久しぶりに関東で雪が降ったので、鳥と雪の写真が撮りたいと思い、色々考えた結果、ベニマシコと雪を撮ろうと思いました。
以前、雪とアオジやルリビタキを撮ったので今度は赤い鳥をと思ったからです。
場所は、去年から何度もきている河川敷の広大な葦原です。
前日の夕方からは小雨になり、夜半にはあがった様でよく晴れていました。
ポイント近くの伐採された葦原にツグミが。
ご覧の通り、積雪量が少なかったうえに雨も降ったので、地面はこんな感じで、木々には雪が残っていません。
少し残念だったのですが、現地に着くと更に残念というか、腹の立つことがありました。
以前からここの前にクルマを停めて撮っている野鳥カメラマンがいるのは知っていましたが、餌付けしながらの撮影だったようです。
壊されたらしいですが、私はその方を支持します。壊されて当然です。
しかしこれ、法的には何の問題も無いんですよね。
あくまで個人的に私が憤ってるだけです。
野鳥の会も個人の楽しみを否定できないが、ハトやカラスは増えると被害が増えるから控えた方がいいなどという曖昧な意見。
こんな張り紙していると、まるで行政か、それなりの研究機関が許可を得てやってるように見えますが、担当課、担当者、連絡先の記載が無いので、餌付けでもしなければろくに野鳥を撮れない、頭の悪いカメラマンがやっているに違いありません。
気分悪いので、取り敢えずベニマシコを何枚か撮ってここを後にしました。
これを設置したバカ共に出くわしたら殴りかかりそうな気がしたからです。
気持ちを切り替えて違う場所に移動します。
ここの近くで鳥というと、コハクチョウとタゲリです。
コハクチョウは川にいるので、雪絡みはあまり期待できないので、タゲリがいる所へ移動です。
いました。
12月に一度来た民間の飛行場です。
その時は100羽近い数がいましたが、この日は2~30羽でした。
毎年来ているのですが、ここは塒になっているようで、早朝に群れのうち半数以上が別の餌場に移動して、夕方帰ってくるので、日中は1/3程しかいません。
雪原を飛ぶタゲリはいいですね。
勿論雪原を飛ぶのを見るのは初めてです。
距離はありますがハトぐらいのサイズなので画にはなります。
ここは近くに藪や葦原もあるので他にも、
タヒバリ(ヒバリ科ではなくセキレイ科)や
ツグミ。
まん丸ですね。笑
そこまで寒くないと思うのですが。それと君近いのよ。笑
ピント合わなくて下がったからね。笑
ホオジロ(こちらはメス)、カワラヒワ、カシラダカもいます。
殆どの個体は飛行場の滑走路の方、近くても3~40メートルの所にいて道路を挟んだこちら側には来ないのですが、
何故か1羽のタゲリがたまにやって来ます。
いつもの戦法で近づきます。
鳥はこんな時、すぐに飛んでしまう個体と近づかれた分だけ離れる個体がいます。
種というより個体差のような気がします。
この個体は飛ばずに自分のパーソナルエリアに入られたら離れる個体らしく、目一杯近づいて20メートルです。
距離さえ守れば採餌もするし、あまりこちらを気にしていないようです。
ミミズが好きなようで何匹も食べていました。
たまにカラスに追われて群れが飛び立ちます。
ハシブトガラスのようですが、多分あいつらからかってるだけなんだよなぁ。笑
昼前にはほとんどの雪は溶けてしまいました。
ここでも腹の立つことが。
ここは河川敷ですが、公共性が高いということで、民間の飛行場が自治体から借りているのだと思います。
当然危険なので立入禁止区域があるのですが、
赤いエリアが立入禁止、黄色のエリアは立ち入りが許可されているところです。
敷地内に利用者や飛行機を見に来た人が停めてもいいよという駐車場がありますが、私は敷地外の青丸の辺りにいつもクルマを停めて、黄色のエリアなどにも入りながら撮影させて貰っています。
この日、私が帰り支度している時に、白いサークル辺りにクルマを停めて、飛行場に入って行くカメラマンがいて係員に注意されていました。
双眼鏡で機材を見た感じだと、飛行機じゃなく、野鳥狙いじゃないかと思います。
子供でも何処から何処が立入禁止なのか分かる表示がしてあるのですが、見た所40は超えてそうな大人が分からないんでしょうか?
今、鉄道カメラマンが問題になっていますが。ミラーレスカメラが主流になって、小さく高性能なカメラが更に普及して野鳥カメラマンが増えてくると、同じことが起こるでしょう。
分母が増えればバカが増えるのは当たり前ですね。
私は野鳥カメラマンに出会っても話をすることは滅多になく、挨拶するだけですが、最近は挨拶する気すらないカメラマンが多い気がします。(個人の感想です。笑)
それは山でも感じています。
野鳥への餌やりを法で禁止してはいません。
恐らく法で禁止してしまうと、ハクチョウやツルなどの保護に支障が出る?
餌やりにムカつくというのは、あくまでも個人の意見です。
一部条例で禁止している自治体もありますが、ハト、カラスなどに限定しているようです。
あの餌付け場所は、頭に来たので、自分のSNSとzoopickerという野鳥写真投稿サイトにこの場所の地図とこの写真を晒しました。
ですが悲しいことに、私はSNS上でも野鳥カメラマンと交流が無いので、フォロワーは雀の涙、zoopickerというサイトも人気が無く過疎っているので、大した影響力はないでしょう。笑
私は自然がやることは見るだけです。
雛鳥が襲われていようが、猛禽類に小鳥が狩られようが見るだけです。
開発などで一部の餌場が無くなったとしても、それで群れが全滅するほど野鳥はやわではないと思いますし。(地球規模の気象変動の話ではなく。)
人のせいで傷ついたりなら助けたいと思いますが、動物同士のすることに関しては手を出す気はありません。
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