まずはじめに前回のブログでそろそろ孵化すると言っていたササゴイですが、残念ですがダメでした。
朝巣を見に行ったら親鳥がいなくて、半日観察していましたが親鳥は戻らず、池にも周辺の川にもいませんでした。
孵化前にヘビに襲われたか、孵化直後カラス襲われたか・・・
ですが、過去にはこの池で2回繁殖したこともあるので見守りたいと思います。
何かの理由で一時的に親鳥が巣を離れていた可能性もあるので、週明けにもう一度見に行きたいと思います。
最近何度か行っている里山に猛禽類探しに行ってきました。
お目当てはサシバとハチクマです。
渡りの時期にさんざん見てるし撮っているのですが、それは殆ど飛んでいる所で、何処かに停まっていたり、羽繕いをしたり、何かを食べていたりといった彼らの「日常」は見たことがありません。
繁殖期にこの地域にいるということが分かったので、是非ともそんな場面を見たいものです。
朝着いて車内で食事をしていると、電柱に何かがとまっているのが見えました。
サシバか!と思い食事を切り上げカメラを用意して撮影すると・・・・・
ノスリでした。
ノスリは日本北部で繁殖する個体は南に移動して越冬します。
四国での越冬数が多いようでが、九州でも越冬するらしいです。
私の住む地域では冬でも生息しているので、珍しくはありませんが、もしかすると夏と冬で個体が入れ替わっているかもしれません。
私は個人的に、「渡り」というのは国外まで行くことで、日本国内でのことは「移動」と言っています。
ノスリが電柱にいると、カワラヒワやスズメが集まって来ていました。
この写真はカワラヒワの群れです。
ノスリの主な餌は、昆虫や爬虫類、両生類で、小鳥を襲うことは殆どありません。
あったとしても稀で、弱っている個体か、雛を襲うぐらいです。
カラスはウザ絡みしてくるし(笑)、オオタカ、ハヤブサなどは普通に小鳥を襲うので、防衛の為にノスリに寄っていくのではないでしょうか。
ノスリはこの山で営巣中と思われます。
電柱停まりや、前回来た時は餌のウシガエルを運んでいたり、ノスリのそういう所は初めて見たので、楽しいのですが、サシバやハチクマのそういった場面も見ていものです。
次の日小さいカメラを持って、以前山を歩いていてアオゲラが繁殖期特有の囀りをしていた場所に行って、営巣していないか観察しましたが、この日はやって来ませんでした。
ノスリの観察をしに移動しようと山を下りました。
ここの山道入り口は山腹で開けているので、方角は限られますが、周囲の山が見渡せます。
ここなら猛禽類が飛んだら画になるし、目線に近い角度で撮れるなぁ・・・
と思っていたら、
ノスリやトビではない猛禽類が山の中腹に入って行きました。
慌ててクルマに戻りメインのカメラを用意しました。
三脚を抱えて登山口に戻り、しばらくすると、ハチクマとサシバが現れました。
サシバの方はすぐに山の中に入ってしまいましたが、ハチクマは旋回しながら上昇を始めました。
飛びながら、脚をペロペロしたり、
羽繕いをしたりしています。
上昇気流が弱いのか、時間を掛けて上がっていったのでたっぷり撮影出来ました。
ハチクマのオスのようです。
尾羽の横線が太いのがオス、細いのがメスです。
ハチクマが飛び去っても、サシバが山に入ったのを見てしまったのでここから動くわけにはいきません。笑
今日は10時ごろには引き上げようと思っていたのですが、作戦変更です。
ハチクマが去ってすぐに今度はつがいと思われるサシバが。
手前に写っているのがオスだと思います。
この写真も同じ個体です。
2羽とも風切り羽根が欠損していて、その欠損具合で個体の判別できます。
もちろん新たに生えたり、違う場所が欠損したりするので、長期的には使えない判別方法ですが。
こちらがメスだと思います。
眉斑が有りはメス、無し若しくは薄く、目立たないのがオスです。
それとこちらのメス、お腹に横縞がありません。
生後何年ぐらいで横縞に生え変わるのか分かりませんが、横縞が無い個体は若いと言われています。
なんか私に文句言っているようですね。
あれ?何かお気に障るようなことしましたか・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル笑
以上と違い山の中腹なので、目線に近い所で旋回してくれると「背打ち」と言って背中側が見えます。
猛禽類は上空高くを飛んでいることが多いので、あまり背中側が見れることがありません。
なので背打ちが撮れると嬉しいのです。
一番近くに来た写真です。
私の真上を通り山の何処か、私がいる場所から遠くない場所に停まったようでした。
この後はあまり近くで飛びませんでしたが、5時間で6回ぐらい現れてくれました。
近くを飛ぶかどうかは鳥達のさじ加減なのでどうしようもないですが、ここは出現率が高いので近くを飛ぶ可能性も高いということです。
引き続きここに通いたいと思います。
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