2020年頃までは、この池で毎年繁殖していましたが、2020年の冬にササゴイが繁殖していた木を間伐してから繁殖しなくなっていました。
ササゴイは九州以南だと留鳥の地域もあるらしいですが、この辺では春先にやって来る夏鳥です。
ササゴイが繁殖していた頃はハスも咲いていて、
こんな光景も見れていました。
多分ですが、3年ぶりのササゴイの繁殖なのではないでしょうか。
ササゴイと言えば、オイカワという綺麗な婚姻色の魚を獲る写真で有名です。
ササゴイの成鳥です。
私はゴイサギの若が飛び回っていたので、撮った画像をよく確認もせずゴイサギの成鳥だと思っていました。
こちらがゴイサギの成鳥です。
よく似ていますが、簡単な見分け方は、目の色がゴイサギは赤、ササゴイは黄色です。
そこをハッキリ確認しなかったのです。
まだまだですね。
こちらはゴイサギの若鳥です。
巣材かのように枝を運んでいますが、気に入った枝を持ち歩いているだけです。笑
この枝をどうするわけでもなく、持ち歩き、飽きると捨てて、また気に入った枝を見つけると持ち歩きます。笑
カイツブリの成鳥が巣に戻るのを待ちながら、ゴイサギの若を観察していると、知人がゴイサギの成鳥が巣材を木の中に運んでいるのを見つけました。(ササゴイなんですが、この時はまだゴイサギだと思っていました。)
知人は野鳥カメラマンではないのですが、素晴らしい観察眼の持ち主です。
私も巣の場所を教えてもらい観察していると・・・
この画像を見てササゴイだと気付きました。
赤丸部分が巣です。
知人が帰ってからも観察していると、
近くの木に行き手頃な枝を折り、
巣に持ち帰ります。
この日初めて気付いたのですが、ササゴイは木の枝を折って巣材にしています。
カラスや、ツミなどは既に落ちている枝を拾って巣材にします。
この違いは何でしょう?また疑問が増えました。笑
観察していると、どうも1羽は巣に居て、運んでるのは1羽だけです。
疑問に思ってスマホで検索してみると、主にオスが巣材を運び、メスがそれを組み合わせて巣を作っているらしいです。
そういう習性なのですね。
この場所が全く巣が見えないので、見える場所を探して移動です。
巣作りを始めたばかりのようなので、慎重に付近を探してそこそこの場所を見付けました。
枝や葉が被りまくりですが、これ以上の場所はありません。
2時間以上ここにいてもササゴイ夫妻は気にせず巣作りをしているので、ここでの観察は許されたようです。
しばらく観察していると、
交尾を始めました。
分かり難いのですが、赤がメス、青がオスです。
野鳥は交尾を巣でする種と、巣以外でする種がいます。
カワセミのように巣がトンネル内だったり、樹洞を利用して巣にしている種は当然ですが巣以外で交尾をします。
まるで森か林の中のようですが、都市部住宅街の雨水調整池で私の3メートル後ろは両側2車線の幹線道路です。
たまにする金属音は、クルマが道路の排水溝の金属の蓋を踏む音です。
以前の巣は丸見えになるポイントがあって交尾もハッキリ見えたのですが・・・
カイツブリは残念ですが、人の力ではどうしようもないし、アオダイショウの方も繁殖期なので仕方ありません。
カイツブリもエビや小魚を餌にしていますから。
今度はササゴイ観察に通うことにしましょう。
カイツブリもまた違う巣で繁殖を始めるかもしれないし。
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