広大な葦原2

また2になってしまいました。笑


ここには他にも、

ジョウビタキ(渡り鳥)。

オスです。

ジョウビタキはピラカンサやヒサカキなど色の付いた木の実を食べてるイメージなんですが、ここは無いよなぁ・・・

都市部の大きめの公園などでも越冬している個体がいます。

こちらを見てポーズを撮っているようですが違います。

誰もいないと思って地面に下りたのに、私がいることに気付いて逃げる所です。笑

メスです。

色は地味ですが、オスと違い顔に黒色が無いので、クリクリの眼が目立ち、綺麗です。

これは7メートル程の距離でした。

こちらを見てポーズを撮っているようですが、誰もいないと思って・・・・・以下略。笑

なんか、「アンタいたの!?」と非難する様な眼で見てますが、君の方が後から来たんだからね。笑


公園や里山など人をよく目にする場所にいるジョウビタキは10メートル以内に近付いてくることもありますが、ここでは恐らく日に数人しか見ないと思うので、とにかく鳥達の警戒心が他所より強いです。

何に警戒するかといえば、動くものと、長方形に丸が乗った人の形です。

なのでここではなるべく、

クルマの陰に隠れたり、(人工物か、自然の物か、など鳥に判断できるはずないので大丈夫です。)

ジョウビタキのオスは、クルマの陰でしゃがんでいたら、クルマの左に写る水たまりに水を飲みに来たようでした。

刈れた葦の中に緑色は目立つんじゃないか?と思われるでしょうが、周りに緑の葉の木やツタなどがありますから問題いありません。

これはカメラを隠しているのでは無く、私が隠れるためです。



アカハラ(漂鳥、渡り鳥)。ツグミ科ツグミ属。

私の住む地域では、日本の北部で繁殖して本州中部以南で越冬する漂鳥と、千島列島やサハリンで繁殖して日本で越冬する両方が混ざっているのではないかと思います。

いや見たまんまのネーミング。笑

近い種でシロハラというのもいます。

そうです。お腹のオレンジの所が白いのです。笑

ツグミ。ヒタキ科ツグミ属。

既に何度か登場しています。

以前から思っていたのですが、アカハラとツグミが変な感じなんです。

アカハラはツグミ科ツグミ属、ツグミはヒタキ科ツグミ属。なんでツグミはツグミ科じゃないんだと。笑

何度もツグミと打ち込んでいるので「ツグミ」という文字がゲシュタルト崩壊してきました。笑

ちなみにシロハラはヒタキ科ツグミ属なので、更に名前はアカハラに似てるのに、ツグミに近いんかい!と余計ややこしくなります。笑



小鳥たちは日の出から10時頃まで採餌したり水を飲んだりしますが、夕方近くまであまり動かなくなります。

なので、去年一昨年とここで飛んでるところを撮影し、今年も目撃例のある「コチョウゲンボウ」を探すことにしました。

コチョウゲンボウは小型のハヤブサの仲間で、ユーラシア大陸で繁殖して、アフリカ北部やインドで越冬するらしいのですが少数が日本で越冬します。

寒さに強い個体が日本で越冬するのでしょうか?笑

日本にはチョウゲンボウという近い種の留鳥がいます。

チョウゲンボウです。

この写真は私の部屋から隣の家のアンテナにとまってムクドリを食べた時の写真で、10メートル以内での撮影でした。


葦原をウロウロとクルマで走っていると、飛んでいるコチョウゲンボウを発見しました。

その後を2台のクルマが慎重に追い掛けています。

コチョウゲンボウは警戒心が強いので、クルマから撮影するというのが基本です。

しばらくするとその周辺で一番高い木にとまりました。

コチョウゲンボウはたまたま飛んでいる所しか撮影したことが無かったので、とまりを撮影観察したいものです。

2台のクルマはそのまま追って行きましたが、私は回り込んで車から降りて葦原を進みます。

個人的にはクルマに乗っていようが、追いかけたら警戒心が増すと思っています。

慎重に、人生で一番慎重に行動しました。笑

込み入った枝ぶりの木にとまっているのであまり良い写真ではないですが・・・

