サシバとハチクマを見てしまったら、スルー出来ません。笑
駐車場に着いて食事を済ませたら、近くの山を歩いてみることにしました。
紫色が私が歩いたルート、オレンジの点はこのアプリを使っている誰かが歩いた場所です。
黄丸から出発して赤矢印は山の中で、青矢印からは舗装された農道や市道です。
グレーの部分は斜面です。
谷から上がってからはずっと尾根を歩き市道に出ました。
スタート直後、谷から山に入ったのですが、このアプリ使用者が立ち入った形跡無いので予想はしていましたが、ホントに道がありませんでした。笑
私の身長ぐらいの低木や、下草で歩くのが困難だったので、途中から尾根まで登りました。
流石に尾根は誰かが歩いた形跡があります。
山に入って簡単にサシバやハチクマの巣が見つかるわけなどありません。
運が良く、山から出る所や入る所に遭遇すれば見つけられるかもしれません。
翼開長1メートルを超える鳥が巣を作れる木があるのか、あるとしたらどの辺かを知りたいのです。
尾根を歩いていると、
【閲覧注意】動物の糞の写真があります。【閲覧注意】
二ホンジカでしょうか?
乾いているので今日ではなさそうです。
多分、イノシシ。
これも乾いていました。
久々に見ました。
タヌキのため糞場です。タヌキの共同トイレです。
タヌキは何故か複数の個体が同じ場所に糞をします。
一説によると、仲間の糞の臭いで、食べてるものや仲間の健康状態などを知る場として利用しているらしいです。
尾根歩きでは、キビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、クロツグミなどの囀りは聞こえましたが、写真には撮れませんでした。
四つ足動物の糞を撮るために山に入ったみたいになってしまいましたね。笑
アプリの表示通り、尾根の手前は広葉樹、奥側(北)は針葉樹で、サシバは針葉樹の高木に巣を作るらしいので、作るとしたら尾根の北側でしょうね。
途中農道を歩いている時に、ツバメの雛が巣立っていて親から餌をもらっていたので、駐車場に戻りカメラを準備します。
昼過ぎまではサシバかハチクマを待とうと思っていたので、出てくるのを待ちながら撮影していました。
電線に停まっているのが全部雛で、飛んでいるのが餌を持ってきた親鳥です。
写っていませんがこの一家には5羽の雛がいました。
近くにもうひと家族います。
雛は嘴の下、人間のあごにあたる部分の茶色が親鳥と比べて薄いです。
ツバメは巣立った時にはそこそこ飛べる状態です。
2羽で猛アピールです。笑
こちらは右が雛。
ちょうだい!ちょうだい!!
ちょうだい!!!ちょうだい!!!!
ブッチュ~!笑
よく見ると親鳥は結構奥まで嘴入れてますね。
雛はオエッとならないんでしょうか?笑
雛が上手く食べられずに落としてしまいました。
こういうことがあるから奥の奥まで差し込むのでしょう。笑
ツバメの巣は街中にいくらでもあるし、雛への餌やりも見掛けるのですが、巣があるのは大体民家だし、餌よりも街中の電柱などにいたら民家にレンズを向けることになってしまうので気楽に撮影するわけにいきません。
狭い道路や歩道に三脚立てられませんし。
冗談抜きで通報されます。笑
ツバメの給水は停まって飲まずに、飛びながら飲みます。
池や河原でも見ることがありますが、田んぼの場合、飛びながら水生昆虫などの餌を探しているようです。
基本は飛びながら、飛んでる虫をキャッチするのですが。
水田を飛ぶツバメが狙っていたのですが、20メートル以内で高速で飛ぶので、この2枚はどちらもピントが合うのが遅いので(イネや田んぼのあぜにピントが合ってしまう)、やや後ろからの撮影になっています。
ですが、
雛の場合はまだ親鳥程のスピードで飛べないので、いい感じに撮れます。
いっちょ前の面構えですね。遅いけど。笑
このように雛達もたまに給水したり兄弟でじゃれあったりで飛ぶことがあります。
雛達が飛び回ってる間に親鳥は・・・・・
(センシティブな内容を含みます。笑)
イチャイチャしていました。笑
ツバメの交尾を撮ったのは初めてだったので小躍りして喜びました。
雛達に気を取られて危うく見逃すところでした。
ツバメは渡りを開始する秋までに2回は繁殖します。
多いと3回ということもあります。
巣立ち率が約50%とあまり高くないということもあるかもしれません。
ツバメ一家に遊んでもらって昼近くになった頃、山の方でカラスが騒いでいました。
すると、
ハチクマ登場!
サシバ同様、日本で繁殖し、東南アジアなどで越冬します。
ハチを食べるクマタカに似た鳥ということで、ハチクマです。
ハチと言っても、いわゆるハチの子(幼虫)や蛹を食べるのですが、それ以外にも昆虫や鳥の雛、爬虫類なども食べるようです。
ハチクマは産卵期が6月頃からと遅いので、雛の成長を渡りに間に合わす為に、栄養価の高いハチの幼虫や蛹を食べるのでは?と言われています。
毎年秋に、長野県までタカの渡りを見に行きますが、その時一番多いのがサシバ次いでハチクマです。
前回と違い近くの山の中に潜んでいたようです。
そこをハシブトガラスがチョッカイ掛けたみたいです。
ナイス!ブトさん!!笑
ハチクマからしたらいい迷惑でしょうが。
取り敢えず数百メートル離れた別の山の木に避難しました。
私は、8キロの機材を担ぎ、老体に鞭打って近くまでダッシュです。笑
ハシブトガラスに追われて警戒しているので、100メートルぐらい離れての撮影です。
しばらくすると、
こちらに向かって飛んできました。
ブトさん達は近くには居なくなったようです。
私は田んぼの農道にいたのですが、
真っすぐこちらに向かってきて真上20メートルぐらいを通過です。
羽ばたいていれば羽音が聞こえていたでしょう。
いやぁそれにしても綺麗な個体ですね。
まだ若いのかもしれません。
尾羽の黒い帯が太いし、風切り羽根にも帯があるのでオスですね。
メスは風切り羽根に帯がありませんし、尾羽の帯は無いか、かなり細いです。
タカの渡りでは数は沢山見れますが、こんなに近くで見れることはありません。
「年甲斐もなく興奮した」と言うと映画やドラマに出てくるスケベジジィみたいですが、まさにそんな感じでした。笑
いやぁ、この辺で繁殖してほしいですね。
巣を見つけるとかどうでもいから、できれば近くで繁殖してもらって、狩りとか雛への給餌とか見たいですねぇ。
是非お願いします。
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