夏鳥はまだ?(花が多め)

夏鳥を探しに、2日程山歩きしてきました。

1日は去年ミソサザイとオオルリを観察した場所です。

駐車場に去年もあったタラの芽が。

去年誰かが捕ったみたいでしたが、ちゃんと次の年も芽が出るように捕っていたのですね。

たまに山菜を、次の年のことなどお構いなしに根こそぎ持っていく人がいますが・・・


登山道を往復2,6キロ、約2時間歩きました。

渓流のあちこちにニリンソウが咲いていました。

お目当ての猫目草はまだの様ですが、来週行けば、もう咲いているかも。

ツボスミレ?

花は見掛けたら写真に撮り、調べるのですが、たまに分からない野草もあります。

最近の画像検索エンジンはとても優秀なのですが、サイズや花が似ていても葉の形が違うなどは判別できません。


去年は今頃はミソサザイは巣作りに入っていたのですが、今年はまだの様でした。

オスが囀っているものの、水辺というよりは山の中腹辺りで囀っています。

あと1週間もしないうちに水辺で巣作りを始めると思うのですが。

オオルリも山の高い所や奥の方から囀りは聞こえますが、姿は見れませんでした。

姿を見たのは、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ミソサザイなど、囀りだけだとアオバト、カケス、オオルリなどです。

そういえば去年はオオコノハズクも見たんだよなぁ。

今年は探してみようかな。


2日目はここ3年程サンコウチョウを観察しているエリアです。

この日は、林業や送電線の保守業者が使う山道、登山道、林道など8キロを4時間程歩きました。

このぐらい歩く時は、水分を多めに、飴などの甘い物、ビーフジャーキーは必ず持って行きます。

駐車場の側の電線にキセキレイが。

高い所で大きく囀っているということは、縄張り主張とメスへのアピールでしょうか。

ヒヨドリもいて、ホトトギスも大きく囀っています。

この辺りは毎年シャガが沢山咲いています。

中国原産の帰化植物です。

あちこちで群生しています。

とてもゴージャスで美しい花です。


まずは去年サンコウチョウの巣を観察し、キビタキ親子を見た場所に行ってみました。

去年観察していた巣が残っていました。

雨風に打たれて去年より丸みを帯びています。

地上から10メートル以内、7メートル程のところでしょうか。

鳥の巣は、使い終わって鳥が近寄らなくなると、すぐにダニなどの巣窟になるらしいので、見つけても持ち帰らないほうがいいですよ。笑

今年もこんな光景見たいです。

サンコウチョウは、2年続けてこの谷ホオノキに巣を作っているので、この谷の何処にホオノキがあるのかを調べるのもこの日の目的でした。

この谷には登山道は無いので、林業者や、東電の送電線や鉄塔の保守点検業者が使う道を、尾根沿いに登っていきます。

ですが今は便利なスマホアプリがあって、GPSを使って自分の居場所を表示してくれます。

しかも同じアプリの使用者が自分が歩いたルートをアップロードすると、他の人のアプリにも表示されるので、道のない所でも誰かの軌跡があれば行けると分かるので、歩くのが目的ではなく、鳥を探すのが目的で、登山道を外れがちな私にとってはとても助かります。笑

この辺は送電線が通っているので、迷っても気が楽です。

鉄塔を目指して歩けばいいのです。

送電線の鉄塔には、保守点検をするためにそこに行くための道が必ずあります。

その道の起点は林道や登山道です。

これは市町村の境界なのですが、スマホのアプリには市町村の境界も表示されているので、こういうのも確認しながら歩きます。

これがあるということは誰かがこれを設置しに来たことがある訳で、迷ったらこれを辿れば、いつか道路なり集落なりゴルフ場なりに着くはずです。

大きなホオノキは3カ所ぐらいありました。

しぼるのは楽ですね。

2カ所は道の無い急こう配を歩かなければいけないので、行くのは楽ではありませんが。笑


尾根を登りきると、登山道に出ます。

登山道ではヤマフジや、

ヤマツツジが綺麗です。

都市部の公園などの手入れされた藤棚や植え込みのツツジも好きですが、山を歩いていて見掛けるとより一層綺麗に見えます。


シジュウカラやヤマガラ、ホトトギスが元気に囀っています。

たまにアカゲラかアオゲラの囀りも聞こえます。

毎年近くで繁殖しているはずなのですが、サンコウチョウに夢中で探していません。

登山道を歩いていると、

かつての見晴らし台が。

鉄製のようですが腐食して床もこんな状態なので登る気にはなりません。笑

休憩を取りながらしばらく登山道を歩いていると、オオルリの囀りが。

まだまだ本気の囀りという感じではありません。

この登山道は最終的に林道に出ます。

林道に出てすぐに道路わきの地面で餌を獲る鳥が。

シロハラです。

君はまだいるのかい?笑

日本に来るシロハラの繁殖地はウラジオストクなどがある、ロシア沿海地方らしいので、近いと言えば近いののかな?

この辺りの林道はそこそこ道が広く舗装もされているので、

家具や大型家電などが不法投棄されているのを見掛けます。

これなどはソファーと小型の冷蔵庫のようなので、業者ではなく個人のような気がします。

個人的にはこういう物の撤去に税金使ってもらって構わないんですが、捨てた人間に責任取らすのが前提らしいので、いつまでも放置されています。

監視カメラがある訳じゃなし、指紋採取するわけじゃなし、目撃情報だけで犯人特定しようとしても現実的ではありませんよね。


更に歩いて湖に出ました。

かつてはそこそこ観光地として整備もされていたようですが、今では主に地元の方の散歩コース、登山者の出発地、探鳥地、ヘラブナ釣りの湖です。

湖畔にはソメイヨシノやなどのサクラの木もあります。

今は八重桜のカンザンが見頃でした。

湖畔を歩いていると、

ムラサキケイマンや、

カラスノエンドウ、

私の好きなヒメオドリコソウが沢山咲いていました。

こちらは調べたら、オオアラセイトウという花みたいで、群生していました。

こちらもシャガ同様中国原産で、江戸時代に輸入栽培していたものが野生化したらしいです。



どちらの地域でもこれから本格的に繁殖に入るといった感じでした。

今季の冬は例年に比べ気温が下がったから少し遅いのでしょうか?

ですが、そろそろ忙しくなりそうです。笑



zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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