カワガラスの朝は早い。(情熱大陸風)笑
いや、実際早いんですよ。
日の出直後のまだ薄暗いうちから活動を始めるのです。
3日にカワガラスの様子を見に行きました。
3時半に起きて、4時には高速に乗ってました。笑
カワガラスの巣立ち間近になると、それまで4~5人しかカメラマンがいなかったこの場所が、多い時は20人程になります。
なのでベストなポジションを確保するために早く行きます。笑
今回は1番でした。笑
巣の位置は同じなんだから、毎年ベストポジションは一緒だろうと思われるでしょうが、木の枝の伸び方や、背の高い草の生え方が違うので、微妙に違います。
去年何の被りもなかったところが、今年もそうとは限りません。
私は巣作り中から観察しているので、既に何処に三脚を設置するか決まっていますが。
5時に駐車場に着いて準備をしていると、妖怪の鵺(ぬえ)のうめき声が聞こえてきました。笑
実は鵺のうめき声と言われているものはトラツグミの囀りです。
夜半や朝方に「ヒィー、ヒィー」と囀ります。
三脚を設置して姿を探しましたが見つかりませんでした。囀りの録音を試みましたが、川の流れの音にかき消されてダメでした。
近いうち探しに行こうかな。
カメラに戻って双眼鏡を覗くと雛がいました。
私は前回は31日に来いて、その時は巣立っていなかったので、1~2日のどちらかに巣立ったみたいですね。
親は茶色や茶褐色ですが、雛はほぼグレーです。
すぐに何処からかもう1羽現れました。
カワガラスの雛は3日ぐらいは巣の近くにいるので、巣立ち直後に立ち会えました。
結局4羽の雛を確認しました。
ですが、4羽が並ぶことはなかったので、写真ではどれがどれか全く分かりません。笑
2羽が並ぶことは数回あったのですが、3羽、4羽は並んでくれませんでした。
カワガラスは、成鳥でさえ個体の区別が難しいので、雛に至っては・・・無理です。笑
朝方はまだ少し肌寒かったので、まん丸です。
このポーズたまりません。
まるでミソサザイのようです。
2羽で同じ場所を見ていますね。
気になる物でもあったのでしょうか。笑
右上で親鳥がエサ取り中。
既におねだりポーズで囀っています。
はぁ~可愛いですねぇ。
ここに載せる写真を選んでいる時も、これを書きながらもニヤニヤしてしまいます。
外でオッサンが写真見てニヤニヤしていたら即刻通報案件ですね。笑
カワガラスの雛は、巣立った時点で泳ぎ、潜水し、川底を歩くことは出来ます。
ここまでの写真の脚を見ていただくと、納得できると思うのですが、身体に比べ長くしっかりとした印象だと思います。
既に川底を流れに逆らって歩くこともできます。
ですが、羽根はと言えば
ご覧の様なサイズなので、飛ぶのはまだまだです。
ジャンプする程度です。
これは親に餌をねだるポーズです。
泳げると分かっていてもこんな所にいるのを見ると、「危ないから岸にいなさい。」と思ってしまいます。笑
脚の掴む力が強いので、こんな場所もグイグイ登っていきます。
「危ないから降りなさい。」笑
小さな滝のようになった流れの裏側に顔を入れています。
「危ない危ない。流されちゃうでしょ!」笑
更に危険な場所に。
「ひぃぃぃぃ~ほんとに危ないから!」笑
気の小さいオッサンとしては心配で、気が気ではありません。笑
更に更に、石の上から川に飛び込みました!
オッサンは卒倒しそうです。笑
しかし本人はそんなオッサンの心配をよそに・・・・・
スィ~っと泳いでいきます。笑
泳ぎ、潜水し、川底を歩けると分かっていても、雛達が何かするたびにドキドキします。笑
私が勝手に名付けている、「ヒナダンス」も見せてくれました。
朝5時頃から親2羽で雛への給餌を始めて、9時過ぎに頃疲れたのか、1羽は雛がいるこの場所に寄り付かなくなり、1羽は水浴びをし、
羽繕いを始めました。
2羽で4羽にひっきりなしに給餌し続けているので、疲れますよね。
私はここまでで既にメモリーカードを使い切って、ピントが合っていないものやいまいちな動画を削除しながら撮影していたので、引き上げることにしました。笑
今年初めてカワガラスをガッツリ観察しました。
1月31日 既にペアになっていて巣作り中
2月21日 巣に入ると出て来ない個体確認。抱卵中と予想した。
2月23日 この日以降、何度か見掛けた光景だが、朝、メスと思われる個体が、巣から出て時間を掛けて水浴び、羽繕い。その間もう1羽が巣に入り数分で出てくることがあり、数分で出てくるのはオスで、卵内の黄身が片寄らないように回しているのではないかと思います。
3月14日 1羽が、巣内に餌を運ぶのを確認。10日は餌を運んでいなかったのでその間に孵化したようです。巣立ちまで21日~23日なので巣立ちは4月1日から4日頃と予想。メスと思われる個体はたまに出て来ては戻るので、抱雛中のようでした。
3月31日 2羽でひっきりなしに巣内に餌運び。昼近くから運ぶ餌が、昆虫の幼虫より成虫が多くる。過去の経験から、餌が幼虫から成虫に変わった頃に巣立つようなので2~3日で巣立つと予想。とはいえ人の多い週末には行きたくなかった。笑
4月3日 巣立ちを確認。雛の様子などから4月2日巣立ちではないかと思います。
今季初の雛観察が上手くいきました。
幸先良いです。
あぁ、スーパードライと獺祭が旨い。笑
カワセミ夫妻は相変わらず、やる気を感じませんが・・・笑
ですが、知人に教えていただいたのですが、近くでカラスが抱卵中です。
あの池に行く楽しみが増えました。
カワセミの場合、私は散歩中などの地元の方に巣の場所を教えたりしているのですが、カラスの巣の場合、住宅地に近いと、撤去される恐れもあるので黙っていようと思います。
明日にでもこの続き、給餌中の様子をアップしたいと思います。
0コメント