コチョウゲンボウの視線の先に2台のクルマがとまっています。

やはりそちらを警戒していますね。

安全な距離は取れていても、追い掛けられていたので気になるのでしょう。

幸いこちらには気付いていないので、もう少し近づきたいところですが、やめておきます。

2台のクルマがいなくて、周囲を同じように警戒したら私はすぐに見つかるでしょう。

こちらを見つけたら恐らく飛びます。

3~40メートルはありますが、ハトぐらいの大きさなのでこの距離は形容範囲内です。

20分ぐらい撮影して、葦原の中にいると飛んだ時に撮影出来ないので、姿は見えなくなるけど飛び物撮影出来る場所に移動しました。

逆方向に飛ばれたら撮影出来ませんが、今いる木より高い木がある方向で準備です。

15分ほどした時、農道をクルマが動いているのが見えました。追っていた2台のうちの1台です。

これは飛んだなと思い空を見回すと、

こちらに飛んできました。

これだけうまくハマると怖くなります。

これで一生分のツキ使ったんじゃないかって。笑

今年も宝くじは期待できそうにありません。

完全にこちらに気付いていますね。

チョウゲンボウと比べると、背中がグレー、チョウゲンボウは茶、腹側がやや茶、チョウゲンボウはほぼ白。

コと付きますがチョウゲンボウと比べ、それ程小さいわけではなく、チョウゲンボウの中に大きめの個体がいるのでそう見えるではないかと思います。

また近いうちに探しに行きたいと思います。

今回は2台の野鳥カメラマンのクルマを囮に使えたのでラッキーでしたが、1人の時は何か対策を考えないといけませんね。



コチョウゲンボウの撮影は先週で、昨日もここに行ったのですが、消防訓練の日に当たってしまいました。

葦原の立入に制限が掛けられ、入れない場所が出てきます。

ヘリを使った訓練で午前中いっぱいやります。

おぉ~これはこれでカッコイイ!!

ですが爆音でヘリが飛んでいるので、鳥達は落ち着きません。

ムクドリたちも右往左往していますが、留鳥のムクドリは月一ぐらいである訓練は慣れっこなのか、

音がすれば一応飛びますがすぐに食事に戻ります。笑

お陰でベニマシコの飛び物が撮れました。

藪や木の側で飛ばれるとなかなかピントが合いませんから。

仕方ないので、訓練を見学することにしました。

災害時の物資受け渡しの訓練でしょうか、ホバリングしたヘリからウインチで土嚢袋を下ろしたり、上げたりしていました。

ヘリの高度は15メートルぐらいでしょうか。

ヘリの隊員の方、外に身を乗り出してますね。安全帯を装着しているでしょうが、私には無理です。

うわぁ~これはもっと無理だぁ。

救助される時ならいけますが、訓練ではやりたくないです。

ここには書けない身体の一部が、縮み上がります。笑

おぉぉぉぉ・・・

この入る時が一番怖いだろうなぁ。

見てるだけで縮み上がってしまいます。笑

午前中目一杯この訓練を中心に行っていました。

日本の消防隊は世界の中でも優秀だと聞いていましたが、こういう日々の反復訓練のたまものなのですね。


近年、消防車が鎮火して署に帰る際「カン、カン」と鳴らしていた鐘を聞くことがありません。

以前はあれが聞こえたら、鎮火したから安全ですよ分かったのですが、うるさいから止めろと苦情が入ったので今は鳴らさないようです。

消防官や、警察官、自衛官などの方が制服でコンビニやスーパーに入ることにも文句をいい、緊急車両内で食事をすることにも文句を言い・・・

常日頃、人の命を守るために働いてくださる方々を何だと思っているのか?

今の日本、少数の大きな声に敏感に反応し過ぎだと思います。

この日、消防官、警察官、自衛官など人を守る仕事に携わる方々への感謝の念を新たにしました。











zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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