カイツブリが子作りはじめました。

カワセミの様子を見にいつもの池へ。

修理に出していた雲台が直りました。

45000円という見積もりだったのですが、31000円で済みました。


池をひと廻りして他の鳥の様子も見てみます。

ゴイサギが来ていました。

ここには何故か夏だけ現れます。

北海道だと夏鳥のようですが、本州以南では留鳥です。

夏だけ南下して過ごす個体もいるようなので、ここに来る個体はそういった個体かもしれません。

ただゴイサギの繁殖は4月~8月と言われているのに、毎年4月頃にここに来る時点で、若鳥を連れています。

ゴイサギの若は通称ホシゴイといって褐色で背中に星柄あり、すぐに分かります。

この日は成鳥2羽、若鳥1羽でした。

多い時だと10羽近いホシゴイを見掛ける時もありますが、親に餌をもらうほどの若はここでは見かけません。

ということは去年生まれの若であろうと思うのですが、その若は何処で生まれたの?

ここでは繁殖していないと断言できるので、ここに通いながらどこか別の場所で繁殖しているらしいです。



カワセミはというと、オスは見掛けますが、メスを見なくなりました。

ここのオスを伴侶と認めなかったようです。

ですが、前から来ているメスなのか、新たな他のメスなのか、昼頃の帰り間際に2羽の囀りが聞こえたので、まだ繁殖への期待は捨てていません。



マガモは私にすむ地域だと冬鳥なのですが、まだいました。

カモ類は越冬地でパートナーを決めて、繁殖地に連れだって帰ります。

ん?後ろに寄り添ってるのはカルガモのメスじゃないか。笑

このカップルにはちょっと思い当たることがあって、冬の間に、

この池でこんなマガモを見掛けました。

身体はマガモなのですが、頭が緑というよりは黒っぽく、嘴が明らかにカルガモの特徴を表しています。

もしかすると、あのカップルの去年の子供かもしれませんね。

冬に撮った写真ですが、こちらがマガモのメスです。

似ていますが、顔、身体の模様が違いますし、判別するのに嘴が一番分かり易いです。

カモ類の交雑は結構あることなので、珍しくはありませんが、点と点が繋がった様でスッキリしました。笑



私は飛んでいる鳥を見ると、シャッターを切ってしまいます。

先程のカワセミだったり、

今回は解像度はいいが、動く被写体に弱いカメラを使っていたので撮れませんでしたが、ツバメなども飛んで来たら撮ります。

あとは、

アオサギ先輩だったり、

ハマシギ。

飛んで羽根を広げていると、停まっている時とは違う羽根の模様が見れたりするので好きです。



この日はツバメが水を飲みに来ていて、どうしても撮りたくて、オートフォーカスがあてにならないので、途中からマニュアルでピントを合わせながら撮影していました。

何枚かピントが合っていたのですが、なんとコウモリでした。笑

大きさと顔つきからアブラコウモリという種のようです。

数年前にもここで撮ったことがあります。

複数の昆虫らしきものを咥えているので、飛びながら羽虫を獲っているようです。

たまにツバメのように飛びながら池の水を飲んでいたので、ツバメを撮っているつもりがコウモリを撮ってしまったようです。笑

コウモリが飛んでいると分かってからは狙って撮りましたが。

調べたら夜行性と書いてあるので何でこんな真昼間に?

30分程は採餌していましたよ。

よほど腹がすいたのでしょうか?

まぁ私も空腹だと寝られない性質ですが。笑

で、結局コウモリは撮れましたがツバメはピントが合った写真は撮れませんでした。笑



カワセミの狩場でオスを待っていると、

折れて池に落ちた枝の所にカイツブリ夫妻がやってきました。

巣作りを始めそうな雰囲気だったので、観察することに。

先日、求愛ディスプレーの「水面ダッシュ」をしていましたし、何度かカイツブリの巣作り、子育てを観察したことがあるので、巣作りをする確率が高いと思いました。

何を根拠に?と言われると困りますが、敢えて言うなら

今では昭和の遺品とさえ言われている「刑事の勘」です。笑

結局ここでは作らなかったのですが、この後約2時間この夫婦の移動に合わせて池の周りをついて回りました。笑




その間、

オナガが近くで採餌をしてくれていたので、撮影していました。

そうそうそのイモムシ、どんどん食べちゃってよ!笑

サクラに木の下でジッとしていると落ちてきます。

たまにクルマに戻ってから、首の辺りがモゾモゾするなと思っていると、イモムシが付いていて、「ヒッ!」となることがあります。笑

そして、オナガの求愛給餌を撮影出来ました。

モズに続いて初めてオナガの求愛給餌を見ることが出来ました。


実は後日別の場所で、撮影は出来ませんでしたが、

ヤマガラの求愛給餌も見れました。

これはメスが羽根を小刻みに震わせて囀りながら、オスに餌を要求している所です。

この時はメスがオスの方に移動して貰っていたので、その瞬間をとることは出来ませんでしたが、見ることは出来ました。

今まで求愛給餌はカワセミぐらいしか見たこと無かったのに、今年一気に3種も見れました。

オナガを堪能しながら、カイツブリ夫妻も気に掛けていました。



【閲覧注意】ヘビの写真があります【閲覧注意】








オナガを撮りながらも、たまにカイツブリを撮ったりしていたのですが、この写真カイツブリの後ろに枝のような物が・・・・・

枝だと思たら動きだしたので拡大すると、ヘビでした。

色からしてヤマカガシのようです。

毒を持っていますが、毒性が強くないのと人に対しては量が少ないので、死亡例は少ないようですが重症化する場合もあるようです。

アオダイショウやシマヘビが泳いでいるのは何度か見たことがありますが、ヤマカガシが泳いでいるのは初めてみました。

嫌いな人はゾッとするのでしょうが、湖面に映る新緑とヤマカガシ、とても綺麗です。




あっ、それでカイツブリ夫妻ですが、やはり巣作りしていました。

池に垂れ下がった枝を利用して、8割方完成しているようです。

餌を食べるために池を周りながら、他にいい場所がないか探していたようです。

一昨年は巣で交尾したのは確認しましたがやめてしまい、去年は地元の方が卵を確認したが増水で巣が流されてしまったらしいです。

ここの池は雨水調整池なので、雨量が多いと急激に水量が増えます。

ちゃんと交尾できたか微妙ですが(オスとメスが総排泄口をこすり合わせる)、オスは尾羽を左右に振っているし、オスが下りた後のメスを見ると、尾羽を上げて総排泄口を擦り合わせやすいようにしているので出来たのではないでしょうか。

カイツブリの脚の構造上、後ろに歩くのは困難なので仕方ないのですが、交尾が終わった後、メスの頭を踏みつけながら下りるのは・・・・・笑

今回の巣は枝を利用しているので、雨台風でも来て雨量が増え、相当水嵩が上がらない限り流されることはないのでは?と思います。

何とか台風シーズン前に巣立ちまでいってほしい所です。





カイツブリ夫妻について回りながら、求愛ディスプレーなども動画で撮れたのですが、ご存知の通り現在統一地方選挙が行われていて、候補者の音声が入ってしまい、地域が特定出来てしまうのでアップしませんでした。笑



カイツブリ夫妻の繁殖がうまくいきますように。

zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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