コガモと紅葉の絡みが撮れてないので、湖の遊歩道を歩いていると、マガモの群れの中に一回り小さいカモがいるのに気づきました。
顔を背中に向けて寝ているようですが、緑色が見えたのでコガモだと思い、近づいて写真を撮ったのですが、違和感を感じて確認してみると・・・・・
トモエガモでした。
トモエガモは渡りのカモ類で、毎年群れで飛来する場所はありますが、それ以外の地域だと1つがいか数羽程度しかいません。
いたら、顔の模様が綺麗ということもあり、カメラマンが2桁人程集まります。
たしか先週はいなかったので、ここに来て1週間以内だと思います。
まだ警戒しているようで、遊歩道から見えない日影にいることが多かったです。
全くカメラマンがいないので、知られていないようです。
私が撮影中も何人かの野鳥カメラマンが通り過ぎましたが、気付く人はいませんでした。
私は基本、挨拶はするが野鳥カメラマンと交流する気はないので、聞かれなければこちらから教えることはありませんし、聞かれてもこの場合はマガモを撮ってると答えたでしょう。笑
この個体は、エクリプスからの換羽が済んでいないようで本来の羽根色ではありませんでした。
以前撮ったものと比べると分かり易いです。
2020年に撮ったトモエガモです。
薄黄色、黒、緑の巴模様がよく分かります。
この時もオスが1羽いただけだったので、集団越冬地以外の場所では数羽単位しかいないのでしょう。
この個体は顔と胸の薄黄色がまだほぼ茶色です。
もしあと数週間いてくれれば、本来の羽根色も見れるかもしれません。
こちらはメスです。
コガモのメスに酷似していますが、嘴付け根に白丸斑があるので見分けは容易です。
若いオスで成鳥の羽根になり切っていないのか?とも思いましたが、メスと居るということは、やはりエクリプスからの換羽が済んでいないのでしょう。
マガモとのサイズの比較です。
マガモと並ぶと、コガモよりはちょっと大きい気がします。
2020年のこの写真を見ると後ろのヒドリガモより小さく、左のオオバンと同じぐらいのようです。
この時は3時間ぐらい観察と撮影をしていたのですが、何かに気付いたのか近くのマガモが警戒音を発し、マガモ達が少し移動しました。
それを聞いたトモエガモも慌てて動いたのですが、
何と冠羽を立てました。
個人的に、冠羽を立てるカモを初めて見ました。
他にいないか調べてみましたが、カシラダカ、サンコウチョウ、ヤツガシラ、ヒバリなどは出てきますがカモ類は出てきませんでした。
上の写真は警戒音にビビッたようで、全体的に細くなり、その後気を取り直して威嚇の為に膨らんで冠羽を立てたという流れでしょうか。
結局何も起こりませんでした。笑
近くにカラスでも来たのかもしれません。
昼近くになりクルマに戻る途中で、ジョビ子さんこと、ジョウビタキのメスに会えました。
多少囀りは聞こえるものの、例年いる数カ所のポイントに全くいないので心配です。
繁殖数が少なかったのか、人には分からない、ここの環境の何かが去年までと違ってここに来ないのか分かりませんが・・・・・
トモエガモには驚きましたが、たまにこういう思いがけない出会いがあるから楽しいです。
明日辺りまた様子を見に行こうと思いますが、野鳥カメラマンが群がっていないことを祈ります。笑
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