ホオジロガモに続きましては、ミコアイサです。
ユーラシア大陸亜寒帯のタイガ(シベリア地方の針葉樹林)で繁殖して日本では九州以北で越冬します。
北海道の稚内にほど近い辺りで繁殖する個体もいるようです。
ホオジロガモと繁殖地の一部が被るらしく、ホオジロガモとの交雑も少なくないようです。
見た目からパンダガモの異名があります。
ホオジロガモはメスが多いようでしたが、ミコアイサは圧倒的にオスが多いです。
日本名のミコアイサのミコは巫女さんで、オスの羽根模様が巫女の白装束に似ているといことからつけられたみたいです。
近くで見るとホントに愛らしいんですよ。
オスは前や横からだとパンダ柄が目立ちますが、後ろからだと後頭部のV字が特徴的です。
メスも色は地味ですが、クリクリまなこで可愛らしいです。
最近の私のブログによく登場するオオバンと比べるとこんな感じです。
オオバンより少し小さいぐらいです。
カイツブリと比べるとこのぐらいの差です。
カイツブリはヒヨドリぐらい、オオバンはハトぐらいの大きさです。
ホオジロガモより少し小さいです。
食性が、動物食メインの雑食なので、潜って甲殻類や魚類を食べます。
ここは透明度が高いので、潜った後の水中の姿も捉えることが出来ました。
これは嬉しかったです。
身体だけでなく、後頭部のV字も見えています。
ミコアイサもたまに激しくイチャつきます。笑
奥ゆかしさを美徳とする日本と違い、ヨーロッパ出身のカモ類は愛し合い方が激しいようです。笑
因みに私は女性が恥ずかしがっている姿が一番萌えます。笑
たまに水上を高速で移動しています。
水禽類(水辺で生活する鳥で特にカモ類)で羽ばたきながら水面を走るように移動する種は結構いるのですが、(カイツブリ、オオバン、カワウなど)ミコアイサの場合、脚は水中です。
この写真を見ると、羽根を閉じ、首を前に出して、空気抵抗を減らし、水中で脚をバタ足の様に動かしているのではないかと思います。
止まる時は羽根を広げ、空気に対しブレーキを掛けつつ、急に減速するのでバランスを取り、更に足を前に出し水に対してもブレーキを掛けている感じのようです。
出来れば水中で観察したいものです。笑
身体が濡れた後のワッサワッサも気品があります。笑
ミコアイサは、私の住む地域では本当に見れる機会が少ないので、毎年諏訪湖にお邪魔しています。
今年は数年ぶりに冬らしい冬なので来月辺り、雪と凍った諏訪湖とミコアイサの絡みを見たいものです。
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