カイツブリの様子を見に行きました。
6時過ぎに巣の場所に行き、ここでよく一緒に鳥を観察する知人がいたので巣を観察していましたが、夫妻は対岸付近にいました。
抱卵期でも巣を空にすることはあります。
そんな時は葉などで卵を隠しています。
この時もきちんと隠されていたので、そのうち戻ってくるだろう思っていました。
ですがなかなか戻らず、そのうち二人とも付近にいたゴイサギの若とササゴイに夢中になっていました。
【閲覧注意】アオダイショウの写真があります【閲覧注意】
知人は7時半頃に引き上げて、直後に見に行ったら巣にアオダイショウがいました。
体長は2メートルぐらいはありそうでした。
私が見つけた時には卵を飲み始めていて、30分程で全ての卵を飲み込んだようでした。
恐らく最初に見つけた時に、巣の手前に石でも投げて水音をたてればアオダイショウは逃げたでしょうが、既に場所を知っているので再び現れたでしょう。
それよりなにより、私は「自然のやることに手も口も出さない」方針ですし、鳥の生態を見たり知ることが好きなので、私にとってはこれもその一部なので、淡々と観察し、記録するだけです。
今思うと、親鳥が2羽とも1時間以上たっても巣に近寄りもしなかったのは、そもそもアオダイショウが近づいてきたので、避難したのではないかと思います。
本格的に鳥見をはじめてまだ7年目の若輩者で、十数種の繁殖を見ただけですが、野鳥の親子の間にいわゆる「愛情」は無いと思っていて、雛といる所を襲われたら(雛の成長具合、親鳥の年齢や致命傷の有無などで変わるでしょうが)自分の命を優先するのではないかと思います。
私が実際見た例だと、近くに敵がいるのを見つけたら威嚇、攻撃するが、雛が咥えられる掴まるまでされたら何もしなくなります。
ヘビなどの場合は巣に入られた時点で親は逃げます。
雛が生き残っても繁殖できるまで成長できないだろうし、自分が生きていればまた繁殖できます。
雛に対する行動は、「全て子孫を残す為」以外の意味はない思っています。
この日は昼頃までいましたが、一度も巣に戻らないどころか近寄りもしなかったので、危険を察知して巣から離れた可能性が高いと思います。
アオダイショウの存在を知らなければ戻るはずです。
たまに夫妻が囀り合っているのを聞くと悲しくなりました。
私にも人の心が残っているようです。笑
今回の巣があった葦や藪状の場所はヘビが好むし、鳥類や小型の動物が繁殖場所にする典型です。
カイツブリの巣の場所の選定ミスだったと思います。
カイツブリは留鳥ですし、シーズンに3回繁殖という例もあるようなので、まだ繁殖する可能性はあります。
ニワゼキショウと、
イモカタバミがとても綺麗でした。
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