先日行った沼にまた行ってきました。
ここは渡り途中の立ち寄りや、休憩で一時的にやって来るカモやシギチ類がいるからです。
前回いたトウネン、オジロトウネンなどは渡りを再開したようで、いませんでした。
遠くにシギチが集まっているのが見えたので、近づいたところ、アオサギ先輩が飛んできました。
まるでファッションショーでランウェイを歩いているような雰囲気です。笑
その後、シギチたちが集まっている所に行って出すものを出してました。笑
集まっていたのは、セイタカシギ(赤)、アオアシシギ(橙)、オオハシシギ(黄)、ハマシギ(緑)でした。
前回オオハシシギはいなかったので、新たに来たようです。
基本、シベリア北東部とアラスカの一部で繁殖し、冬季はカリフォルニア州からメキシコで越冬するのですが、ほんの少数日本で越冬する個体もいる様です。
この沼ではここ数年、数羽が越冬しています。
日本で越冬する個体は少ないらしいので、去年はかなり遠くから見に来た人もいました。
早朝はこの位置から撮ると逆光になるのですが、野鳥カメラマンが嫌う逆光、私は好きです。
曇りの時の逆光は色が出ませんが、晴れてる時はカメラの設定や技術でなんとかなります。
逆光でのコサギの狩りです。
とても綺麗で幻想的です。
飛び姿などを逆光で撮ると羽根が透けて美しいです。
こちらは順光でのコサギの狩りです。
晴れでシャッタースピードを速くできたので、飛び散る水も止まっています。
コガモに挟まれた真ん中がオオハシシギです。
まだ来たばかりで警戒心が強く、近くに来てくれませんでしたが、例年の経験だと来月頃になるともっと沿岸近くに来てくれると思います。
偶然アオアシシギと一緒に飛んでいる所が撮れました。
手前がオオハシシギです。アオアシシギより一回り小さいといった感じです。
アオアシシギです。
見た目はよく似ているのですが、オオハシシギの方がお腹がややグレー掛かっています。
ホントにシギチ類の冬羽は似ているんですよ。笑
こちらはハマシギ。
オオハシシギより更に一回り小さいです。
コガモの群れに隠れながら食事をしていました。
手前からコガモ、ハマシギ、セイタカシギ。
サイズ感が分かり易いと思います。
天敵から身を守るためか、シギチ類やカモ類は異種同士でもまとまりがちで同定に苦労します。
それにもまして、この日は留鳥のイソシギもいたのでさらにややこしいことに。笑
セイタカシギはここに来て大分経つので近くに来てくれました。
エビをゲット。
水生昆虫、ゴカイ、エビカニ、魚など水生生物全般が餌です。
全体的に細身で脚が長いので何をしていても画になります。
飛び姿など美しすぎてため息が出ます。
水辺ではスズメも水浴びをしていました。
ハクセキレイも相変わらずシギチのような顔して食事しています。笑
ヒドリガモも大分増えてきました。
観察していると同じメスでもお腹が茶っぽい個体と白い個体がいることに気付きました。
ネットや図鑑で調べても分かりませんでした。
茶っぽいのは夏羽かな?
オスはすっかりオスらしい色に変わりました。
この個体は近縁種で繁殖地が被る、アメリカヒドリとの雑種かもしれません。
アメリカヒドリの特徴の緑色が目の付近に見えています。
さぁ本格的に鳥見シーズンに突入です。
防寒具や靴の準備は済んでいるのでそろそろクルマのタイヤも冬タイヤに変えねば。
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