鳥友さんに教えていただいた場所に行ってきました。
隣県のけっこう北部です。
うちから約1時間なので通常通勤範囲なのですが。笑
その前日はいつもの里山にサンコウチョウの様子を見に行きましたが、囀りながら飛んでいて、まだ自分の縄張りを決めかねているようでした。
遊歩道を歩いているとオオルリ夫妻を見掛けました。
数十秒差で同じ木に停まったので夫妻だと思います。
この辺に切り立った岩場があるので、そこらで繁殖してくれるといいのですが。
次回岩場まで行ってみますかね。
田んぼ付近にはこの子が。
背中の模様がハートみたいです。
この角度だと耳がサクラ耳にカットされているように見えますが、そういう形の耳です。
外飼いのネコの飼い主、地域ネコという考え方にに対しては色々思う所はありますが、可愛いものは可愛いです。
しばらく見ていると何かを狙うように移動を始めました。
狙われているのは・・・・・
この方です。笑
母衣打ち(ほろうち)をしていたのですが、ネコの接近に気付いてその場を離れます。
そして新しい場所ですが、向かっている最中に結構な雨が降りはじめ、着いてからも降っていました。
1時間ほど食事したり、山歩きアプリで付近の地形をみたりしていましたが、雨は止まずです。
ですが小雨になっていたので林道を歩いてみました。
囀りは、ウグイス、ヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、ヤマガラなどです。
1時間程鳥達が何処で囀っているかと、林道から山に入れる場所の確認をしながら歩きました。
ここはまた来ることにして次の初めての場所に向かいます。
次の場所は、ここからクルマで10分ほどの里山付近の渓谷です。
無料駐車場に着き、渓谷に向かう途中でキセキレイが元気に囀っています。
そして、最初に目に付いたのが分蜂したミツバチです。笑
分蜂とは、巣に新しい女王バチが生まれると、先代の女王バチは巣を譲り働きバチを引き連れて巣を出ます。
そして新しい巣が出来るまでは、こんな風に働きバチが女王バチを守るようにして過ごします。(中心部に女王バチがいます。)
私は毎年1度程度見掛けます。
ミツバチはスズメバチやアシナガバチと違い、刺すと自身の命に係わるので滅多に刺しません。
ですから、静かに近付けば観察することが出来ます。
近付き過ぎにはお気をつけください。
人もミツバチの女王のように、老害などと言われぬ様に引き際を見極め、スマートに後進に道を譲りたいものですね。
河原にはカワセミやシジュウカラ、カワラヒワがいました。
遠くで「東京特許許可局」とホトトギスの囀りが聞こえます。
少し歩いて駐車場に戻る途中で、キセキレイがやけに絡んできます。
地元のヤンキーか。笑
最初、雛が親に餌をねだっているのかと思っていましたが、
キセキレイのメスでした。
この写真は一度クルマに戻ってメインカメラで撮ったものですが、顔周りがグレーで喉元が白いのがメスです。
私は近くで囀りが聞こえたら取り敢えずしゃがむのが習慣になっているので、そうしていたら頭上に来たので、撮影しようと離れるとまた頭上に来て囀ります。
明らかに私を警戒、威嚇しているようなので、近くに巣があるのでは?と思いクルマに戻って観察することにしました。
「このオッサン怪しいわよー!!」ってことですね。笑
巣に近付いて悪かったよ。ごめんごめん。笑
するとオスもいて、
顔に黒が多く、喉元が黒いのがオスです。
停まっている場所が少し違いますが、同じ枝に停まっています。
夫妻のお気に入りの木の様です。
これは繁殖期だけで、冬には喉元の黒い所が白っぽくなるので冬は雌雄の判別が難しくなります。
クルマからしばらく観察しているとやはり巣があるようで、
餌をもって巣に行き始めました。
こちらはメス。
こちらはオスです。
けっこう大きな餌を運んでますね。
屋根から一度この窓に下りて・・・
この建物の、棟木のところに巣を作っているようです。
キセキレイが渓流の岩の窪みに巣を作っているのは見たことありますが、こんな所に作るとは・・・
ここは駐車場内でここからトレッキングや散歩に出かける人がいるので、その度に雌雄どちらかがその人の頭上を飛んで警戒の囀りをします。笑
巣からクルマまで15メートル程ですが、警戒の囀りをされないので、ここでの観察は許してもらえたようです。
実はこの建物、駐車場のトイレです。
しかもよりによって、女子トイレ側に巣を作っています。笑
先程の窓も女子トイレの窓です。
そんな場所にカメラを向けていたら通報案件ですよ。笑
なので人がいる時や、キセキレイがいない時は明後日の方にカメラを向けていました。
殆どの鳥は餌を与えに巣に行き、出る時に雛の糞を持って出ます。
そして飛びながら捨てます。
落としたあたりを探してみるとありました。
主に昆虫や幼虫を食べているので、白いものに混ざって消化しきれなかった硬いものがあります。
撮った写真を見ていると、餌がトンボなどで大きく、親は巣に入ってすぐに出てくるので、中で獲物を解体しながら複数の雛に与えているのではなく、1羽の雛がトンボなどの大きな餌を食べているようです。
ということは雛が結構大きくなっているということです。
観察していると、オスは餌を持ってくるとすぐに巣に入るのですが、メスの方は餌を持たず巣の付近で囀ったり、餌を持ったまま巣の側でホバリングしたりして、巣立ちを促しているように見えます。
巣立つかも?と思い昼過ぎまでいましたが、如何せんオスの方はすぐに餌をあげてしまうからか、この日は巣立ちませんでした。
メスもそのオスの行動にイライラしているかもしれません。笑
巣立つかもしれないので次の日も行きました。
6時から観察開始です。
ところが、前日と違いメスが見当たりません。
オスもいるにはいますが、巣のある建物に近付きません。
餌を獲っても自分で食べています。
これは昨日の夕方にでも巣立ったのか?と思っていました。
ですが、1時間ほど経った頃・・・
オスが近づいて行って、飛び回ったり、囀ったり、
巣のある建物の屋根でも囀っていました。
これはもしや巣立ちを促しているのか?
数十分おきにこんな行動をしていた3回目ぐらいに・・・・・
おぉ!!
雛が出てきました。
オスが出てきたかどうかのぞき込んでいます。
そこからでは雛の姿が見えないようで、盛んに囀りながら巣立ちを促しています。
雛の囀りに似た囀りが親鳥の囀りです。
まさに巣立った瞬間を撮影出来ました。
昨日初めて来て次の日巣立ちに立ち会えるなんて出来過ぎです。笑
巣立った雛は、夫妻のお気に入りの木の根元の藪の中に飛び込んで行きました。
この1羽が巣立った後オスは、巣立ちを促す行動をしなくなり、なかなか駐車場付近に来なくなったので最後の1羽だと思っていたら2度ほど巣に入り、糞を持って出たことがあったので、もう1羽いるようです。
私の想像ですが、巣立った雛の前(昨日の夕方か今日の早朝)にも巣立った雛がいて、メスはそちらについているのでは?と思います。
この日メスの姿は見れませんでした。
もう1羽いることが確実になったので、その巣立ちも観察しようと思っていたら、昼過ぎに予想外の、とんでもなく素晴らしい出会いが・・・・・
長くなってしまったのでそれは次回で。
と言っても今日中に書きますが。笑
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