数年ぶりに秋らしい秋

ここ1週間ぐらい、朝の気温が一桁台で、昼間が15度から20度ぐらいで久しぶりに秋らしい秋がやってきた感じがします。

家の近所で「ヒッ、ヒッ、ヒッ」とジョウビタキの囀りが聞こえたので、シギチ、カモ類以外の冬鳥も来ていないかと、好きな里山と湖を小さいカメラを持って歩いてみました。


湖の周辺には虚勢をされたいわゆる地域ネコが数頭います。

個人的に地域ネコに関しては思う所はありますが、可愛いのでつい撮ってしまいます。


ここは水田の灌漑用の人造湖です。この辺は田んぼが多く、このような人造湖がいくつかあります。

周辺の人造湖の中で最大で、遊歩道も整備されていて散歩の方も多く、あと数週間で紅葉も見ごろになるはずです。

遊歩道を歩き始めてすぐに、「ヒッ、ヒッ、ヒッ」とヒタキ科、とくにジョウビタキやルリビタキの冬の囀りが聞こえてきました。

雑木林の奥の方にいるらしく姿は見えませんでした。


湖には数十羽のマガモの群れが居ました。

マガモは、一応大陸から渡ってくる群れもいるし、北海道から移動してくる群れもいます。

私の住む地域ではたまに夏に見ることもあります。

ここでは冬になるとやって来ます。

左がオス、右がメスです。

メスはカルガモによく似ていますが、嘴がカルガモは黒っぽく、マガモのメスはオレンジがかっているので、よく見ると分かります。

マガモも繁殖が終わった後、一時的にメスのような色になるエクリプスという状態になるのですが、この個体は顔の羽根が生え変わる途中のようです。

オシドリがいればいいなと思っていましたが、この日湖いたのは、マガモ、コガモ、カルガモ、カイツブリ、オオバンでした。



コガモのオスもエクリプスから本来の色に変わってる途中です。

こちらのコガモもメスのようですが、よく見ると目の上辺りに緑色が見え始めているので生え変わり中のオスだと思います。



里山の藪の中ではガビチョウ達が囀っています。

ウグイスも生息域が被るので藪から地鳴きが聞こえます。

ウグイスは繁殖期以外だとあまり藪から出て来ないので、撮れませんでした。



しばらく歩いていると、「キュッ、ギュッ」とアカゲラの囀りが聞こえてきました。

一昨年ここでアカゲラとオオアカゲラを沢山撮ったのですが、去年はあまり姿を見れませんでした。

今年は期待できるかな。



ここの里山の神様にお参りをしに行ったら、

ジョウビタキのメス、通称ジョビ子さんがいました。

早速、神頼みの御利益ありました。笑

日本の冬には当たり前のように見ますし、今まで何百枚撮ったか分からないジョウビタキですが、この愛らしい姿を見るとついつい撮ってしまいます。



里山を2時間ぐらい歩き廻った頃、

ホオジロのメスか、カシラダカのメスか、アオジのメスか・・・

この写真ではちょっと判別できませんが、ホオジロ科の何かのメスのような気がします。

藪に中の水場で水浴びをしていました。

セイタカワダチソウなどが枯れると藪から出てくるのですが、まだこんな状態だし、カシラダカかアオジだと渡って来て日も浅いので警戒して出てきません。

渡ってと書きましたが、アオジは東北や北海道で繁殖します。

それと、

ホオジロ科の鳥達やまだ姿を見ていませんが、シロハラなどが好んで食べる、コナラやクヌギのドングリも落ちて来ていました。

ドングリ類が遊歩道にもう少し落ちて、それを散歩の人間が踏んで割れると、中身を食べに来ます。



昼前に湖を後にして、近くの河川敷に行ってみました。

広大な葦原があって、ベニマシコやアトリなどがアキニレという木の実に集まってきます。

アキニレは今年も順調に育っているようです。

葉が落ちて茶色の実が白くなった頃が食べごろのようです。




続々と冬鳥たちがやって来ています。

今週中に2カ所、ロケハンでやや遠出したいと思っています。

楽しくなってきました。


zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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