毎年カワセミの繁殖を観察している池に行ってきました。
ここでカワセミを初めて撮ったのは2017年の夏で、それから通っています。
以前はハスが咲いていて、カワセミがその花に停まるので、夏になると野鳥カメラマンが集まっていましたが、ここ2年ほど咲かなくなったのでカメラマンも居なくなりました。
ここでカワセミの美しさに魅了されて何ヶ所かカワセミの撮影ポイントに行きましたが、公共の場なのにエラソーな仕切り屋がいたり、常連が勝手に決めたローカルルールがあったり、止まり木を立てていたり、百歩譲って止まり木はいいとしても、その下にザルを置き魚を放す等している所もあり行かなくなりました。
その点ここはハスが咲いてる時期しかカメラマンがいなかったし、咲かなくなってからはカメラマンと出会うことがほぼ無いので足繫く通っています。
さて本題ですが、今の所繁殖の兆候はありません。
数年観察して思ったのは、ここと隣接している川はオスの縄張りのようで、繁殖期になると何処から
かメスがこのエリアにやって来るようです。
ここでは、雛を親離れさせた後から、次の繁殖期まで付近でメスを見ないからです。
繁殖期に複数羽のメスを見ることもあるので、繁殖期になるとパートナーを探して、メスが自分の縄張りを離れて移動し始めるのでは?と想像しています。
オスの囀りに、人には分からない特徴があるのかなとも思います。
フェロモンを察知して?いやそれはないか。
今年はまだメスの姿を見ていませんし、オスもあまり囀っていません。
メスが付近にいる時は川から池に来る時、またはその逆の時も囀りながら飛ぶようになります。
この池は非繁殖期はいくつかある狩場の一つのようで、毎日来るわけではありません。
ですが先週は、午前中だけで、朝の7時から9時と、10時から12時の2回合計4時間たっぷり狩りを撮影観察させてくれました。
多分1年分の飛び込みをこの日だけで撮れた気がします。笑
こういうことがあるから1度も出会えないことがあっても来ちゃうんだよなぁ。笑
太陽が低いうちは羽根が翡翠色です。
太陽が上がってくると青っぽく見えるようになり、日が沈んで来るとまた翡翠色に。
木の上から狙いを付けています。
観察をしているとどの枝にいる時に飛び込むかも分かってきます。
この日一発目の飛び込みはコガモのすぐ脇でした。
どうかな?
あっ、成功のようです。
魚を咥えていますね。
休んでいたのに目の前に飛び込まれて、さらに水しぶきを掛けられたコガモは不服そうですが。笑
私も温泉やスーパー銭湯でオッサンの水しぶき掛かるのは嫌です。笑
その後も何度も飛び込んでくれました。
これはまさに枝から飛び出す瞬間です。
次にこうなって、
離水は一度で行うのではなく、上半身を出して、羽根で水面を叩き、飛び上がります。
叩いた直後です。身体が浮き始めています。
そして離水です。
並べていますが全部違う飛び込みから、分かり易い写真を選んでいます。
この日はそれほど飛び込んだのです。
飛び込んだ回数が多いので写真も多いのですが、カワセミが見ている辺りを予測してカメラを向けておき、飛び込んだ瞬間に微調整するので、ピントが合ってない写真も多数あります。
左右にずれる分には大丈夫なのですが、前後にずれた場合はピンボケになります。
枝を離れて一気に飛び込まず、空中でホバリングしながら魚の様子を伺って飛び込むこともあります。
水面の側にいい具合の枝が無い場所などやることが多く、飛び出した後で魚が大きく動いたり、潜った時に飛び込むを止めてホバリングに移行したりします。
7時から12時過ぎまでで、23回飛び込んで17回成功でした。
獲っているのが一口サイズの小さいさ魚が多いので回数が多いのでしょう。
当然ですが食べたら・・・
出します。笑
私は鳥の排泄の瞬間をよく撮っていて、別にそっちの趣味があるわけではないのですが(笑)、出す瞬間が分かるのです。
種は関係なく、だいたいの共通の仕草があります。
内緒ですが。笑
最終的には尾羽を持ち上げるのでこの瞬間を撮るのはそれ程難しくはありません。
陽が高くなってくると翡翠色というより、瑠璃色か青に見えます。
どちらにしても美しいですが。
かつては清流の宝石と呼ばれていたらしいですが、今ではそこそこの川か池で、魚がいれば見掛けるというイメージです。
都市部で貴重だったのはせいぜい2000年初頭までではないでしょうか。
日本人は、川も空気も綺麗になったことには胸を張っていいと思います。
私も2016年にコンパクトデジカメを買って、何気なく地元の川に撮影に行った時に偶然、
この写真を撮ったことがきっかけでした。(これはめちゃめちゃトリミングしています。)
この時は花や風景を撮ろうと思っていて、鳥を撮る気などありませんでした。
当時は滅多に見ることの出来ない鳥だと思い込んでいたので舞い上がってのめり込んでしまいました。笑
お陰で、鳥だけでなく、鳥が食べる魚や植物、昆虫爬虫類などにも以前より詳しくなり、人生が豊かになりました。
それはそうとそろそろ婚活してくれないか?笑
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