コハクチョウが来ていました。

毎年一度は観察に行っている飛来地に行ってきました。

コハクチョウは北極圏に近いツンドラ地帯で繁殖しています。

グーグルマップでざっくりですが距離を測定したところ、約4400キロぐらいでした。

日が出たので、様子見のロケハンなので、小さいカメラを持って河原に下りていくと、いましたいました。

私が数えた所、17羽でした。市のHPを見たら18羽となっていたのでなかなかいい線ですね。

たぶん、近隣の田んぼにも数羽いると思われます。

去年までは駐車場を無償提供している近くの企業が、HP内でコハクチョウに関する情報発信(今日は何羽いますなど)していたのですが、何故か無くなっていました。

数年前にコハクチョウ保存会のようなグループが出来て去年までHPがあったと思うのですが、それも無くなっていました。

想像ですが現在は、市のサイトに以前は無かったコハクチョウ情報が載っているので、市が一元でやっているのでは?と思います。

保存会が出来る前は、地元の有志の方と近くの企業がコハクチョウの保全に努めていました。

ただその頃は好き勝手に餌を与えている人も多数いたのでどうかと思いましたが。


市が保全に乗り出したからかは分かりませんが、

土手から河川敷に下りる通路は草も刈られ、整備されていました。

以前は通路のむしろかござのようの物は敷いていなかったので、転びそうになっている方もいましたから。

ただ、これだけ下草を刈ってしまうと、他の野鳥が来なくなってしまうでしょう。

隠れる所が無くなりますから。

ともあれ、コハクチョウたちは元気です。笑

年明け頃には100羽を超える数になると思います。

今年生まれの幼鳥もいました。

左のグレー掛かっている方です。

コハクチョウは基本的に繁殖地での家族同士で越冬地でも過ごすらしいので、固まっている数羽がいたらほぼ家族と思ってよいと思います。

個人的に、コハクチョウのバッサバッサするところ好きなんです。

身体が大きいので迫力がります。

コハクチョウはこんな感じで水草の根や葉などを食べます。

私から20メートルぐらいの距離でバクバク食べています。笑

数年前まで、地元の人が餌をやっていた頃は1日中コハクチョウ達はいましたが、現在は餌付け禁止が徹底されているようで、コハクチョウの数が増えてくると、日の出頃にここを飛び立ち、近くの田んぼなどのめいめいの餌場に飛び立ちます。

日が昇り、コハクチョウ達が集まり始めていて、そろそろ飛び立つのかと思い移動しようとしたら、3羽が私の至近距離で羽繕いをし、休憩しだしました。

これはスマホで撮っていて、距離計で測ると12メートルでした。

赤矢印が通路なので、動けなくなりました。笑

小さく古いカメラですが、レンズは高性能なので良く写ります。

近すぎて全身が入りません。笑

いや、だから近いのよ。笑

脚がキクラゲみたいで旨そうですね。笑

近い近い。笑

黄色い所の質感を見ると、嘴は硬くないのかも。

以前インコを飼っていて、嘴は象牙質のような感じで硬かったし、居酒屋で食べたスズメの嘴も硬かったです。

多数の鳥の写真を見ても硬そうなものが多いのですが、この感じは柔らかそうですね。

いいケツ。笑

人に背を向けてリラックスするとかね・・・笑

ずっとこの場でしゃがんでいて、彼らの目線の高さだから完全に舐めきってます。笑

そうこうしているうちに、殆どの個体が飛び去ってしまいました。笑

見えていないですが、群れが飛ぶ前には。集団で「クゥー、クゥー」と鳴きあうので分かります。

まぁこんな美しい姿を見せられたら、次に撮ればいいか。となってしましますが。

結局3羽は30分程滞在して、去っていきました。

彼等が去った後に羽根もいただきましたし。


この日いた他の野鳥はというと、

毎年ここで越冬する、オナガガモ。

君も近いのよ。笑


お馴染みのオオバン。

ここではコハクチョウ、オナガガモ、オオバンは一緒に冬を過ごしています。


遠すぎて曖昧ですが、ハイタカ?


遠いし枝被りですがカワセミ。


ミサゴ。

たまに近くの木で休んだり、ここで狩りをしたり。

何ヶ所かある狩場の一つのようで、必ず来るわけではないようです。

数回コハクチョウ達がいるエリアを旋回していましたが、獲物が見つからなかったらしく、「このオッサンでいいかな・・・」的に睨まれました。((((;゚Д゚)))) 笑

ミサゴはほぼ魚しか食べないので、知っているのでしょうね、野鳥達はミサゴが飛んでいてもお構いなしです。

むしろミサゴよりはるかに小さいハイタカが来た時の方が、ざわついていました。

下草を刈ってしまったせいか、以前はいた、アオジ、ウグイス、ホオジロ、オオジュリンなどは見えませんでした。

いずれも藪に隠れていて、葦原や木に餌を食べに行くタイプの野鳥です。

こう書くと、これらの鳥の数が減ってしまったと勘違いされる方が居るのですが、ここにいなくなっただけで、近くに似たような場所はいくらでもあるので、移っただけでしょう。

野鳥はそれ程やわじゃありません。




年内にもう一度ぐらい行きたいと思っています。

その時は、倍ぐらいの数になっているといいですが。

zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

0コメント

  • 1000 / 1000