前回に次はアトリを取り上げるようなことを書いたのですが、先日ベニマシコを近くで撮れたのでベニマシコについて書こうと思います。
今回、鳥達の機嫌が良かったのか、以前より近付くことが許されました。笑
私が初めてベニマシコを見たのは、2017年の冬です。
たしかネットで冬鳥を検索していて見つけたんだと思います。
こんなピンク色で綺麗な鳥が日本に来ているということに驚いた記憶があります。
過去のデータを探してみると、
これが一番古いベニマシコの写真でした。
枯葉に被っている上にピントも甘いし、編集で色を濃くしているか、赤を強調しているらしくベニマシコの色が不自然に赤いです。笑
撮影日を見ると11月なので、ベニマシコもこちらに渡って来て間もないので、警戒して奥の方で採餌していたのでしょう。
今なら残さない写真です。笑
暗いうちに現地に着いて日が昇るのを待ちます。
日が昇ると姿を見せ始めました。
この付近には、アトリ科の鳥だとアトリ、ベニマシコ、カワラヒワがいます。
ここにいるアトリ科の鳥は概ね木の実を好んで食べているようです。
アキニレなどのまだ木に残っている実をついばんでいることが多いです。
そして、ホオジロ科だとホオジロ、カシラダカ、アオジがいてこちらは草の種が好みのようです。
セイタカワダチソウなどの穂にある種を食べたり、地面に落ちた植物の種を食べています。
ですが、ベニマシコは地面に落ちている種を食べることもあれば、アキニレの実なども食べています。
アトリを地面で見ることはほとんどないですが、ベニマシコはどちらでも見ます。
私のイメージだとセイタカワダチソウの種が好きという印象で、無くなると木の実を食べるいう感じです。
ここに食事に来る鳥達は、葦原の中にある水場兼休憩場所と採餌場所を行き来していて、いつも30メートルぐらいの場所から撮影しています。
もう少し近くにもアキニレの木があるのですが、奥の木の実が無くならないと手前の木に来ないのです。
更に手前にセイタカワダチソウあって、ベニマシコはそこにもよく来るのですが、藪の中なので遠いとゴチャゴチャして画にならないし、ピントも合いにくいです。
そこに止まっているのを何度か見ましたが、今までは近づけませんでした。
ベニマシコに限らず、なんか、「それ以上来るなよ。」というプレシャーを感じるのです。笑
この日は「あれ?まだいけるな。」と思ったので、いつもは止まっていたラインを1歩踏み越えました。
そこから更に時間を掛けて、許してくれそうな所まで近づきました。
1羽が許してくれると他の個体や他の鳥、アトリやカシラダカなども「アイツはまぁいいか。」とそこにいてもお咎めなしになります。笑
この写真で15メートルぐらいです。
このセイタカワダチソウなどがある藪の後ろにアキニレの木があります。
ベニマシコ夫妻。
右がメスで左がオスです。
この木までは20メートル程です。
1枚の中に4羽のベニマシコ。
去年同じ場所で6羽を1枚におさめたことがあるので別に驚きませんが。(実は心の中でガッツポーズ)
黄丸がメスで、赤丸がオス。左のオスは今年生まれの幼鳥です。
長い時は30分以上採餌しているので、たっぷり撮影出来ました。
私一人だったということも近づかせてくれた要因だと思います。
私が1人で行動する理由もそこです。
自分の都合で好きに動けるということもありますが、1人と2人では鳥の警戒心がまるで違います。
なので、私がまだ何も知らなかった頃にお世話になったお二人以外の野鳥カメラマンと撮影することはありません。
最初は遠くにいたカシラダカも、アトリやベニマシコがおっさんを気にしていないので近くに来てくれました。
この止まっている木が何か?調べてみましたが分かりませんでした。
冬は花や葉など特徴的なものがないので難しいですね。
カシラダカは木に止まっても直接木から実をもいで食べることは殆どないように思います。
私は多分見たこと無いです。
落ちているものを拾ってる印象です。
何かの実を食べようとしていますね。
「おっさん満足か?」
ありがとうございます。笑
おかげさまで楽しかったです。
この日は9時ぐらいに満足してしまって、その後はコチョウゲンボウ探しに勤しみましたが見つかりませんでした。
満足して集中力も無かったように思います。笑
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