みんな元気に大人になれよ~と思ってしまいます。
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