というわけで、恐らくもう1羽いるであろうキセキレイの巣立ちを待っている時、遠くの空を飛ぶ鳥を発見。
前日からハシブトガラスは飛んでいましたが、目視の時点でカラスやトビではないことは分かっていました。
飛び姿や尾羽の形などでです。
これではさっぱりです。笑
最初はオオタカかな?と思っていました。
この時は近くには来ないだろうと思っていてキセキレイの方を気にしていたのですが、
気付いたら結構近く来ていました。
サシバでした。
4月10日の私のブログで、都市部で見掛けて驚いた、繁殖地に向かう立ち寄りだろうと書きましたが、ここでこの時期だと立ち寄りとは考えにくいです。
サシバは日本で繁殖して冬季には九州、南西諸島、台湾を経由して東南アジアやニューギニア島に渡り越冬します。
私が毎年長野県までタカの渡りを見に行った時に、一番多く渡って行くのがサシバです。
北関東に有名な繁殖地があり、この近辺でもサシバの繁殖を謳っている自治体はありますが、過去のことだと思っていました。
ですが調べてみると、私の住む地域のサシバの雛が巣立つ時期が6月下旬から7月上旬らしいので、今現在、孵化寸前か既に育雛中ではないでしょうか。
ハシブトガラスに追い立てられたりしてかなり近くに来ました。
おぉ!やはりカッコいいですね。
初夏にサシバをこんな近距離で見れるなんて夢のようです。
というか、タカの渡りの時はこんなに近くには来ませんからこれはヤバい距離です。
多分こちらがオスです。似ていますが、胸の模様や尾羽や風切り羽根の欠損具合が違うので、別個体と分かると思います。
サシバの雌雄の見分けは、白い眉班が目立つのがメス、オスは目立たないです。
この写真では分かり難いですが、他の写真を見ると羽根の欠損が多い方がオスではないかと思いました。
しばらく観察していると、カラスやノスリが、
この黄色のエリアに入るとサシバが現れるようで、ますますこの辺りで繁殖している可能性が・・・
そして2度ほど水色丸に下りるのを目撃しました。
右下のPが駐車場で、水色丸の谷までが300メートル手前の山までが200メートルです。
繁殖中のサシバの行動範囲は半径500メートルと極めて狭いみたいなので、孵化すればこの手前の田んぼで狩りをするのではないでしょうか?
一度枯木に停まってくれました。
写真の赤丸辺りです。ここまで200メートルあるので鮮明な写真ではありませんが、何かを咥えています。
大きめのトカゲかカエルのような気がします。
そしてもう一つ驚きの種が。
こちらはサシバの縄張りと思われる所に侵入してきたノスリなのですが、
これを威嚇しに現れたのが・・・
この上の個体。
私にはハチクマに見えるんですよね。
下はノスリです。
最初、縄張り付近に来たノスリを迎え撃って出たサシバだと思っていたのですが、この写真を見るとハチクマ?
この写真はサシバの縄張りと思われる所からさらに離れて、1キロ近く向こうなので全く鮮明ではないのですが・・・・・
ハチクマもサシバ同様日本で繁殖し、東南アジアなどで越冬します。
ハチクマだとしたら、巣立ちは8月半ば過ぎらしいので、こちらはまだ立ち寄り若しくは繁殖地を検討中かもしれません。
週末は台風が来ているので、来週早々にもまた行ってこの辺の山に入りつつ、繁殖中なのか?あれはハチクマなのか?その辺を確かめに行こうと思います。
6月2日 17時追記
この降雨時間と降水量は・・・・・
カイツブリの巣が心配ですね・・・・・
あそこは雨水調整池なので当然水位が上がるはずですから・・・・・
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